大学受験の現代文は、全科目中もっとも勉強法が確立していない科目の1つだと言えるでしょう。

  • 「現代文は勉強しても意味がない」
  • 「現代文はセンス」

という言葉はあなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

そして、あなたは現代文の勉強法がわからず途方に暮れているかもしれません。 でも大丈夫。

この記事では、どんなに現代文ができない人でも、中学レベルからでも確実に志望大学に合格できる力をつける勉強法を解説しています。

この記事を丁寧に読んで、1つ1つの手順を守って実践してもらえれば現代文のお悩みは解消されるでしょう。

センター現代文で10点とか20点しか取れなかった私が、センターで8割以上、早稲田の現代文でも合格点を取れるようになった勉強法を余すことなく解説します。

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目次

動画で学ぶ現代文勉強法!

 

私のようにこんな勉強をすると現代文は全く伸びない

私は現代文という勉強にかなり手こずりました。受験生に人気の参考書を勉強しても全然伸びませんでした。

国語は昔から得意だったはずなのに、高3の秋、初めて受けたマーク模試は漢字以外ほぼ全滅といった有様でした。

現役の時は『アクセス基本編』と『ターゲット現代文』シリーズを主に勉強しましたが、ちょこっとした成績の伸びしか実感できませんでした。

今思うと相当無駄な勉強をしていたと思います。

問題解いて答え合わせ。次の問題解く。最後まで終わったらもう一度解く。これを3周する。終わり。

おそらく多くの受験生がこんな感じで勉強してしまっているのではないでしょうか。では、現代文はどのように勉強すればいいのでしょうか。

 

現代文は読解力と解答力の2つを伸ばすだけ

現代文は読解力を伸ばして本文を正しく理解し、解答力を伸ばして正しい解答を行うだけで攻略することができます。基本的にはこれくらいシンプルな科目。

 

読解力とは

 読解力は

  1. 語彙力
  2. 背景知識
  3. 読解テクニック

の3つのパーツから成り立っています。この3つをバランス良く鍛えることで読解力を伸ばすことができます。読解力が伸びない人はこの3つのいずれかが欠けているケースが多いです。

 

解答力とは

解答力はひとことで言うと正解を選ぶ力。もう少し詳しく言うと

  • 「設問の意図を正しく把握する力」
  • 「選択肢を切る力」

などがあります。

これらは問題演習と「シャドウティーチング」を繰り返すことで鍛えることができます。あるいは解答力を主に扱った参考書も存在します。

突然だが、あなたは以下のような勉強をしていないでしょうか。

とりあえず漢字の書き取りをしながら『アクセス』などの問題を解く。復習の方法はイマイチわからないので、選択問題は正解の選択肢を選んでみるだけ。『アクセス』を2周してみたけど、センター模試や記述模試ではボロボロの得点を取ってしまう。

残念ながら、このような勉強を続けても現代文の成績はなかなか上がりません。 読解力と解答力を高めるための正しい勉強をしていないからです。

成績の上がらない受験生は以下のいずれかの勉強が足りていません。

  1. 漢字を意味を含めて覚えていない。
  2. 背景知識を勉強していない。
  3. 評論・小説の正しい読み方を勉強していない。
  4. シャドウティーチングを行って問題演習・復習をしない。

これは、以下で述べる「現代文を構成する4つのパーツ」に対応しています。1つ1つ見ていきましょう。

 

現代文力を構成する4つのパーツ

現代文は、4つのパーツによって成り立っています。それは以下の4つです。

  1. 語彙力・・・漢字、評論語句、小説語句の意味を正しく知っている
  2. 背景知識・・・評論文で頻出の専門テーマの基礎を知っている
  3. 読解力・・・筆者の主張や文章展開を読み取れる
  4. 解答力・・・設問の意図を把握する力・選択肢を切る力、記述作成力

この4つを全てきちんと勉強している受験生は少ないです。

一般的に「センス」と言われているような部分も、4つのパーツのいずれかが自然と身に付いている場合も多いです。

あなたが確実に現代文の成績を上げたいなら、4つのパーツをバランスよく鍛えていく必要があります。

 

