受験生の女の子
あゆみ

よなたん先生!現代文の成績が全然上がりません。そもそも現代文って伸びるものなのでしょうか?

よなたん
よなたん

もちろん、正しい勉強法で取り組んでもらえれば現代文の成績は上がるよ。今はセンターでどのくらい取れるのかな?

受験生の女の子
あゆみ

評論文は25/50、小説は苦手で10/50です・・・

よなたん
よなたん

なるほど。今はどんな勉強をしているのかな?

受験生の女の子
あゆみ

ええっと、学校で過去問とか問題集が配られるのでそれを解いています。

よなたん
よなたん

なるほどね。それらの文章は理解できているかな?また、知らない言葉や用語はないかな?

受験生の女の子
あゆみ

漢字は勉強しているので結構分かるんですが、評論用語?と言うんでしょうか、理解しにくい言葉がたまにあります。また、たまになんですけど文章を読んでも、結局なんの話なんだ?というふうによくわからないことがあります。

よなたん
よなたん

それは現代文あるあるだね。ちなみに一度解いた問題って何回復習しているのかな?

受験生の女の子
あゆみ

え?えーっと、3回くらいです。

よなたん
よなたん

・・・わかった!あゆみんの現代文の成績が上がらない理由が全部わかったよ。一番の理由は「現代文でもっとも大切な復習ができていないこと」にある。次に「スキーマ脳」を鍛えていないことだね。

受験生の女の子
あゆみ

??復習って何回もやる必要があるんですか?それと「スキーマ脳」ってなんでしょうか?

よなたん
よなたん

いいよ。それではこれから現代文の勉強法について1から解説していくから、しっかり聞いて理解してね。


 

大学受験の現代文は、全科目中もっとも勉強法が確立していない科目の1つだと言えるでしょう。

  • 「現代文は勉強しても意味がない」
  • 「現代文はセンス」

という言葉はあなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。そして、あなたは現代文の勉強法がわからず途方に暮れているかもしれません。 でも大丈夫。

この記事では、どんなに現代文ができない人でも、中学レベルからでも確実に志望大学に合格できる力をつける勉強法を解説しています。この記事を丁寧に読んで、1つ1つの手順を守って実践してもらえれば現代文のお悩みは解消されるでしょう。

センター現代文で10点とか20点しか取れなかった私が、センターで8割以上、早稲田の現代文でも合格点を取れるようになった勉強法を余すことなく解説します。

 

目次

現代文の全体像と戦略

全く成績が伸びない勉強法

私は現代文という勉強にかなり手こずりました。受験生に人気の参考書を勉強しても全然伸びませんでした。

国語は昔から得意だったはずなのに、高3の秋、初めて受けたマーク模試は漢字以外ほぼ全滅といった有様でした。

現役の時は『アクセス基本編』と『ターゲット現代文』シリーズを主に勉強しましたが、ちょこっとした成績の伸びしか実感できませんでした。

今思うと相当無駄な勉強をしていたと思います。

問題解いて答え合わせ。次の問題解く。最後まで終わったらもう一度解く。これを3周する。終わり。

おそらく多くの受験生がこんな感じで勉強してしまっているのではないでしょうか。では、現代文はどのように勉強すればいいのでしょうか。

読解力と解答力の2つを伸ばせ!

現代文の4つのパーツ

現代文は読解力を伸ばして本文を正しく理解し、解答力を伸ばして正しい解答を行うだけで攻略することができます。基本的にはこれくらいシンプルな科目。

読解力とは

 読解力は

  1. 語彙力
  2. 背景知識
  3. 読解テクニック

の3つのパーツから成り立っています。この3つをバランス良く鍛えることで読解力を伸ばすことができます。読解力が伸びない人はこの3つのいずれかが欠けているケースが多いです。

解答力とは

解答力はひとことで言うと正解を選ぶ力。もう少し詳しく言うと

  • 「設問の意図を正しく把握する力」
  • 「選択肢を切る力」

などがあります。

これらは問題演習と「セルフレクチャー」を繰り返すことで鍛えることができます。あるいは解答力を主に扱った参考書も存在します。

突然だが、あなたは以下のような勉強をしていないでしょうか。

とりあえず漢字の書き取りをしながら『アクセス』などの問題を解く。復習の方法はイマイチわからないので、選択問題は正解の選択肢を選んでみるだけ。『アクセス』を2周してみたけど、センター模試や記述模試ではボロボロの得点を取ってしまう。

残念ながら、このような勉強を続けても現代文の成績はなかなか上がりません。 読解力と解答力を高めるための正しい勉強をしていないからです。

成績の上がらない受験生は以下のいずれかの勉強が足りていません。

  1. 漢字を意味を含めて覚えていない。
  2. 背景知識を勉強していない。
  3. 評論・小説の正しい読み方を勉強していない。
  4. セルフレクチャーを行って問題演習・復習をしない。

