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現代文の解き方|基本3つの読み方、9の解き方・復習法 – HERO ACADEMY
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現代文の解き方|基本3つの読み方、9の解き方・復習法

現代文の正しい勉強法を知っている人、そして教えている人は現在殆どいません。そのせいで「現代文なんてセンスだ」「現代文は勉強しなくてもいい」という間違った常識を未だに信じている受験生が驚くほどたくさんいます。

現代文は正しい方法で勉強すれば必ず出来るようになります。成績も必ず上がります。

そのためには押さえておかなければならない「現代文が伸びる理論」と「誰もやっていない復習方法」を知らなければなりません。

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現代文には読み方があります。

その読み方を知らずに、自分の好きなように読んでも得点出来るようにはなりません。まずは基本を知りましょう。

現代文の読み方の3つの基本

  1. 本文の話題を把握すること
  2. 言い換えと対比を見抜くこと
  3. まとめ(抽象文)と具体文の対応を把握すること

この3つを出来るようにすることが大切です。1つずつ説明しましょう。

本文の話題を把握すること

評論文や小説を読むときに最も大切なのが「この文章は何について書かれた文章なのか。何がテーマなのか」を把握することです。

これが分からないと本文を理解することは到底出来ません。

文章のテーマを理解することは、実は英語長文読解においても重要です。「パラグラフリーディング」という読解テクニックでは、まず段落(パラグラフ)ごとの話題を把握することがキモとなっています。

現代文でこういう習慣が身についていない人は、英語長文を勉強しても伸びづらかったりします。現代文でも英語でも重要な技術なのでまず初めに身に付けておきましょう。

具体的には以下の2つを出来るようにして下さい。

本文全体の話題(テーマ)や主張を把握する

評論文では、筆者が

  • 何をテーマに文章を書いているのか
  • 何が言いたいのか

以上の2つを把握することが重要です。

話題を把握するカンタンな方法は、

本文中に何度も何度も出てくる言葉、キーワードがテーマになる可能性が高い

ということです。案外単純でしょう?

でもよく考えれば当たり前の話で、「環境問題」がテーマの文章に「環境」という言葉が出ないのはおかしいわけです。

ですからまずは本文によく登場する言葉に注目しましょう。

次に主張ですが、これはまず主張表現に注意して下さい。

  • 〜するべきだ
  • 〜することが必要だ
  • 〜しなければならない

こういう表現があれば主張かな?と考えて下さい。

また、疑問や反語表現も主張になることがあります。

  • 地球環境を今のままにしておいていいのだろうか?(いや良くない)
  • 我々は今のような生き方を見なおさなくていいのだろうか。
  • これからどのように生きていけばいいのだろうか(この後でこの疑問に筆者自身で答えていく)

疑問文が冒頭にある場合、本文全体のテーマになることがあるので、注意して読んでくださいね。

  1. 多く登場するキーワードからテーマを把握
  2. 主張表現に注意して主張を把握

以上二点を身に付けてテーマと主張を掴んでください。

各段落ごとの話題と、段落ごとのつながり(意味段落)を把握する

1つの段落の話題を把握したら、それを最後まで続けて下さい。そして段落ごとの話題を整理するのです。

たとえば環境問題について書かれた文章があるとしましょう。各段落の見出しを考えていくと、以下のような段落構成になっていました。

  1. 現在世界中で深刻な環境破壊が起こっている
  2. ブラジルのアマゾンでは…
  3. アフリカの砂漠化問題…
  4. 日本でも…
  5. 何が原因なのだろうか?
  6. 経済的背景…
  7. 人々の意識…
  8. 未来の子供たちに責任を持ち越さず、いま我々ができうることを考えていくべき

こういう段落構成が見えると、本文理解が非常にしやすくなります。

また、問題を解くときも素早く正解にたどり着くことが出来ます。

問一. アフリカの砂漠化について本文内容と一致するものを選べ。

問二. 環境破壊の原因について誤ったものを選べ。

設問を見れば、どこに答えが書いてあるのか一目瞭然ですよね。該当する段落を丁寧に読みなおして正解を選べばいいのです。

これはスキャニングという技術ですが、これを行うことで正確性もスピードも格段に上げることが出来ます。

また、もう一つ注目して欲しいのが意味段落です。小学校で習いましたよね。

  • 形式段落…一字下げの形の上でのひとまとまりの文章。
  • 意味段落…内容的に同じ、ひとまとまりの文章。

読解において大切なのは意味段落です。上の例の場合、2〜4は同じ環境破壊の例としてひとまとまりですよね。ではそれ以降はどうでしょう?