語彙力がなければ文章を理解することは絶対に不可能

当たり前の話ですが、英語でも古文でも現代文でも、語彙力がなければ文章を読むことは絶対にできません

その点、現代文は普段使っている日本語で書かれているので、英語や古文のように語彙を勉強する必要はないように思えます。

しかし、評論や小説文では普段あまりお目にかからない言葉も多く登場します。「止揚」「抽象」といった言葉の意味がイマイチわかっていないと、文章を読んでもいまいち理解できません。

また、日本語においても、人によって語彙力は大きく異なります。信じられない(信じたくない)かもしれないが、小学生~中学生レベルの語彙力しか持ち合わせていない高校生もいます

語彙力が大きく欠落しいる人が、いくら読解テクニックを学んで問題演習をしても意味がないことは容易に想像がつくかと思います。

漢字の学習は書き取りではなく「読みと意味を覚える」ことを中心としてほしいです。 センター試験で書き取りが出ることはないし、書き取りの配点自体が低いことがほとんどだからです。

まずは読みと意味を覚えて、その後に余裕があったら書き取りの練習もする、くらいの気持ちでいいです。

もちろん比較的漢字の得意な人は「読み・意味・書き」の3つを同時に覚えてしまっていいです。 私は幸い漢字は得意な方だったので、勉強する時は読み・書き・意味を同時に覚えていました。

語彙力が乏しい人は語彙の勉強から苦労するかもしれませんが、それはもう仕方がありません。英単語を覚えるのと同じなので覚悟を決めて勉強してほしいです。

 

読解力の意外な盲点となっている背景知識も勉強すべき!

いくら国語力が優れていても、専門的な分野の基礎知識がない人は評論文で苦労することになります。

世界史や政経の知識がない人が「アメリカの政治」についての文章を読んでも、イマイチ理解できないでしょう。

評論文ではよくテーマとなる話題があります。その話題についての知識(=背景知識)をつけることで、読解力を高めることができます。

自分が好きなもの、興味のあるものについての文章だとサクサク読めて理解できるように、評論文頻出の話題に慣れ親しんでおくことが重要です。

その結果、制限時間の厳しい国語の試験でも十分に問題文を読み切ることができるようになるのです。

 

評論小説の読み方を学ぶことで得点が伸びる

現代文の得点が模試によって20点も30点も上下するようなら、あなたは行き当たりばったりの「なんとなーく」な読み方で文章を読んでいるかもしれません。

試験以外で小説などを読むときは、読み方などいちいち気にしなくてもいいでしょう。ただし、大学入試の文章を読むときは、意識してほしいポイントというものがあります。

評論文での読解ポイントの一例を挙げると以下のようなものがあります。

  • 文章全体のテーマをキャッチすること
  • 筆者の主張をキャッチすること
  • 言い換えや対比をキャッチすること
  • 具体例は何のための具体例なのかをキャッチすること

こういったことに気をつけて評論文を読んでいくことで、設問で問われていることが手に取るようにわかるようになります。

 

