今回は独学でも十分に使いこなせる英文解釈の参考書をレベル別でご紹介します。

英文解釈といえば『ビジュアル英文解釈』『ポレポレ英文読解』などが有名ですが、レベルが高かったり使いづらかったりして、最近のトレンドではなくなってきています。

今回は新しくて使いやすい参考書にを中心にご紹介します。

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中学レベルの解釈書

正確には解釈書ではありませんが、あえて文法用語を多用した解説をしたり、SVOCとM(修飾語句)など英文解釈をやる上で覚えておきたい用語に慣れることが出来ます。

ただの中学英文法の復習のためのテキストというよりは、大学受験英語の英文解釈を始めるために中学英語を復習するといったコンセプトです。

入門:高1~高2生レベル向け解釈書

『基本はここだ』は5文型、準動詞、節など基本的な読解ポイントを1行程度の短い例文で勉強する参考書です。

入試レベルの英文を読む前の基礎がために最適。全50例題で、類例やLe’ts Tryも入試に必ず出るといってもいい文ばかりです。すべて完璧に訳せるようにしましょう。

基本とはいいながらも応用が利くので、実際の到達レベルはかなり高いです。センターレベルの解釈が終わっても何回か復習する価値があります。

文法用語が多用されるので、SVOCや句、節などの言葉の意味がわからない人はきちんと押さえてから勉強するといいです。『Mr.Evine』を勉強した後に取り組みましょう。

基礎的な短文を読みこなすための読解技術を解説した本。

かなり基礎的な部分からハイレベルな英文まで網羅しています。総語数は約9000語と相当多く、1冊で入門レベルからセンターレベルの解釈力をつけることができるでしょう。

著者のHPで音声、動画、プリントなど、独学者にはうれしい情報が多く入手できます。「山下りょうとくHP

基本はここだと比べると、基本はここだは高1〜センター入門くらい、スマリーはセンターレベルまでほぼ網羅していると言っていいでしょう。

2冊のレベルのイメージ

入門 センター

基本ここ■■■■■■□□□□

スマリー■■■■■■■■■□

スマリーはやや厚くいきなり取り組むのは大変なので、基本はここだ→スマートリーディングと接続しても良さそうです。

基礎:高3~浪人 センターレベル向け解釈書

センターレベルの入試問題を使って英文解釈を行っていく参考書。

CDがついているのが最大のメリットSVOCMの品詞分解による解説修飾・被修飾の関係が矢印で明示されている部分も大きな特徴。

「英文読解の作法」を最も実践しやすいテキスト。

例題70個と演習問題が70個ある。演習問題もきちんと勉強しましょう。例題⇒演習という流れでもいいし、例題1番と演習1番と合わせて学習してもいい。CDの順番的に例題⇒演習でいいと思います。

例題の復習の際には「復習用ページ」を見てやりましょう。復習用ページを拡大コピーして、SVOCMなど文構造を書き込んで和訳をする。和訳は口頭でも良いです。

難関:マーチレベル向け解釈書

『入門技術70』の姉妹本。この本でかなりの入試をカバーできます。

私自身の手ごたえとして、早稲田の入試も多くはこのテキストまでの学習でカバーすることが出来ました。

難しめの英文をCDを使って読み込むことで「英文読解の理解レベル」を上げることが出来ます。つまり難しい英文を普通に理解できるようになります。

技術70→基礎100と接続しましょう。技術70→無印100とつなげようとする人がいますがダメです。

最難関:早慶東大など最難関大向け解釈書

私もこのテキストを学習しましたが、このレベルまで必要な人はほとんどいません。二次で和訳問題が出る人がやればいいでしょう。

英文のレベルはさらに上がってかなり難しいです。

『ポレポレ』と10個以上の英文がかぶっていることで有名です。両者を見比べると、着目点が微妙に違っていたりして面白いです。

ポレポレと技術100、どちらをやればいい?」という質問が良く来ますが、「読解技術重視ならポレポレ、演習量重視なら技術100」になるかと思う。

ポレポレはそんなに量が多いわけではないので時間があるなら両方やってもいいでしょう。

人気の参考書ですが、マーチまでなら『基礎100』でOK。割と背伸びして使っている人が多い参考書なので使い方には十分に気をつけましょう。

ポレポレは英文を読む際の思考回路の解説が充実していますので、ポレポレを勉強したあとは難しい構造の文でも解析できないものはほぼない、と言ってもいいくらいの実力がつきます。

透視図とライジング解釈は慶應文や京大などさらにハイレベルの解釈が必要な人がやるといいでしょう。殆どの人にとってここまでの解釈書は必要ないです。

英文解釈 参考書選定の理由

参考書は単に人気かどうかなどは一切考慮していません。いかに使いやすいか、いかに身に付けやすいかのみが選定の理由です。

最優先の条件として、CDが付いていることは重要です。

また『英文解釈の技術』シリーズのようにSVOCMや修飾・被修飾の関係を明示しているなども重要ポイントです。これがあるか否かで独学のしやすさが大きく変わってきます。

技術シリーズやスマートリーディングのように、最近では使いやすい参考書も増えました。『ビジュアル英文解釈』『英文解釈教室』などは古いし入試傾向にも合わなくなってきているでしょう。

もちろん参考書はある程度好みやフィーリングも大事だと思っているので、あなた本人が気に入っているなら存分に使えばよいでしょう。

しかし、昔からあるとか単に評判の参考書に手を出す前に、使いやすさやレベルの方を再優先で考慮して選んでもらえたらと思います。