英単語を覚えるときにオススメの英単語帳ってなんだろう?たくさんありすぎて困っている受験生はとても多いはずだ。

一般的な人気の『ターゲット1900』『システム英単語』は実は使用者を選ぶくらいにレベルの高い単語帳。誤って使って効率を大きく下げている人はとても多い。

英単語帳選びはとても重要だ。ここでは英単語帳を選ぶ時の原則を解説しつつ、オススメの英単語帳をご紹介していく。

単語帳の選び方動画!

英単語帳を選ぶときの原則

単語帳を選ぶときの基準として採用してほしいのは次の2つ。

  1. 自分の語彙レベルに合っている
  2. 単語帳にCDがついているか別売りCDがある

自分の語彙レベルに合っている

自分のレベルに合っていない単語帳を使用している受験生は実に多い。単語帳選びを間違えると、非常に効率の悪い学習をしてしまうことになる。

レベルに合った単語帳を選ぶためには、自分の語数レベルを知らないといけない。

こちらから「Test Your Vocab」にアクセスして語彙レベルを調べてみよう。

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単語帳にCDがついているか別売りCDがある

CDが付いていない単語帳を買う価値はないまたCDが付いているのにCDを活用しない勉強はダメだ

CDを活用して発音して英単語を覚えないから、日本人は下手くそな発音しか出来ない人が多いし、リスニングも苦手なのだ。

試験にリスニングが出る出ないは関係ない。正しい発音・アクセントが出来ることはそのまま英語力に直結すると思ってもらいたい。

単語帳の5つのタイプ

単語帳のタイプには大きく分けて5つある。

  1. 辞書形式(ターゲット、キクタンなど)
  2. フレーズ形式(シス単など)
  3. 例文形式(DUOなど)
  4. 長文形式(速単など)
  5. 単熟語両刀式(データベース、VALUEなど)

基本的にはどの単語帳でもいいのだが、自分のレベル、勉強スタイル、抜けている単熟語に合わせて使い分けると良い。

難関大学志望者は単語帳を何冊もやるべき?

「単語帳は1冊を極めるのが良い」というアドバイスがあるが、私は正直これには全面的に同意しかねる。

1冊を完璧にしたうえで、複数冊の単語帳をやることが難関大学志望者には必要だ

複数冊やるには主に以下の3つのメリットがある。

  1. 場所で覚える不具合を解消
  2. 英単語記憶にモレがなくなる
  3. たくさん覚えることで盤石の語彙力が身に付く

単語帳を使っていると、英単語を場所で覚えてしまうことがある。

10周も20周も回して場所で覚えてしまったら、同じレベルの単語帳を勉強してもいい。むしろその方がよく覚えられる。

たとえば『システム英単語』を勉強しすぎて飽きたり場所で覚えてしまったら、『ターゲット1900』でフレーズを介さずに英単語を覚えなおしをしてみると良い。

複数冊の単語帳を使用することで英単語にモレがなくなるし、たくさん英単語を覚えられる。最難関大学の英語では語彙力は多ければ多いほど良い。

私は『単語王』と『DUO3.0』の2冊を軸に英単熟語を覚えて、さらに『システム英熟語』でさらに多くの英熟語を覚えた。

レベル別おススメ単語帳

入門:中学~高1、偏差値50以下、2000語レベル

偏差値が50以下の人は高校入試レベルの単語に穴がある可能性がある。したがって、まずは1700語~2000語レベルの単語帳から学習しよう。

高校生なら『キクタン』『ユメタン』で手早く覚えよう。

基礎:高2~センター(3000語~4000語レベル)

センター英語を攻略するには3000語~4000レベルの単熟語帳を覚える必要がある。

上記に挙げたものならなんでもいいので好みで選んでしまって構わないだろう。微妙なレベルや使い方の違いは下記を見てほしい。

『英単語VALUE1700』と『データベース4500完成英単語・熟語』は4500語レベルの単語帳で、センター試験のみならば若干レベルが高いが、おおよそセンターレベルと考えてもいいだろう。

この2冊のシリーズはそれぞれ『英単語VALUE1400』『DataBase3000基本英単語・熟語』とレベルが一部かぶっている。(DataBase3000のレベル6とDataBase4500のレベル1など)