解答力を伸ばすための勉強を99%の人がしてない

解答力とは試験で得点するための力です。いくら読解力が高くて文章をスラスラ読めても、得点できなければ意味はありません

解答力は現代文の成績に直結するという意味で最も重要と言えます。 では解答力はどのように伸ばしていくのでしょうか。

基本的な考え方としては、予備校の先生が、問題を解くときの考え方を、自分にインストールしてしまうのです。つまり予備校講師の解き方を100%マネるということ

そのためにはどのように勉強すればいいのでしょうか。問題を解き、解説を読み、その解説を今度は自分の言葉で再現していく。これしかありません。

この勉強法を天流仁志先生などは「シャドウティーチング」と呼んでいます。私もこのシャドウティーチングと言う言葉を(勝手に)使わせてもらっています。

ほとんどの受験生は、問題を解いて、答え合わせをしてその結果に一喜一憂し、解説を読んでわかった気になりどんどん問題集を進めていってしまいます

しかしその方法ではなかなか成績は上がりません。 正しい現代文問題集の解き方は以下のとおりです。

  1. 問題を解いて答え合わせをし、解説を熟読する。
  2. もう一度問題を解く。その際、解説を自分の言葉で再現しながら問題を解く(最初はそのままマネてもいい)。
  3. しっかり根拠を持って答えられるようになるまでくりかえす。
  4. この作業を翌日、1週間後など、合わせて最低5回はくりかえす。
  5. 友達や誰かに問題を解説できるようになるまでシャドウティーチングをくりかえす。

 

【手順①】正しい勉強法を習得する

動画で学んで見る

無料で勉強法を学べる動画も結構あるのでいくつかご紹介します。

 

漢字・語彙の勉強法

漢字や評論語句を覚えるときは、まず読みと意味を覚えることが最優先

漢字も読みと意味を覚えることを優先し、すべての漢字の読み意味をスラスラ言えるようになったら最後に書きを覚える、くらいの意識で勉強してもいいです。

無料動画もあります。

漢字や語彙力の勉強法は

を参考にしましょう。

 

背景知識の勉強法

背景知識の勉強では、それぞれの用語を簡単に説明できるように勉要することがポイントです。

「文化相対主義とは、文化にはそれぞれ固有の価値があり、それらの文化に優劣はないこと」とった辞書的な意味だけではやや不十分ですね。

「かつてヨーロッパの列国は植民地にした国の文化を自分達よりも劣る文明(文化)とし、自分たちの文化こそ最上のものだと考えていた。最近ではそれらの態度を反省し、それぞれの文化にはそれぞれ価値があるという態度が生まれてきている」

などと言えたりするといいです。

もちろんすべてを完璧に説明しようとすると大変ですが、以下を参考に「ただ読むだけ」ではなく、アウトプットできるような身につけ方を覚えておきましょう。

背景知識については

もチェック。

 

現代文問題集の解き方、復習の仕方

長文問題集の解き方は非常に重要です。「ただ問題を解いて答え合わせして、終わり」にならないようにしましょう。

具体的にはまず第一に解説を読み込んだ直後にもう一度問題を解く。その時に解説を再現、あるいは自分の言葉で言い換えて行うこと

つまりシャドウティーチングを必ず行うということです。原則として全ての問題で行うようにしてほしいです。

読み方や解き方については

も熟読しておきましょう。

 

【手順②】現状学力を把握する

現代文は英語のように、学力を測ることは非常に難しいものです。

センターだと配点も大きく、得点の波が出てしまうし、マーク型の試験だと「あてずっぽう」な答え方でも正解しまうことがよくあるからです。

模試ではテキトーに答えても当たることはありますが、本番ではそんなラッキーは望めないし望むべきではありません。

したがって、ここでは得点だけでなく「本文理解度」なども考慮に入れて、あなたの現代文力の目安を示していきましょう。

 

センター過去問 得点別やるべき勉強

そこで、センター試験の過去問の本試を3年分解いて、その最低点を基準に考えましょう

平均点ではなく最低点で考えるのは現代文の得点は比較的バラつきやすいためです。 センター過去問は一番新しい年度から3年分解いてみましょう。追試ではなく本試を解いてください。

  1. 3年分の最低得点が5割以下→入門レベルから勉強する
  2. 3年分の最低得点が6割以上→基礎(センター)から勉強する
  3. 3年分の最低得点が8割以上→難関レベルから勉強する

3年分解いて、一度でも5割を切ってしまった人は入門レベルから勉強した方がいいでしょう。 3年分解いて、その最低点が6割以上の人は十分基礎力があるといえます。

本文理解はよく出来ていて、おそらく設問の選択肢も「2択で選んでミス」くらいの状態でしょう。そんなあなたに必要なのは選択肢や傍線部の分析力と演習量です。

3年分解いて全て8割以上得点できる人はすでに相当の実力があります。偏差値も60以上あるのは確実です。

すでに過去問でもある程度得点できるならば、現代文にあまり時間をかけなくてもいいです。過去問を解きながら相応のレベルの問題集を解き続けましょう。

 