これは、以下で述べる「現代文を構成する4つのパーツ」に対応しています。1つ1つ見ていきましょう。

現代文力を構成する4つのパーツ

現代文の4つのパーツ

現代文は、4つのパーツによって成り立っています。それは以下の4つです。

  1. 語彙力・・・漢字、評論語句、小説語句の意味を正しく知っている
  2. 背景知識・・・評論文で頻出の専門テーマの基礎を知っている
  3. 読解力・・・筆者の主張や文章展開を読み取れる
  4. 解答力・・・設問の意図を把握する力・選択肢を切る力、記述作成力

この4つを全てきちんと勉強している受験生は少ないです。

一般的に「センス」と言われているような部分も、4つのパーツのいずれかが自然と身に付いている場合も多いです。

あなたが確実に現代文の成績を上げたいなら、4つのパーツをバランスよく鍛えていく必要があります。

読む力(語彙力+背景知識)

語彙力がなければ文章を理解することは絶対に不可能

当たり前の話ですが、英語でも古文でも現代文でも、語彙力がなければ文章を読むことは絶対にできません

その点、現代文は普段使っている日本語で書かれているので、英語や古文のように語彙を勉強する必要はないように思えます。

しかし、評論や小説文では普段あまりお目にかからない言葉も多く登場します。「止揚」「抽象」といった言葉の意味がイマイチわかっていないと、文章を読んでもいまいち理解できません。

また、日本語においても、人によって語彙力は大きく異なります。信じられない(信じたくない)かもしれないが、小学生~中学生レベルの語彙力しか持ち合わせていない高校生もいます

語彙力が大きく欠落しいる人が、いくら読解テクニックを学んで問題演習をしても意味がないことは容易に想像がつくかと思います。

漢字の学習は書き取りではなく「読みと意味を覚える」ことを中心としてほしいです。 センター試験で書き取りが出ることはないし、書き取りの配点自体が低いことがほとんどだからです。

まずは読みと意味を覚えて、その後に余裕があったら書き取りの練習もする、くらいの気持ちでいいです。

もちろん比較的漢字の得意な人は「読み・意味・書き」の3つを同時に覚えてしまっていいです。 私は幸い漢字は得意な方だったので、勉強する時は読み・書き・意味を同時に覚えていました。

語彙力が乏しい人は語彙の勉強から苦労するかもしれませんが、それはもう仕方がありません。英単語を覚えるのと同じなので覚悟を決めて勉強してほしいです。

読解力の意外な盲点となっている背景知識も勉強すべき!

いくら国語力が優れていても、専門的な分野の基礎知識がない人は評論文で苦労することになります。

世界史や政経の知識がない人が「アメリカの政治」についての文章を読んでも、イマイチ理解できないでしょう。

評論文ではよくテーマとなる話題があります。その話題についての知識(=背景知識)をつけることで、読解力を高めることができます。

自分が好きなもの、興味のあるものについての文章だとサクサク読めて理解できるように、評論文頻出の話題に慣れ親しんでおくことが重要です。

その結果、制限時間の厳しい国語の試験でも十分に問題文を読み切ることができるようになるのです。

現代文の読解力を高めるには背景知識が必須?その正体と勉強法

読解法・解答力

評論小説の読み方を学ぶことで得点が伸びる

現代文の得点が模試によって20点も30点も上下するようなら、あなたは行き当たりばったりの「なんとなーく」な読み方で文章を読んでいるかもしれません。

試験以外で小説などを読むときは、読み方などいちいち気にしなくてもいいでしょう。ただし、大学入試の文章を読むときは、意識してほしいポイントというものがあります。

評論文での読解ポイントの一例を挙げると以下のようなものがあります。

  • 文章全体のテーマをキャッチすること
  • 筆者の主張をキャッチすること
  • 言い換えや対比をキャッチすること
  • 具体例は何のための具体例なのかをキャッチすること

こういったことに気をつけて評論文を読んでいくことで、設問で問われていることが手に取るようにわかるようになります。

解答力を伸ばすための勉強を99%の人がしてない

解答力とは試験で得点するための力です。いくら読解力が高くて文章をスラスラ読めても、得点できなければ意味はありません

解答力は現代文の成績に直結するという意味で最も重要と言えます。 では解答力はどのように伸ばしていくのでしょうか。

基本的な考え方としては、予備校の先生が、問題を解くときの考え方を、自分にインストールしてしまうのです。つまり予備校講師の解き方を100%マネるということ

そのためにはどのように勉強すればいいのでしょうか。問題を解き、解説を読み、その解説を今度は自分の言葉で再現していく。これしかありません。

この学習法を天流仁志先生などは「セルフレクチャー」と呼んでいます。私もこのセルフレクチャーと言う言葉を(勝手に)使わせてもらっています。

ほとんどの受験生は、問題を解いて、答え合わせをしてその結果に一喜一憂し、解説を読んでわかった気になりどんどん問題集を進めていってしまいます。

しかしその方法ではなかなか成績は上がりません。 正しい問題集の解き方は以下のとおりです。

  1. 問題を解いて答え合わせをし、解説を熟読する。
  2. もう一度問題を解く。その際、解説を自分の言葉で再現しながら問題を解く(最初はそのままマネてもいい)。
  3. しっかり根拠を持って答えられるようになるまでくりかえす。
  4. この作業を翌日、1週間後など、合わせて最低5回はくりかえす。
  5. 友達や誰かに問題を解説できるようになるまでセルフレクチャーをくりかえす。

現代文にセンスは必要ない?!