5、6、7が「原因と実例」といった感じでひとまとまりになるのが分かりますよね。

このように「全体の構成」を整理すること、意味段落ごとのつながりを把握することはとても重要です。

設問を見るときも、基本的には意味段落ごとに見ることになるからです。

例えば問二の「環境破壊の原因について誤ったものを選べ。」という設問の場合。

見るべきところは当然、5、6、7なわけです。

でも「傍線部は前後を見ろ」という解法しか知らない人は、直前の四段落を読んでタイムロスしたり見当違いな答えを選んだりするのです。

だから意味段落をきちんと把握することは読むためにも解くためにも重要なわけです。

『入試現代文へのアクセス』シリーズでは、段落を意味段落ごとに分けて見出しをつけています。

このテキストで勉強することで、

  • 意味段落ごとに整理する
  • 見出しをつける

という練習がしやすいのです。超おすすめの問題集です。

  1. 多く登場するキーワードからテーマを把握
  2. 主張表現に注意して主張を把握
  3. 意味段落ごとに整理する

「テーマと主張の把握」という技術は以上3点を意識していってください。

言い換えと対比を見抜くこと

言い換え

評論文では、筆者が言いたいことは繰り返し微妙に言葉を変えて述べられていきます。

この記事も読み直してみると、何度も何度も同じ言葉を使い、同じ事を言っていることが分かるでしょう。

この「言い換えを見抜く力」は、そのまま現代文の力と言っても過言ではないくらい重要な力です。

「〜はどういうことか」という設問はよく見られますが、これは「言い換えを探せ」という設問なのです。

傍線部の前後に書かれていることが多いですが、かなり離れている部分にある場合もあります。

だから例えば文章の9段落目を読んでいる時に「あっこれは2段落で言っていることと同じだ」というつながりに気付くことが重要なのです。

この言い換えに気付くためには2つ、重要な事があります。

  • 言い換えを意識して読むこと
  • 語彙力

まずは言い換えを意識して文章を読みましょう。10個〜20個くらいの文章で言い換えを意識して読めば大分分かってくるようになると思います。

もう一つは語彙力です。語彙力が乏しい人は「考慮する」と「考える」という言葉が似たような言葉であることが分かりません。

このように「言葉は違うけど意味はだいたい同じ」という言葉のネットワークを構築するために、意味を含めた漢字の勉強を怠るべきではありません。

英単語では「派生語」のネットワークを広げることが重要だと言われますが、国語でも英語でもこの言葉のネットワークを作ることが重要なのです。

対比

一方、対比を意識することも必要です。なぜ対比を用いるのか?それは自分の主張を強調するためです。

「日本人はハイとハッキリ言わない民族だ」ということが言いたい場合。これだけだと少し説得力が無いが、

「アメリカ人は曖昧な事を言わずハッキリとYes、Noと言う。一方、日本人は『またよろしく』『検討します』といった曖昧な表現を使う」と比較すると分かりやすくなる。

筆者は自分の主張を強調するために、自分の考えの反対の考えを述べることがあります。

たしかにAだが、実際はBだ。

AではなくBだ。

このような譲歩構文や「AではなくB」構文では、Aが筆者が否定する言説で、Bが重要であることが多いです。

この対比構造を意識しながら、筆者の主張を丁寧に追うようにして下さい。

私がおすすめする「対比の分け方」は傍線と波線を使い分けるということです。

つまりAにあたる文には傍線、Bにあたる文には波線を引くと、自然に対比と言い換えが見えてくるようになります。

  •  傍線と波線で言い換えと対比を分ける

まとめ(抽象文)と具体文の対応を把握すること

まずは抽象と具体という言葉の意味をきちんと知りましょう。

  • 具体…1つ1つの個別のもの
  • 抽象…個別のものから共通の要素・性質をまとめたもの

例えば「いぬ、ねこ、うさぎ」の抽象は「哺乳類」です。

では次。

  • 【例1】①なにか動物を買いたいな。②いぬとか猫とかがいいな。
  • 【例2】①サッカーとかテニスとか楽しそうだよね。②何かスポーツを始めようかな。

例1では①が抽象文、②が具体文です。例2では①が具体文、②が抽象文です。

評論文は多くの場合、文章の冒頭や段落の最初の文で抽象的な文があり、その後具体的に展開していきます。

もちろん具体→抽象という流れもあります。だから段落の最初と最後、文章の最初と最後を特に注意して読んで下さい。

ここで特に注意して読んでほしいことがあります。それは以下です。

具体例は何の具体例なのか?抽象と具体を対応させること

たまに「具体例は飛ばしてもいいですか?」という、どこかで聞いた浅はかなテクニックが有用であるかどうか、を聞く質問があります。

そういう人は「そもそもなぜ具体例が存在するのか」をしっかりと考えてほしいです。具体例がなくても文章の主張やテーマは分かります。

じゃあ具体例は要らないのか?というとそうでもない。具体例は抽象文を理解しやすいために挙げられているのです。