センター過去問【本文理解度別】やるべき勉強

現代文は本文理解が土台にあって、その上に解答力を乗せていくものです。

しかしセンター模試はマーク試験という性質上、「いまいち理解できなくても得点できてしまう」のが厄介で、正確な実力を測りづらいのです。

したがって、本文理解が十分でない人は、得点に関わらず、念のため入門~基礎レベルの参考書からみっちり勉強した方がいいでしょう。

以下に本文理解度と対応するやるべき勉強を挙げてみます。

 

漢字問題で3ミス以上+本文中に読めない漢字が5個以上ある→中学レベルの漢字の必要あり

漢字問題で3ミス以上するようでは、大学受験レベルではなく中学レベルの漢字から大きな抜けがあります。『中学漢字スタートアップ基本漢字1400』などからしっかり覚えるべき。

 

漢字問題が満点以下→漢字の勉強もしっかりやるべき

センター試験の漢字問題は標準的。満点を取って当たり前と思ってほしいです。したがって1問でもミスをするようでは語彙力が十分ではありません。

『入試漢字マスター1800+ 』などの漢字をしっかり覚えるべき。

 

本文の理解度が5割以下→入門レベルの背景知識と読解本から勉強するべき

センター試験の本文が全く理解できてない人は中学レベルの読解力から危ういでしょう。したがって基礎の基礎から勉強しておくべきです。

具体的にいうと、「本文がどんなテーマの話なのか」「筆者は何を主張しているのか」などが全く分からない場合、理解度は5割以下だと思っていいでしょう。

 

本文の理解度が8割以下→基礎(センター)レベルの背景知識と読解本から勉強するべき

本文をだいたい理解できているなら、いきなりセンターレベルの参考書から勉強を始めてもいいでしょう。

得点と本文理解度の2つのモノサシがあることで、かえって混乱してしまうかもしれません。

ただ、現代文は得点だけでは実力を測るのが難しいので、「本文理解度」というモノサシも必要だということを理解してほしいです。

2つのモノサシで自分がどれくらいの実力があるのかを考えてみましょう。

 

【手順③】各レベルの実力をつける

自分の現状学力を把握できたら、あとはそれぞれのレベルの勉強をしていくだけです。

※もしあなたがセンター試験のみの勉強を知りたいという場合は、センター現代文用の勉強法

を参考にしましょう。

 

入門レベル目標:本文を理解できる、センター5割

センター現代文で5割以下の得点や本文が全然理解できない人は、中学レベル、つまり高校入試レベルの現代文から勉強するべき。

この段階で勉強するべき参考書は以下のテキストなどです(ここではあえていろんなテキストを紹介します)。

[語句背景]=評論語句と背景知識

漢字と読解、語句の本を最低でも1冊ずつ勉強しましょう。語彙と読み方の本を最低2冊勉強して、始めて「高校国語」のスタートラインに立てます。

この段階ではまだセンターレベルの文章をきちんと読み解くことはできないはずですが、焦らずしっかり取り組むべき。

 

基礎レベル目標:センター現代文で6割、中堅私大合格点

最低でもこの2冊はやっておきましょう。

 