現代文の問題を解くためにセンスが必要だというのは大きな誤解です。読書や新聞を読めばできるようになるという、まちがった知識が蔓延(はびこ)っています。

とくに評論文は、正しく勉強すれば誰でも成績が上がります。センスがなくても、センスを磨くことは可能です。評論文には文章の読み方や解法のセオリーなど攻略法があります。これらを身に付ければ点数アップできる科目なのです。

そもそも国語のセンスとは何か?

現代文で磨くべきセンスは、勉強で磨くことができます。語彙力(ごいりょく)は、文章を多く読むことで増やすことができます。ぼくは5歳頃からマンガの『ドラゴンボール』を読む子供でした。マンガをたくさん読んだことで、小学校3年生頃には小学校で習う漢字をほぼ全て覚えていたのです。だからぼくは語彙力に自信があります。

語彙力≒思考力

人は言葉で思考するので、語彙力があれば思考の幅もひろがるのです。たとえば、英語の問題を解く時、英単語の語彙力が高ければ得点力も高まるのです。

評論文で、テーマとなることが多い分野の基礎知識を増やせば、背景知識のセンスを磨くことができます。

背景知識

背景知識を学ぶ参考書も有効です。たとえば、経済の知識を増やせば、経済に関する文章もより簡単に理解することができます。

逆にサッカーを全く知らない人が、サッカー雑誌を読んだとしても、オフサイドの意味を理解するのは難しいですよね。

さらに現代文の読解力を英語長文に応用すれば、英語の点数アップにつなげることができます。評論文と英語長文は似ているからです。

英語長文を日本語に翻訳すると評論文になる場合が多いので、評論文の読解力や思考回路を養うことは非常に重要なのです。

現代文の復習方法

問題を解いて終わらせていませんか?

現代文はなにより復習が重要です。点数を上げるためには、なぜ間違ったのかを理解する必要があります。思考回路をインストールするつもりでやってください。

たとえば数学ならば、公式に当てはめれば答えを導きくことができます。同じように現代文や英語の長文にも答えの導き方があります。これはすべての勉強に共通することです。

評論文では大事な文章を見つけるセオリーがあります。「傍線部問題」や「空欄補充問題」にも、それぞれのアプローチ方法があります。予備校の先生によって、いくつかのアプローチの方法があります。

しかし本質は一緒です。たくさんの種類の問題に出会い、正しい解き方を復習することで共通するパターンを身に付けてください。

そうすれば、共通する要素を重点的に抜き出す力が身に付くので、全く同じ問題でなくても解けるようになるのです。

得点アップの仕組み

現代文で抽象化する

たとえば、数学で2次関数を10題解いた場合、10題それぞれに解き方のパターンに共通する要素があります。

新しい形式の問題に出会った時でも、解き方のパターンが身についていれば、それを応用して問題を解けるようになります。これが成績アップの仕組みなのです。

現代文でも全く一緒です。解き方のパターンをたくさん覚えて、その中で共通する法則を身に付けることが重要です。

たとえば、評論文の問題で全く違う文章の問題に出会った場合、幾つかの解き方のパターンを応用することができます。

  • 傍線文の問題なら、その前後にヒントが書いてある。
  • 指示語問題なら、その指示語の意味する内容を推理する。

初めて見る文章や問題でも点数を取れるようになっていくのです。

思考回路のインストール
脳とインストール

思考回路のインストールとは、つまり「真似をする」ということです。学ぶ(まなぶ)の語源は、真似ぶ(まねぶ)から来ています。学ぶことは真似ることなのです。

参考書や予備校の授業で解き方の解説がありますね。それらを自分で再現するということです。思考回路を再現することで身に付けることができます。数学でも解説書を見ながら、真似して解いていきますよね。

たとえば、センター現代文の傍線文問題で「この傍線文の意味する選択肢は次のうちどれか?」という問題では、言葉の言い換えを問われているわけです。

前後を文章を読みヒントを探します。あるいは傍線部の文章に「これ」など指示語が含まれていれば、傍線部分より前の文章を読み、ヒントを探せば良いのです。

選択肢から解答を選ぶときには、傍線部の指示語が意味する名詞や内容が含まれている選択肢を選べば良いのです。「じゃあ正解は(イ)だ」というふうに解き方を再現するのです。

あるいは(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)という選択肢の中で、(ハ)(ニ)(ホ)は指示語が意味する名詞や内容を含んでいなかったとする。

その時点で(ハ)(ニ)(ホ)は候補から切り捨てることができます。すると(イ)(ロ)に候補を絞り込むことができますよね。

そして傍線部分より後の文章も読み、指示語の言い換えをしている表現を探します。言い換えをしている表現が選択肢の中に見つかれば「正解は(イ)だ」と解答にたどり着くのです。