だからあなたが文章を読むときに意識すべきことは以下です。

「抽象文が来たら少し立ち止まって考える。抽象文だけでわからない場合は具体例を探す。具体例があったら後ろにまとめ(抽象文)が来るのかなと予想しながら読む」

以上、3つの基本を押さえることが、現代文の基礎レベルを超えるためには絶対に必要です。

以上3つの力を手に入れるためには

などがオススメです。

現代文問題集を解く時の5ステップ

問題文をコピーして問題を解く

本文はできるだけコピーして書き込みながら解くようにしてください。

制限時間もあまり気にしなくていいです。自分なりに根拠を持って解答して下さい。

  • 抽象文には線を引く
  • 何度も登場するキーワードにはマルをつける
  • 言い換えと対比を傍線と波線で分ける

といった書き込みをしながら解くといいでしょう。

解答の根拠をメモしておく

ノートなどに、自分なりの解答の根拠をメモして下さい。

「本文◯行目にこう書かれているから、アが正解。イは◯◯が違う、ウは…」というように正解の根拠とした部分、間違いはどこがどう間違いなのかをメモします。

これはリーズニングという勉強法ですが、このリーズニングをすること無くテキトーに問題を解いてもあまり効果がありません。

自分はこう考えた、という思考回路の形跡を残して下さい。そして解説を読み、どこがどう間違っているのかをハッキリさせる。

文字として残さないと、復習するときに「前回どこで躓いたのか」ということを忘れてしまいます。

復習する時の為に、そして自分の思考回路をしっかりと修正するために、問題を解くときにはメモしておきましょう。

答え合わせして解説を熟読する

問題を解き終えたら答え合わせをして解説を読んでいきます。

アクセスなどなら、本文解説→設問解説の順に読んでいきましょう。

正解しても、解くときに根拠を明示できなかった、あるいは根拠が違っていた問題にはチェックを付けておきましょう。

そういう問題は「間違えた」と考えてしっかりと復習します。

もう一度シャドウティーチングしながら解く

解説を読んで理解したら、その直後にもう一度問題をときます。

解説を読むだけで終わらないようにしましょう。それだとほとんど意味がありません。

解説を読んだ直後に問題を解く。

しかもただ解くのではなくて、解説を再現するように、つまり「シャドウティーチング=誰かに教えるように」問題を解いていくのです。

多分、最初は上手く出来ないはずです。それは解説を十分に理解していないから。

もう一度解説を熟読して、再び解説を試みて下さい。

合格に欠かせない復習の方法

現代文の成績が上がるとき、それは復習している時です。

問題を根拠を持って完璧に解けるようになってこそ、成績が上がります。「解説できる」問題を10題、20題と積み上げていくことで実力がつくのです。

反対に、いくら大量に問題を解いても、シャドウティーチングをしない勉強ならばあまり効果がありません。

参考書の解説には、いわば一流講師の思考回路が書かれているわけです。それを真似すれば、一流の思考回路が手に入ります。

シャドウティーチングを繰り返すことで、思考回路を頭の中にインストールして下さい。

ここでは実際の復習の手順を書いていきます。

本文を丁寧に読み込む

英語長文を復習するときはもちろん本文も読みます。

現代文を復習するときも本文を熟読するようにして下さい。

本文のテーマ、言い換え、対比、具体と抽象などを意識しながら読めるかどうかを確認して下さいね。

本文全体、各段落の要旨を説明

本文を読みながら、本文全体や各段落の要旨を説明してみてください。

例えば本文や意味段落ごとの見出しを10字くらいで言ってみましょう。

アクセスならお手本があるのでそれを言えるようにすればいいでしょう。

設問の意図を説明・傍線部の解釈を行う

本文を読み終えたら(読みながらでも可)、設問を解きます。

設問を解くときは、まず設問の解釈を行いましょう。「何が問われているのか」をカンタンに説明してみてください。

「言い換えを問うているのか」「理由を問うているのか」などを指摘して下さい。

次は傍線部の解釈です。「傍線部は一文全体で考える」という原則に従って傍線部の意味を説明して下さい。

傍線部の主語、述語に注意して「何がどうなのか」をハッキリさせてください。

選択肢を分析する

設問を分析した後は選択肢です。選択肢を考える時の基本は「文節ごとに分けて分析」です。

選択肢をスラッシュで切りながら、各文節が合っているのかどうかを検討します。

基本的には傍線部との主語述語などを対応させながら考えてみるといいでしょう。

難関レベルになると、文節ではなく単語レベルで正誤を判断しなければならないこともあります。

  • 合っている部分は◯
  • 微妙な部分は▲
  • 間違っている部分は☓

この3つのマークをつけて行って選択肢を分析、そして正解を選んでいって下さい。


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