英語が苦手だ。学校の授業がちんぷんかんぷん。英文法を丸暗記で済ませてしまっている。『ネクステージ』などの文法問題集が全然覚えられない。

そんな人にオススメの文法講義本が『世界一わかりやすい英文法の授業』です。 1冊で英文法の基本事項を網羅できる本。丸暗記で済ませてしまっている「仮定法」「時制」などをイメージを重視して解説してくれています。 今回は『世界一英文法』の内容と使い方を解説します。

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基本スペック

  • [ジャンル]英文法講義本
  • [問題数]42単元
  • [難易度]入門、易しめ
  • [必要学力]中学英文法
  • [到達レベル]理解本なのでこれ1冊では伸びない
  • [勉強期間]2週間
  • [使用目的]英文法の基本を理解するため
  • [勉強目標]各例文を用いて文法の基本を説明できる
  • [対象者]英語初級者

『世界一わかりやすい英文法の授業』は関正生先生が解説する「英文法の初級講義本」です。 難しい事は書いてありません。細かい文法事項は省いていて、基本的な部分のみ解説しています。なので初級者にも読み進めやすい。

レビューの中には「物足りない」「これだけでは足りない」というものがありますが、この本の良い部分が全く理解できていないです。

この本は、英語が苦手な人が英文法の全体像をつかむための本です。したがって、既にある程度英語ができる人や英語が得意な人は本書を読む必要はありません。

英語が得意な人はNext Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服』などの文法問題集を勉強するか、『一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)』などを読めばいいです。

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内容

本書の内容は以下の通りです。目次を引用したり、僕が各項目の説明を書きました。

  • 時制…現在形・進行形・完了形
  • 仮定法…仮定法のイメージ、ifがあれば仮定法ではない?
  • 助動詞…willは「〜でしょう」ではない、mustとhave toの使い分け
  • 不定詞…不定詞は未来志向
  • 動名詞…動名詞を取る動詞
  • 分詞…超カンタン判別法
  • 音韻…丸暗記なしの熟語習得法
  • 倒置…なぜ倒置がおきるの?
  • 受動態…どういう場面で受動態を使うの?
  • 比較…no more thanの超カンタン和訳法
  • 文型…文型から知らない動詞の意味がわかる
  • 語法…marry, that節をとる動詞の語法、rob,tell,感情を表す動詞等
  • 冠詞…aとtheのネイティブ感覚
  • 名詞…不可算名詞の考え方
  • 形容詞…まぎらわしい形容詞の瞬間判別法
  • 副詞…頻度の副詞の位置
  • 接続詞…so that構文
  • 関係詞…返り読みしない関係詞の訳し方、what、everがついた複合関係詞

使い方

  1. 使い方は基本的に本を読むだけでいいです。
  2. 本書は例文に偉人の名言や映画のセリフなどが使われています。
  3. 暗記する価値のある英文ばかりなので、英文を覚えつつ、その例文を使って各英文法のポイントを説明できるようにしましょう。

I wish I could go to the party, too! (『シンデレラ』)

この例文を使って、仮定法とはどういうものか、友人や家族に説明できるようにしましょう。イメージが大切です、イメージ!

どんな人がやるべき?

  • 英文法が苦手な人
  • 『ネクステージ』などを学校で配られてるけどなかなか覚えられない人
  • 英文法を丸暗記で覚えてしまっている人
  • 個別の知識はかなり覚えているけどイメージを全然持ててない人

次は何をやるべき?

本書を読んだなら、英文解釈や文法語法の問題集に取り掛かるといいでしょう。

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