セルフレクチャー

自分で解説するという勉強方法は、あらゆる勉強において非常に効率的です。ラーニングピラミッドという学説をご存知ですか?能動的に取り組むことが、学習の定着率を高めるということ表す学説です。

ラーニングピラミッド

能動的に取り組むこととは「他の人に教える」ことで、内容の定着率は最も高い90%です。逆にパッシブ(受動的)に取り組むと定着率は低くなっていきます。

「講義」を聞くだけだと定着率は5%程度、「読書」するだけでは定着率は10%程度と言われています。

学習を定着させるために最も有効な方法は「他の人に教える」ことです。たとえば、友達と教え合いながら勉強することが最高に良い方法なのです。

それができない場合には、セルフレクチャーをしましょう。つまり自分で自分に解説をしていくのです。

ぼくも自宅浪人中にセルフレクチャーをしていました。「これがこうで、こうでこうなんです」と部屋で大きな声を出して一人で世界史の授業をしていました。

ぼくの大声に反応した母親が部屋に来て「呼んだ?」「今、授業してるから…」みたいなやりとりの、アホらしいエピソードもありました。完全に独り言のイタイ奴です(笑)

しかし、それくらいのノリでセルフレクチャー、つまり自分で講義をしていく勉強方法が効率的です。知識要素の必要がない現代文や国語は、それが全てと言っても良いです。

現代文の性質・難易度は?

現代文は点数が伸びやすい科目

現代文では語彙力や背景知識がなくても、常識があれば問題を解くことはできます。だから現代文は1番点数を伸ばしやすい科目です。

英語長文と現代文は本質的に一緒です。しかし英語長文の問題を解くためには、英語を翻訳してから読解する必要があります。英語長文は翻訳と読解の2段構えです。

一方、現代文は読解するだけです。だから現代文の点数が低い人はチャンスです。あらゆる科目の中で、一番伸ばしやすい科目です。

目標を明確にする

まずは目標を明確に決めましょう。国公立を狙う人なら現代文は絶対に100%マストです!目標はセンターで8割、9割、満点を目標にして欲しいです。

国公立狙いの人が現代文でセンターで8割9割を取ったら最強です。早稲田大学や上智大学、MARCHや関関同立、難関私立大学を受ける人も、そこを目標にして欲しいですね。

古文単語も100個 200個ぐらいで十分です。単語帳によっては500、600覚えさせるものもあります。しかしそれはセンターで8割9割を取ることができてからで良いです。

最強の問題集とは?

メイン教材として、最強の問題集は『センター試験の過去問題集』です。現代文ではセンター試験の知識を仕入れてから問題演習をしていきましょう。

センター過去問は、まず”本試験”の問題から始めてください。センター試験の問題は丁寧に考えて作られているため悪い問題ありません。問題数も20年分以上あるので、問題量としては十分ですね。

逆に、やらないで欲しいのが模試です。模試は問題の作りが全然違うため避けたほうが良いです。模試で点数を取れるようになっても、センターの過去問で点数が取れなくなってしまう可能性があります。

センター国語は難易度が高い

センター試験の国語は、センター科目の中で一番難易度が高いのです。はっきり言って、現代文も古文も漢文も難しいです。

センターの国語で9割取ったという話は、あまり聞かないですよね。平均点が9割いかない科目って他にないと思います。英語が得意な人なら余裕で英語を9割取ることができます。数学も理科も社会も9割いくことはあると思います。だから難易度の高いセンター試験の国語で高得点を取ることができれば、MARCHや関関同立くらいなら簡単に克服できるのです。

武器を手に入れる

いきなりセンター試験の過去問を解いても、解き方や思考回路がわかっていないとキツイはずです。だから解くための武器を手に入れて欲しいのです。まずは「こうやって解くんだ!」というテクニックを身に付けることを目標にやってください。

たとえば、数学で公式や解法パターンを先に覚えて問題を解くことと一緒です。現代文でも同じです。最初に解法パターンを武器として手に入れてから、過去問にチャレンジしていきましょう。

センター試験の対策本

センター試験の対策本は、自分の好みや相性で選んでください。船口明先生派や板野博行先生派、出口汪先生派など、いろいろあります。

もしぼくがゼロから始めるなら、船口先生の『きめる!センター国語 (現代文) 』は良くできていると思います。 基本的には『きめる!センター国語 (現代文) 』を読んでから、センター試験の過去問題集でアウトプットしていく勉強法をおすすめします。

10年20年分の問題を解き進めてセンター攻略のテクニックを完全にマスターしてください。この勉強方法で8割取ることができるようになる人はいると思います。

漢字などの基礎を固めるために1~2ヶ月も時間をかけてしまうのは、もったいないことです。基礎に全く自信がない人なら、漢字や評論、語句を先に勉強したほうが良いでしょう。

まずはこの勉強法から始めて、必要ならMARCHや関関同立のそれぞれの過去問を解いてください。早稲田の現代文は「恐るるに足りず」です。基礎基本を完璧に身に付けて、それらを応用すれば解けます。難しい思考や語彙は必要ありません。確かに文章の難易度がやや高い場合もありますが、解法パターンや思考回路は基礎の組み合わせです。

