語彙を増やしたい。速読力を高めたい。英文を多読して読解力を高めたい。そんな人におすすめなのが『速読英単語 (1)必修編 [改訂第6版]』です。

受験生に最も人気の単語帳の1つの速単ですが、2014年にまた改訂されて、補助教材が増えてさらに使いやすくなりました。また分冊バージョンも販売され「単語帳としては使いにくかった」速単必修編にスキがなくなってしまいました

使っている人は多いですが、正しく使えていない人も多いです。使い方のポイントや手順を解説します。

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基本スペック

  • [ジャンル]単語帳+長文集
  • [問題数]70文
  • [難易度]基礎~難関
  • [必要学力]技術70程度の解釈力
  • [到達レベル]速熟とセットで共通テスト8割~9割
  • [勉強期間]2か月
  • [使用目的]読解力を高めるため
  • [勉強目標]各英文をスラスラ読める
  • [対象者]共通テスト高得点・難関大受験者

受験生の定番と言ってもいい速単ですが、きちんと使えていない人も多いのではないでしょうか。基本的な勉強法は【音読】ですが、その音読の方法を分かっていない受験生が多いです。下記を必ずチェックして使いましょう。

その他の速単シリーズについては「速読英単語シリーズの使い方|単熟語と読解力を同時に高める!」を見ておきましょう。

それと、CDは必ず買わなければなりません。CDを使わないならば速単を使う意味がほぼ0になります。

値段が高いのが難点なので、中古で買うか、友達とお金を出し合って買うといいでしょう。CDが買えないならば『キクタンリーディング』『東大英語長文が5分で読めるようになる』などを使いましょう。

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分冊 速読英単語(1)必修編 改訂第6版

第6版での速単の革命がこれです。これは「単語帳」と「長文集」を2冊の分冊にしたもの。

速単は単語帳としては使いづらい、というのが今までの評価だったのですが、これでそのデメリットも解消されてしまいました。普通のバージョンではなく分冊をぜひおすすめしておきます。

Z会HPから補助教材を必ずダウンロードしておこう!

Z会は本気で速単を改革しています。それがこの補助教材。こちらをご覧ください。「Z会≫速読英単語(1)必修編[改訂第6版]

こちらの「読解アシスト」では、以下の解説が手に入ります。

  1. 文構造の解説(SVOCなど)
  2. 構文解説
  3. 背景知識の解説

最も大きいのが背景知識解説。リンガメタリカやCore1900を意識したのでしょうか。非常に使いやすくなっていますね。

値段に目をつむれば、リーディング教材の中で最も使いやすく効果の高い参考書の1冊でしょう。

使い方

「英語音読の方法」で書いている音読の手順は以下の通りです。

  1. クイックレスポンスで英単語暗記
  2. 英文解釈の要領で構造把握と和訳との対応を精読
  3. リピーティング(2回)
  4. サイト・トランスレーション(3回)
  5. Read&Look up(2回)
  6. 日⇒英トランスレーション(2回)
  7. シンクロリーディング(3回)
  8. オーバーラッピング(4回)
  9. 加速トレーニング(4回)
  10. シャドウイング
  11. 同時通訳

合計で最低でも20回は読み込むべき。速単必修は本当に何十回も読み込むべきテキストですから、20回と言わず30回、40回、50回と読み込むといいでしょう。

英語の偏差値を30以上アップさせた人の中には「速単は100回以上音読した」という人も少なくないですね。

速単は速熟とセットで!

速単必修が終わったら次にやってほしいのが『速読英熟語』です。こちらは熟語と構文バージョン。

単語も大事ですが、熟語構文も非常に重要ですし、読解力・速読力を向上させたいときに、この2つを完全暗記することは不可欠です。

速単速熟のあとはさらにレベルの高い『速読速聴・英単語Core1900』をやるといいでしょう。『速読英単語上級編』でもいいですね。

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