難関レベル目標:センター現代文8割、マーチ合格点

センター試験で高得点を目指す人は『センター試験過去問レビュー国語』の本試を新しい方から全年度分使って問題演習しましょう。

最初は25分を上限として解いてもいいですが、復習するときは15分を目標に高速で解けるようにトレーニングすべき。

センター過去問は年度別に破って使ってもいいでしょう(受験後、古本として売っても大した値段で売れないので)。

センター現代文は、制限時間が厳しいために高得点を取るのは本当に難しいです。早稲田で合格点を取れる人でも、センターでは7割しか取れないことはよくあります。

このレベルまで到達した私立受験生は、センターを基準にするのではなく、志望大学の過去問を基準にしておきましょう。

私は『必修編 現代文のトレーニング』『アクセス 発展編』の2冊を勉強した結果、マーチの現代文もだいぶ解けるようになりました。

ただし『必修編』は本文解説があまりないので、最近だと『読解現代文問題集』が良いと感じています。

マーチレベル含めてほぼ全ての大学はセンター試験過去問を全年度分しっかり勉強して、センターで9割以上安定して得点できるようになれば問題ありません

なぜならセンター国語は全大学入試問題でも最難関レベルだからです。

 

最難関レベル目標:早稲田、東大合格点

※[最難両刀]=最難関レベルで、私立国公立どちらも対応している本。

この段階では、参考書学習ではなく過去問演習を優先しましょう。「過去問を解く→参考書を1冊勉強→過去問を解く…」といった流れでやりましょう。

早稲田の過去問は「社学、商→教育、政経」といったように易しい学部から解くとよいでしょう。

現代文が比較的易しめの学部の場合は『アクセス完成編』など1冊、難しめの学部は『アクセス完成編』『ミラクルアイランド』など2冊は最低でも勉強するといいでしょう。

 

上記目標は模試などの目標。センター本番は1割下がることも覚悟して

センター試験国語は本当に難易度が高いです。

模試では現代文で満点が取れても、試験本番では1割得点が落ちるのも当たり前なので、本番では1割得点が下がることも覚悟して受験戦略を立てておいた方がいいでしょう。

やはり現代文は難易度が高く、センター試験で高得点を確実に取ることは困難です。

よって、現代文にあまり時間をかけず、確実に高得点の取れる英語や数学1Aや社会で得点する戦略を立てた方が賢いでしょう。

 

現代文の勉強法に関するよくある質問FAQ

ここではよくある質問と回答を挙げてみます。私の回答が絶対的に正しいというわけではありませんのでご注意を。

 

現代文はセンスで決まるのですか?

センスは確かに存在する。しかしセンスは磨くこともできる。

たしかに、現代文にはセンスと言うものは存在すると思います。たとえば語彙力や背景知識は、普段の勉強や読書生活で自然と身に付いている人もいるでしょう。

私も漢字についてはかなり強かったので、そういう意味ではセンスがあったと言えるかもしれません。 評論、小説の読み方も、勉強せずとも身に付いている人はいます。

それはやはり読書経験か勉強経験が豊富な方に限られるでしょう。 つまり、みなさんが一般的にセンスと考えているものの多くは、小さいころからの本人の積み重ねだったりするのです。

たとえば普段は小説などの本は読まない人でも、マンガなどなんでもいいですが何かしら文字の媒体を大量に読んでいるならば、文章慣れはしているかもしれません。

ちなみに私は小さいころから漫画ばかり読んでいて、大量のマンガの読書経験によって無勉で漢検2級程度の語彙力は身についていました。

もちろんそれだけが要因ではないですが、どこでセンスが磨かれているかはけっこうわからないものです。

「小さいころからのセンスならばどうしようもないじゃん」

と思われるかもしれませんが、そういうことではなく、きちんとしたアプローチでセンス、つまり現代文の力はきちんと養うことは可能だと思います。

 

やっぱり読書や社説を読んだ方がいいのですか?

読んだ方がいいだろうが、読めば十分と言うことは決してない。

読まないよりは読んだ方がいいが、それだけで対策出来るわけではありません。

学校の先生にこうアドバイスをされることも多いと思います。個人的な考えとしては、興味を持って読めるのならばぜひ習慣にすればいいと思います

しかしイヤイヤ読んでも効果はないし続かないのでやらなくてもいいでしょう。 読書や社説を読まなければ受からないということは決してないと思います。

ただし、普段から全く文字を読まない若者が増えています。最近の受験生には「僕、普段活字読まないので文章を読むのが苦痛で…」という人も増えてきました。

文章に慣れてない人が、どうやって大学で学ぶのでしょうか。大学では大量の文献や先行研究を読まなければならないこともあります。

先生の論文などはハッキリ言って大学入試の現代文より数倍読みづらかったりつまらなかったり(先生ごめんなさい)します。

そういった文章を読み切るためには、やはり普段からなるべく活字を読んでおく必要があるかなと個人的に思います。

文章慣れしているかどうかが、勉強全体のスピードを左右するとさえいえるでしょう。受験勉強では文字を大量に読むからです。文章を読むスピードが遅い人はそれだけ不利です。