そして、その基礎基本というのがセンター国語です。私立国公立問わず、最初はセンター国語で目標8割を目指して勉強すれば、効率よく現代文の成績を上げることができます。

【手順①】正しい学習法を習得する

動画で学んで見る

無料で勉強のやり方を学べる動画も結構あるのでいくつかご紹介します。

漢字・語彙の学習法

漢字や評論語句を覚えるときは、まず読みと意味を覚えることが最優先

漢字も読みと意味を覚えることを優先し、すべての漢字の読み意味をスラスラ言えるようになったら最後に書きを覚える、くらいの意識で勉強してもいいです。

無料動画もあります。

漢字や語彙力の学習法は

を参考にしましょう。

背景知識の学習法

背景知識の勉強では、それぞれの用語を簡単に説明できるように勉要することがポイントです。

「文化相対主義とは、文化にはそれぞれ固有の価値があり、それらの文化に優劣はないこと」とった辞書的な意味だけではやや不十分ですね。

「かつてヨーロッパの列国は植民地にした国の文化を自分達よりも劣る文明(文化)とし、自分たちの文化こそ最上のものだと考えていた。最近ではそれらの態度を反省し、それぞれの文化にはそれぞれ価値があるという態度が生まれてきている」

などと言えたりするといいです。

もちろんすべてを完璧に説明しようとすると大変ですが、以下を参考に「ただ読むだけ」ではなく、アウトプットできるような身につけ方を覚えておきましょう。

背景知識については

もチェック。

問題集の解き方、復習の仕方

長文問題集の解き方は非常に重要です。「ただ問題を解いて答え合わせして、終わり」にならないようにしましょう。

具体的にはまず第一に解説を読み込んだ直後にもう一度問題を解く。その時に解説を再現、あるいは自分の言葉で言い換えて行うこと

つまりセルフレクチャーを必ず行うということです。原則として全ての問題で行うようにしてほしいです。

読み方や解き方については

も熟読しておきましょう。

【手順②】現状学力を把握する

現代文は英語のように、学力を測ることは非常に難しいものです。

センターだと配点も大きく、得点の波が出てしまうし、マーク型の試験だと「あてずっぽう」な答え方でも正解しまうことがよくあるからです。

模試ではテキトーに答えても当たることはありますが、本番ではそんなラッキーは望めないし望むべきではありません。

したがって、ここでは得点だけでなく「本文理解度」なども考慮に入れて、あなたの現時点の学力の目安を示していきましょう。

センター過去問 得点別やるべき勉強

そこで、センター試験の過去問の本試を3年分解いて、その最低点を基準に考えましょう。

平均点ではなく最低点で考えるのは、現代文の得点は比較的バラつきやすいためです。センター過去問は一番新しい年度から3年分解いてみましょう。追試ではなく本試を解いてください。

  1. 3年分の最低得点が5割以下→入門レベルから勉強する
  2. 3年分の最低得点が6割以上→基礎(センター)から勉強する
  3. 3年分の最低得点が8割以上→難関レベルから勉強する

3年分解いて、一度でも5割を切ってしまった人は入門レベルから勉強した方がいいでしょう。 3年分解いて、その最低点が6割以上の人は十分基礎力があるといえます。

本文理解はよく出来ていて、おそらく設問の選択肢も「2択で選んでミス」くらいの状態でしょう。そんなあなたに必要なのは選択肢や傍線部の分析力と演習量です。

3年分解いて全て8割以上得点できる人はすでに相当の実力があります。偏差値も60以上あるのは確実です。

すでに過去問でもある程度得点できるならば、現代文にあまり時間をかけなくてもいいです。過去問を解きながら相応のレベルの問題集を解き続けましょう。

センター過去問【本文理解度別】やるべき勉強

現代文は本文理解が土台にあって、その上に解答力を乗せていくものです。

しかしセンター模試はマーク試験という性質上、「いまいち理解できなくても得点できてしまう」のが厄介で、正確な実力を測りづらいのです。

したがって、本文理解が十分でない人は、得点に関わらず、念のため入門~基礎レベルの参考書からみっちり勉強した方がいいでしょう。

以下に本文理解度と対応するやるべき勉強を挙げてみます。

漢字問題で3ミス以上+本文中に読めない漢字が5個以上ある→中学レベルの漢字の必要あり

漢字問題で3ミス以上するようでは、大学受験レベルではなく中学レベルの漢字から大きな抜けがあります。『中学漢字スタートアップ基本漢字1400』などからしっかり覚えるべき。

