本日は難関大学受験生の間でじわじわ人気を伸ばしている『単語王2202』を紹介する。 『単語王2202』は見出し語が多いだけでなく、圧倒的な多義語や派生語の情報量が魅力の単語帳だ。 しかしその情報量が多いことから使い方に注意が必要な単語帳でもある。

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基本スペック

  • [ジャンル]英単語
  • [問題数]見出し語2202
  • [難易度]難しめ:5000~6000語レベルは覚えておいた方が楽
  • [到達レベル]難関→最難関:マーチ→早慶東大レベルの単熟語をガッチリ網羅
  • [勉強期間]1日100個程度で1か月以内で1周、以降ペースを上げて2か月以内で見出し語を覚える
  • [使用目的]難関大に必要な英単語を覚えるため
  • [勉強目標]見出し語を全て即答できる
  • [対象者]早慶レベルの英語で高得点を目指す人

単語王シリーズは以下の4つのコンテンツがある。

単語王以外の単語帳については「英単語帳おすすめ18選|中学・共通テスト・早慶上智東大レベル参考書」も見ておこう。

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単語王2202 ブック型の特徴と評価

『単語王2202』はブック型。普通の単語帳タイプの参考書。王にふさわしい収録語数である。 1ユニットは33語で、単語のレベルを以下の4つに分けている。

  • レベル1 確信の807語
  • レベル2 飛躍の674語
  • レベル3 勝利の545語
  • レベル4 栄光の176語

レベルを分けないことで、難しい単語もしっかり覚えていける!というコンセプトのようだ。 このレベル分けについて意見もいくつかあるようだが、単語王を使うような受験生は、レベルに関係なく全て覚えればいいそもそもレベル分けがどうだ、など考える必要はない

全部さっさと覚えよう。 私的にはブック型よりもカードの方がおすすめだ。ブック型は厚いし重いので単語帳としては使いにくさが目立つからだ。 覚えこみよりも辞書としての活用が想定されるが、電子辞書があるならそれも必要ない。

私はカードで単語を全て覚えてブック型はほぼ使わなかった。 合格体験記や広告も人によってはウザったく感じるようなので、気になるようならカードを使えばよい。

単語王2202フラッシュ・リスニングCDの特徴と評価

『単語王2202フラッシュ・リスニングCD』は単語王の別売りCD。通常の単語帳との違いは「ランダムに英単語が読まれるトラックがあること。 単語帳の並びと同じCDだと「場所で覚える」ことがあるが、ランダムで聞くことで、場所や並びで覚えてしまうことがなくなる。

CDの出来自体は非常に良い。私的には市販の単語帳随一の使いやすさしかし値段が2000円程度と高すぎるのが×。せめて1000円するか、本とセットで2000円程度にしてほしい。受験生のとき購入した私は涙目。

単語王フラッシュ・カード1、2の特徴と評価

フラッシュカードは最もおすすめする単語王のシリーズ。単語王の収録語がそのまま全てカードになっている。 ターゲットやシステム英単語と比べると、カードに圧倒的な情報量が収録されている。見出し語だけではなく2つ目以降の意味に加えて派生語も単語帳のまま収録されているので、単語帳と同じように使える。

カードと比較するとほぼ差異はない。ただ、Extraなど一部の情報がブック型には収録されていてカードにはない。 値段が4000円と非常に高いのだが、それでも良いというくらい出来が良い。4000円で早慶レベルの英文で知らない単語を一切なくすくらいの単語力が手に入るなら安いものだと思う。

単語王を使うといい人、使用すべきではない人

単語王は最難関大学受験者が使用するには良い単語帳だ。具体的には早慶上智などの最難関私立大学。私立大学は語彙力が得点に結びつくこともある。多義語や多くの語義を覚えることが得点力の底上げになる。 マーチまでの大学志望者にはほぼ不要。段階ごとに覚えられないので、キクタンやシス単を使った方が良い。

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おすすめの単語王の覚え方

軸として使用をおすすめするのはカード型。カードとしての完成度が高いこと、いつでも持ち運べるので忙しい学生にもおすすめできるからだ。私はいつもポケットに持ち歩いてスキマ時間に単語を覚えていた。

全てのカードをバラバラにせず、私は4ユニットを1つのまとまりとして輪ゴムでまとめて1日分としていた。カードリングがないので、なくさないように輪ゴムやケースに入れて保管するようにしよう。 さて、カードを購入して単語を全て覚えるまでの手順・ポイントを書いてみよう。

  1. カードを全て切り分けて4ユニット程度でひとまとめにする
  2. 1日4ユニットずつ覚えてい
  3. 発音記号を覚えていない人はCDを聞いて発音を確認しながら暗記する
  4. 2週間程度でまずは1周してしまう
  5. 最初は見出し語の一語一義だけ覚える
  6. 完璧に覚えた単語とそうでないものを分けながら作業を進める
  7. 2周目はもう一度全ての単語を覚えなおして、単語を分ける
  8. 2周目は1日8ユニットずつやるとか、翌日の復習をみっちり行うなどして、触れる量を増やす
  9. 3周、4周と行って2202の見出し語を即答できるまで覚えこむ
  10. 単語暗記と並行して長文もガンガン読む※
  11. 見出し語を全て覚えたら1日~2日で4ユニットとペースを落として、派生語など周辺情報も全て覚えていく
  12. 派生語もあらかた覚えてしまったら、ブック型の追加情報も覚えてしまう

私はこうやって単語王をほぼまるまる記憶した。基本はカード型のみを使用して、CDはほぼ使わなかった。 自分で発音できる人はCDを買う必要はない。ただしほとんどの受験生は発音記号を覚えていないと思うのでしっかりCDを聴いた方が良いだろう。

単語王を使用する人の単語帳組み合わせ例

単語王は中学~高1レベルの単語が抜けているので、まずは基礎的な単語帳や熟語帳をしっかり覚えてから、そして標準的な単語帳を覚えてから使用すると良い。 ちなみに私は『英単語FORMULA 1700』→『単語王2202』という流れで接続したが、特に問題なく覚えられた。

共通テストレベル+中堅私大レベルの単語を覚えればいいと思う。 『システム英単語』などの難関向けの英単語帳を覚えて、余裕のある人が単語王を使用してもいいだろう。私は核として覚えることを積極的にはおすすめしない。

やはりキクタンやシスタンが覚えやすくて核にしやすいと思う。 では『単語王』はどのように使うのか?派生語や語義を覚える目的で使用するのもアリだ。

単語王を軸にする人

最低でも3000~4000語レベルの単語は覚えないといけないだろう。余裕を持つために最低でも4000語は覚えてから単語王に入った方が良い。

単語王をプラスαで使う人

という風だったり、シスタンを軸として使用している人は

このようにプラスαとして単語王の派生語などを覚えると良いだろう。 もちろんあくまで例だ。迷ったら普通に単語帳を覚えて、余裕があったら単語王を使用する流れでいいだろう。 他の単語帳も検討されているなら「英単語帳おすすめ18選|中学・共通テスト・早慶上智東大レベル参考書」もチェックしておこう。

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