読むべき本ですが、自分が興味のあるものなら何でもいいでしょう。少しでも受験に生かしたいなら、実際に試験で出された小説や評論文の文庫本などがいいかもしれません。

ただしこれらの作業はあくまでおまけとして考えるべきです。「現代文対策は読書でいいかな」と済ますのは危険です。

 

シャドウティーチングなんですが、自分だけでやっているとちゃんと出来てるかどうか不安です

しっかり声に出して、スラスラ解説が再現出来ていればOK。

不安なら紙に根拠を書きだしてみるのが良い。

受験生仲間や先生に解説してみて、相手が理解できているかどうかを確認してみる。

これは私も受験生の時に悩んでいました。

私は基本的に自宅で引きこもって一人で勉強していましたから、相手がいるのを想像して行うシャドウボクシングよろしく、人がいるのを想像して誰もいない空間に話しかけていました(笑)。

受験生の友人がいるのなら、ぜひ同じ教材を一緒に勉強して教え合うのがいいでしょう。

学校の先生にお願いして、きちんと根拠を持って解けているかをチェックしてもらえれば最高です。

 

学校の現国の授業はどう受けるべきですか?

正直受験に活かすのは難しいが、その中でやれることもある。

もちろん学校によるが、現国の授業が全く受験を意識したものでない場合、受験まで時間がない場合は切らざるを得ないこともあるかもしれません。

定期テストで教科書の本文がそのまま出てくるようなテストを解けるようになったからって、模試や入試で問題が解ける力が付けられるとは考えにくいです。

じゃあすべて無視すればいいのか、というとそれも否定したいところ。私が高1、高2ならば以下のように勉強します。

  • 『ゴロゴパターン』や『最強の現代文』など読み方の本を学ぶ。
  • 教科書の評論文を書き込んだりして完璧に理解しておく。
  • 本文の意味段落ごとの要旨はしっかり考えて書いておく。
  • 漢字などの課題は読みと意味を最優先で覚えてあまり時間をかけないようにする。

小説などは正直あまり活かす方法がありません。

『教科書ガイド』などを買って、それぞれ設問に答えたり文章をさらに理解する方法も考えられますが、値段も高いので、それをするなら参考書で勉強したい気もします。

定期テストで初見の問題を出したり、センター型の宿題を出したりするなど、受験を意識したものになっているならば、しっかり取り組んでもいいでしょう。

 

問題集で5割くらいしか得点できなくて挫折しそうなんですが、このまま続けても大丈夫ですか?

本文と解説が理解できるなら問題ない。むしろ間違った方がいい

現代文にしろ長文問題集にしろ、難しい長文問題集をやっていると、半分程度しか得点できないことは良くあると思います(私はそうでした)。

私は『必修編 現代文のトレーニング』『私大編 現代文のトレーニング 改訂版』『酒井の現代文ミラクルアイランド (評論篇)』などを解いている時はいつも得点が低かったです。

さんざん精神が削られましたが、頑張って復習を丁寧にすることで、目に見えるほどに現代文の力がつきました。

そもそも問題集の勉強において、初見で解く問題で高得点を取る必要はありません

間違った問題を出来るようにすることで学力が上がるから。 むしろ、下手に勘で正解してしまう方が危険です。

勘でも正解してしまうと、人は必死になって復習しようとしなくなってしまうことがあります。

間違いが多いのは学力向上のチャンスと捉えて、頑張って復習をしましょう

 

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