漢字問題が満点以下→漢字の勉強もしっかりやるべき

センター試験の漢字問題は標準的。満点を取って当たり前と思ってほしいです。したがって1問でもミスをするようでは語彙力が十分ではありません。

『入試漢字マスター1800+ 』などの漢字をしっかり覚えるべき。

本文の理解度が5割以下→入門レベルの背景知識と読解本から勉強するべき

センター試験の本文が全く理解できてない人は中学レベルの読解力から危ういでしょう。したがって基礎の基礎から勉強しておくべきです。

具体的にいうと、「本文がどんなテーマの話なのか」「筆者は何を主張しているのか」などが全く分からない場合、理解度は5割以下だと思っていいでしょう。

本文の理解度が8割以下→基礎(センター)レベルの背景知識と読解本から勉強するべき

本文をだいたい理解できているなら、いきなりセンターレベルの参考書から勉強を始めてもいいでしょう。

得点と本文理解度の2つのモノサシがあることで、かえって混乱してしまうかもしれません。

ただ、現代文は得点だけでは実力を測るのが難しいので、「本文理解度」というモノサシも必要だということを理解してほしいです。

2つのモノサシで自分がどれくらいの実力があるのかを考えてみましょう。

【手順③】各レベルの実力をつける

自分の現状学力を把握できたら、あとはそれぞれのレベルの勉強をしていくだけです。

※もしあなたがセンター試験のみの勉強を知りたいという場合は、センター現代文用の勉強法

を参考にしましょう。

入門レベル目標:本文を理解できる、センター5割

センターで5割以下の得点や本文が全然理解できない人は、中学レベル、つまり高校入試レベルから勉強するべき。

この段階で勉強するべき参考書は以下のテキストなどです(ここではあえていろんなテキストを紹介します)。

[語句背景]=評論語句と背景知識

漢字と読解、語句の本を最低でも1冊ずつ勉強しましょう。語彙と読み方の本を最低2冊勉強して、始めて「高校国語」のスタートラインに立てます。

この段階ではまだセンターレベルの文章をきちんと読み解くことはできないはずですが、焦らずしっかり取り組むべき。

基礎レベル目標:センターで6割、中堅私大合格点

最低でもこの2冊はやっておきましょう。

難関レベル目標:センター8割、マーチ合格点

センター試験で高得点を目指す人は『センター試験過去問レビュー国語』の本試を新しい方から全年度分使って問題演習しましょう。

最初は25分を上限として解いてもいいですが、復習するときは15分を目標に高速で解けるようにトレーニングすべき。

センター過去問は年度別に破って使ってもいいでしょう(受験後、古本として売っても大した値段で売れないので)。

センターは、制限時間が厳しいために高得点を取るのは本当に難しいです。早稲田で合格点を取れる人でも、センターでは7割しか取れないことはよくあります。

このレベルまで到達した私立受験生は、センターを基準にするのではなく、志望大学の過去問を基準にしておきましょう。

私は『必修編 現代文のトレーニング』『アクセス 発展編』の2冊を勉強した結果、マーチの問題もだいぶ解けるようになりました。

ただし『必修編』は本文解説があまりないので、最近だと『読解現代文問題集』が良いと感じています。

マーチレベル含めてほぼ全ての大学はセンター試験過去問を全年度分しっかり勉強して、センターで9割以上安定して得点できるようになれば問題ありません

なぜならセンター国語は全大学入試問題でも最難関レベルだからです。

最難関レベル目標:早稲田、東大合格点

※[最難両刀]=最難関レベルで、私立国公立どちらも対応している本。

この段階では、参考書学習ではなく過去問演習を優先しましょう。「過去問を解く→参考書を1冊勉強→過去問を解く…」といった流れでやりましょう。

早稲田の過去問は「社学、商→教育、政経」といったように易しい学部から解くとよいでしょう。

比較的易しめの学部の場合は『アクセス完成編』など1冊、難しめの学部は『アクセス完成編』『ミラクルアイランド』など2冊は最低でも勉強するといいでしょう。

上記目標は模試などの目標。センター本番は1割下がることも覚悟して

センター試験国語は本当に難易度が高いです。

模試では満点が取れても、試験本番では1割得点が落ちるのも当たり前なので、本番では1割得点が下がることも覚悟して受験戦略を立てておいた方がいいでしょう。

やはり現代文は難易度が高く、センター試験で高得点を確実に取ることは困難です。

よって、現代文にあまり時間をかけず、確実に高得点の取れる英語や数学1Aや社会で得点する戦略を立てた方が賢いでしょう。

よくある質問FAQ

ここではよくある質問と回答を挙げてみます。私の回答が絶対的に正しいというわけではありませんのでご注意を。

現代文はセンスで決まるのですか?

センスは確かに存在する。しかしセンスは磨くこともできる。

たしかに、センスというものは存在すると思います。たとえば語彙力や背景知識は、普段の勉強や読書生活で自然と身に付いている人もいるでしょう。

私も漢字についてはかなり強かったので、そういう意味ではセンスがあったと言えるかもしれません。 評論、小説の読み方も、勉強せずとも身に付いている人はいます。

それはやはり読書経験か勉強経験が豊富な方に限られるでしょう。 つまり、みなさんが一般的にセンスと考えているものの多くは、小さいころからの本人の積み重ねだったりするのです。

たとえば普段は小説などの本は読まない人でも、マンガなどなんでもいいですが何かしら文字の媒体を大量に読んでいるならば、文章慣れはしているかもしれません。

ちなみに私は小さいころから漫画ばかり読んでいて、大量のマンガの読書経験によって無勉で漢検2級程度の語彙力は身についていました。

もちろんそれだけが要因ではないですが、どこでセンスが磨かれているかはけっこうわからないものです。

「小さいころからのセンスならばどうしようもないじゃん」

と思われるかもしれませんが、そういうことではなく、きちんとしたアプローチでセンス、つまり現代文の力はきちんと養うことは可能だと思います。

やっぱり読書や社説を読んだ方がいいのですか?