難関:マーチ、難関二次試験レベル

ほとんどの大学入試ではここまでの単語帳で十分戦えるようになると思う。二次私大レベルとひとくくりにしているが、単語帳によって難易度にけっこう差がある。

日東駒専レベルの私立大学では5000語~5500語レベルくらいを覚えるといいだろう。

大学、学部によって難易度は差が出るので、過去問を解きながら必要かを検討してほしい。

一般的な二次試験、マーチレベルまでの大学なら、まず6000語レベルを目標に勉強するといいだろう。

最難関:早慶上智、東大京大レベル

このレベルになると、まず単語帳を勉強する前に過去問を解いて、単語を勉強する必要があるかどうかを検討した方がいい。

英単語帳シリーズ別解説

ここからは定番の英単語帳シリーズを1つ1つ解説する。

英単語ターゲットシリーズ

 

いまだに根強い人気を誇るシリーズ。『英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)』が有名だ。

『1200』は2000語~3000語レベルくらいだろうか。『1400』はセンターレベルとあるのでおよそ4000語レベルだろう。『1900』は入試難関レベルの単語帳だ。

周辺教材が豊富なのが唯一のメリット。うまい使い方としてはカードを活用することだろう

しかし値段もそれなりにするし、最近システム英単語もカードが出たので、積極的に薦めることはできない。どうせカードを買うなら単語王のカードを薦める。

『英単語ターゲット』シリーズ 音声ダウンロードサービス」こちらで音声もしっかりダウンロードして活用しよう。

システム英単語シリーズ

 

ターゲットと双璧をなす大人気の英単語帳シリーズ。ミニマルフレーズという英単語のカタマリで覚えていくという非常に合理的な単語帳だ。

 この単語帳も、フレーズだけで覚えるのではなくCDを聞きながら学習してほしい。

『Basic』の方はセンター向けとされているので、4000語レベルくらいだろうか。『Ver.2』の方は完全に難関入試レベルと思ってよいだろう。

最近シスタンにカードが出たので活用してみてもいいだろう。

 

しかし、値段が高いので、個人的には『単語王』のカードを薦めたい。単語カードのクオリティとしては『単語王フラッシュカード』の方がはるかに高いからだ。

『システム英単語 Premium(語源編)』は語源で英単語を覚えるタイプの単語帳。システム英単語とはコンセプトが全く違うが、読み物として非常に面白い。CD付きでコストパフォーマンスも高い。

『シス単無印』を一通り勉強した後、語源でさらに単語強化を図ってみてもいいだろう。

キクタンシリーズ

 

参考:キクタンの使い方|Entry、Basic、Advancedのシリーズ解説

個人的には最もおすすめできる英単語帳だ。CD音声では、軽快なBGMと一緒に英単語と日本語を流してくれる。リズミカルに英単語を覚えることができて、このBGMがとにかく楽しい。

個人的に、英単語はいかに楽しくリズミカルに継続できるかが重要だ

とにかく継続しなければ英単語は絶対に覚えられない。しかし英単語暗記は基本的に無味乾燥でつまらない苦行になりがちだ。

『キクタン』はその苦行になりがちな英単語を、軽快な音楽で楽しくしてくれる非常に画期的な英単語帳だ。

私が当ブログでしつこくキクタンをおすすめしている理由はここにある。さりげなくシスタンのようなフレーズも収録しているし例文も収録している。

CDは「英単語→日本語→英単語」の順で音声が流れる。基本的にはこの音声を全て真似て音読すれば良い。機械的に英単語を覚えられる点でもおすすめだ。

夢をかなえる英単語 ユメタンシリーズ

 

 

ユメタンもキクタンに続いていちおしの英単語帳だ。

英単語の覚え方に自信がない人には最もおすすめできる。なぜなら、英単語帳の中で著者のキムタツ先生が細かい英単語暗記の手順を解説しているからだ。

キムタツ先生のやり方に従って英単語を暗記すればまず間違いなく英単語を覚えられる。

個人的には単語帳のレイアウトがあまり好きではないので、合わない人にはキクタンをおすすめする。

速読英単語シリーズ

 

速単シリーズはこちらで詳しく解説している。

速読英単語は、英単語帳と言うよりは長文読み込み教材として扱った方がいい。

だから『速読英単語必修』→『キクタンAdvanced』というように、辞書型やフレーズ型の単語帳と併用してみるといいだろう。

以下の記事で各速単シリーズの詳しい解説をしている。

英単語Valueシリーズ

 

『Value』はマイナーな単熟語帳だが使いやすいので当ブログでは積極的におすすめしておきたい。

『データベース』と同じく単語熟語の両方を収録している辞書型単熟語帳。

別冊「フレーズ集」がついているので、シス単のようにフレーズで暗記することが出来る。単語の掲載量では『データベース』に劣るが、覚えやすさは勝るだろう。

データベースシリーズ

 

 