読んだ方がいいだろうが、読めば十分と言うことは決してない。

読まないよりは読んだ方がいいが、それだけで対策出来るわけではありません。

学校の先生にこうアドバイスをされることも多いと思います。個人的な考えとしては、興味を持って読めるのならばぜひ習慣にすればいいと思います

しかしイヤイヤ読んでも効果はないし続かないのでやらなくてもいいでしょう。 読書や社説を読まなければ受からないということは決してないと思います。

ただし、普段から全く文字を読まない若者が増えています。最近の受験生には「僕、普段活字読まないので文章を読むのが苦痛で…」という人も増えてきました。

文章に慣れてない人が、どうやって大学で学ぶのでしょうか。大学では大量の文献や先行研究を読まなければならないこともあります。

先生の論文などはハッキリ言って大学入試の現代文より数倍読みづらかったりつまらなかったり(先生ごめんなさい)します。

そういった文章を読み切るためには、やはり普段からなるべく活字を読んでおく必要があるかなと個人的に思います。

文章慣れしているかどうかが、勉強全体のスピードを左右するとさえいえるでしょう。受験勉強では文字を大量に読むからです。文章を読むスピードが遅い人はそれだけ不利です。

読むべき本ですが、自分が興味のあるものなら何でもいいでしょう。少しでも受験に生かしたいなら、実際に試験で出された小説や評論文の文庫本などがいいかもしれません。

ただしこれらの作業はあくまでおまけとして考えるべきです。「現代文対策は読書でいいかな」と済ますのは危険です。

セルフレクチャーなんですが、自分だけでやっているとちゃんと出来てるかどうか不安です

しっかり声に出して、スラスラ解説が再現出来ていればOK。

不安なら紙に根拠を書きだしてみるのが良い。

受験生仲間や先生に解説してみて、相手が理解できているかどうかを確認してみる。

これは私も受験生の時に悩んでいました。

私は基本的に自宅で引きこもって一人で勉強していましたから、相手がいるのを想像して行うシャドウボクシングよろしく、人がいるのを想像して誰もいない空間に話しかけていました(笑)。

受験生の友人がいるのなら、ぜひ同じ教材を一緒に勉強して教え合うのがいいでしょう。

学校の先生にお願いして、きちんと根拠を持って解けているかをチェックしてもらえれば最高です。

学校の現国の授業・定期テストはどう受けるべきですか?

正直受験に活かすのは難しいが、その中でやれることもある。

もちろん学校によるが、現国の授業が全く受験を意識したものでない場合、受験まで時間がない場合は切らざるを得ないこともあるかもしれません。

学校のテストで教科書の本文がそのまま出てくるようなテストを解けるようになったからって、模試や入試で問題が解ける力が付けられるとは考えにくいです。

じゃあすべて無視すればいいのか、というとそれも否定したいところ。私が高1、高2ならば以下のように勉強します。

  • 『ゴロゴパターン』や『最強の現代文』など読み方の本を学ぶ。
  • 教科書の評論文を書き込んだりして完璧に理解しておく。
  • 本文の意味段落ごとの要旨はしっかり考えて書いておく。
  • 漢字などの課題は読みと意味を最優先で覚えてあまり時間をかけないようにする。

小説などは正直あまり活かす方法がありません。

『教科書ガイド』などを買って、それぞれ設問に答えたり文章をさらに理解する方法も考えられますが、値段も高いので、それをするなら参考書で勉強したい気もします。

学校のテストで初見の問題を出したり、センター型の宿題を出したりするなど、受験を意識したものになっているならば、しっかり取り組んでもいいでしょう。

問題集で5割くらいしか得点できなくて挫折しそうなんですが、このまま続けても大丈夫ですか?

本文と解説が理解できるなら問題ない。むしろ間違った方がいい

現代文にしろ長文問題集にしろ、難しい長文問題集をやっていると、半分程度しか得点できないことは良くあると思います(私はそうでした)。

私は『必修編 現代文のトレーニング』『私大編 現代文のトレーニング 改訂版』『酒井の現代文ミラクルアイランド (評論篇)』などを解いている時はいつも得点が低かったです。

さんざん精神が削られましたが、頑張って復習を丁寧にすることで、目に見えるほどに現代文の力がつきました。

そもそも問題集の勉強において、初見で解く問題で高得点を取る必要はありません

間違った問題を出来るようにすることで学力が上がるから。 むしろ、下手に勘で正解してしまう方が危険です。

勘でも正解してしまうと、人は必死になって復習しようとしなくなってしまうことがあります。

間違いが多いのは学力向上のチャンスと捉えて、頑張って復習をしましょう

その他主要な国語学習法の記事はこちら

実践!センター評論を解いてみよう!