『3000』と『4500』は2013年に改訂されて、『1700』と『5500』は現在改訂中だと思う。買うならもう少し待って改訂版が出るのを待とう。

学校で採用されている人も多いだろう。私の母校でも『4500』が採用されていた。

しかし、いきなり『4500』を使用する場合は、『3000』から覚えてから使用した方がいいだろう。偏差値50以下の人はたいてい『3000』レベルに抜けがある

最大のメリットは単熟語収録でコスパが高いこと。あと発音記号とその音声がCDに収録されていることもうれしい

付属CDの例文を読むスピードがやや速いのはデメリット。偏差値50程度の学生をターゲットにしているならば、スピードをもう少し遅くしてもらわないと例文音読することは難しい。

普段から音読に慣れている人でないと例文を有効活用できないだろう。それならキクタンみたいに「単語→日本語の音声のCD」と「例文だけのCD」に分けてほしい。

DUOシリーズ

 

東大や早慶など難関大学の受験生に大人気の単熟語帳。私も『DUO3.0』を愛用していた。

『DUOセレクト』はセンターレベルの英単語1000語と英熟語600語を収録している。1つの例文に単語と熟語を複数個つめこんでいる例文集だ。

1つの例文を覚えれば単熟語を複数個覚えられるという効率的な単語帳だ。

DUO 3.0』は最難関向けの単熟語帳。英単語1600語と英熟語1000語を560の例文に詰め込んだ単語帳。

1つの例文を読んで3つ~6個くらいの単熟語を覚えられるということで単語帳屈指の効率性を誇る。

例文自体も面白いものが多いので、楽しく学習に取り組める。派生語の収録語数が半端なく多いので辞書としても使える。

使い方の注意点としてはまず『3000語~4000語レベルの単語』は覚えておくこと。

でないと基礎レベルの単語にモレが出てしまう。もう一つは普段から英語を音読することに慣れていないと使いこなしづらいと思う。

私は最初から復習用CDでスラスラ読めたので1か月くらいでほとんど単語を覚えられた。しかし、CDに全然ついていけない人はまず英文を読みこなすことができないので逆に非効率的だ。

あと最低限の文法知識・解釈力は前提だ。偏差値的には最低でも55~60くらいある人が単熟語を効率よく習得するのに向くだろう。

ちなみにこのシリーズのカードは全く必要ないと思う…。CDで音読するのが最大のコンセプトなのに、カードで覚えて意味があるのか? 高いし。

カードを買うなら『単語王』のものを買おう。

単語王2202

 

早慶上智や東大志望者に人気の最難関大学向けの英単語帳。とはいっても、そこまで難しいレベルの単語しか収録していないわけではない。

この単語帳を使用する目的は「豊富な派生語を覚える」ことだと思う。見出し語しか覚えないのであれば、この単語帳を使うメリットはあまりない。

個人的にはブック型のものは必要なく、カードとCDのみで良い。ブック型は厚くて覚えづらいから辞書として活用しよう。

カードは高いが、単語帳のカードとしては間違いなく最高レベルのクオリティだ。ブック型に載っている多数の派生語や例文もそのまま載っている。だからブック型は買わなくても良い。

CDも他の単語帳よりも工夫が見られる。順番に読まれるパターンとランダムに読まれるパターンなどがあって、場所で覚えることを回避できる。

とはいっても、それはカードでも出来るし、自分で発音出来ればCDは不可欠ではないかな。

覚えるときのポイントは以下の手順で覚えよう。

  1. まずは2202語の見出し語(一語一義)だけ覚えること
  2. 見出し語を完璧に覚えたら派生語や二義目を覚えること

 タイプ別おすすめ英単語帳ルート

とにかく英語が苦手、暗記が苦手な人

  • ユメタン0→ユメタン1→ユメタン2
  • キクタンEnrty→キクタンBasic→キクタンAdvanced

苦手な人は覚え方まで身に付けられるユメタンルートがオススメだ。次におすすめなのがキクタンルート。

英語は得意じゃないけどシス単を使ってみたい人

  • センターのみの人はシス単Basic
  • キクタンBasic→シス単無印

システム英単語無印に載っていない基礎単語にモレがある恐れがある人はデータベース3000やキクタンBasicを先に覚えよう。

早慶上智対応の語彙力を増強したい

  • 6000語レベルの単語帳→単語王+シス熟(DUO3.0)

語彙力を妥協無く増強したい人はDUO3.0や単語王を覚えるといいだろう。

単語王やシステム英熟語で大量の単熟語を覚えれば語数レベルで言うと8000語レベルになるだろう。