ここでは実際にセンター試験過去問を解いてみましょう。どのように現代文を読み、考えて解答を選んでいけばいいのか?がわかりますよ。

センター2013年 評論 鐔

解説をPDFでもまとめているのでご活用ください。⇒センター試験2013年 評論 解説

問2 傍線部A「日本人の鐔というものの見方も考え方も、まるで変って了った」とあるが、それはどういうことか。その説明として最も適当なものを、次の1〜5のうちから一つ選べ。

【読解法】傍線Aは、どういうことか?とあるので傍線とイコールの内容をチェックせよ!ということ。「まるで変って了った」とあるので、本文から変わってしまった内容を捉えるべき。

【解答ポイント】ここで本文をチェックしてみると「太刀を打刀(実戦用の刀)に変えた」とあり、続きの文に「実用本位の兇器に変じた」とあるので「実戦、実用」が解答のためのキーワードだと判断して選択肢をチェック。また、「(注)3 打刀ー相手に打ち当てて斬りつける実戦用の刀。」と書いてあることからも、実戦というキーワードが重要であることがわかる。

【選択肢】

  1. 鐔は応仁の大乱以前には富や権力を象徴する刀剣の拵の一部だったが、それ以後は命をかけた実戦のための有用性と、乱世においても自分を見失わずしたたかに生き抜くための精神性とが求められるようになったということ。
    ⇒「実戦」と第3パラグラフの内容も含んでいる。正解
  2. 鐔は応仁の大乱以前には特権階級の富と権力を象徴する日用品としての美しさが重視されていたが、それ以後は身分を問わず使用されるようになり、平俗な装飾品としての手頃さが求められるようになったということ。
    ⇒キーワード「実戦」など無し。即バツ!(3秒で迷わずバツにするべき)
  3. 鐔は応仁の大乱以前には実際に使われる可能性の少ない刀剣の一部としてあったが、それ以後は刀剣が乱世を生き抜くために必要な武器となったことで、手軽で生産性の高い簡素な形が鐔に求められるようになったということ。
    ⇒「実際に使われる可能性の少ない刀剣の一部」???
    ⇒「乱世を生き抜くために必要な武器」漠然としている。実用。実戦。
    ⇒「手軽で生産性の高い簡素な形」精巧な拵の鐔もある
    ⇒ズバリ実用・実戦のキーワードがない。
  4. 鐔は応仁の大乱以前には権威と品格とを表現する装具であったが、それ以後、専門の鐔工の登場によって強度が向上してくると、乱世において生命の安全を保証してくれるかのような安心感が求められるようになったということ。
    ⇒キーワードなし。「生命の安全」など求められていない。
  5. 鐔は応仁の大乱以前には刀剣の拵の一部に過ぎないと軽視されていたが、乱世においては武器全体の評価を決定づけるものとして注目され、戦いの場で士気を鼓舞するような丈夫で力強い作りが求められるようになったということ。
    ⇒キーワードなし。

ちなみに①の後半の「自分を見失わず」が本文の次の段落で「平常心を捜さなければ生きていけぬ」と対応していることを確認して最終決定。

はじめから必要なポイントを全て見つけなくても、1つ見つかったら選択肢をサーチしてみる、という姿勢が時間効率を重視するセンター試験では大切な観点となる。

【最速解法の視点と正解までの流れ】

  • A「日本人の鐔というものの見方も考え方も、まるで変って了った」⇒鐔のがどう変わった?before afterの視点。「変わった」述語は大事。意識しながら読み進める
  • 2パラ9行目「乱世が、太刀を打刀に変えた」言い換えと判断。変化後(after)の打刀が何か?を把握。注を見ると「実戦」というキーワードあり。
  • 直後の文に「〜たる太刀(before)が、実用本位の兇器に変じた(after)」。要は実用実戦の兇器になったということ。ここから選択肢を見るときに実用・実戦・兇器というものがヒントではないか?と仮定して選択肢にアタック。
  • 実戦というキーワードがあるのは①のみ。①かな?と仮決め。選択肢は大きく2つに分かれているのでここで即断するのはややリスクがあるので、後半部分も検証。あるいは②③④⑤はそれぞれダメな部分あるのでそこで切っても良い
  • 次の段落で精神性に触れられているので、ここでダメ押し根拠2として①を正解と判断

 

まとめ

今回は現代文の中で、特に評論文について話をしました。小説問題の勉強方法も基本的には同じです。対策や解法の本を読んでコツを掴んでから、多くの問題を解いてアウトプットすれば、さらに点数を取ることができるようになります。

最優先で強化すべき科目は英語ですが、現代文の得点をアップを目指す人は、是非この勉強方法を参考にしてください。

「早稲田の国語どうすればいいですか?」など質問や感想、リクエストをコメント欄やメールでいただけると嬉しいです。今回はこれで以上にしたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。