共通テストレベルの英文は普通に読めるようになってきた。でもなかなか正確に理解できないし、長い長文になると混乱するし、おまけに速く読めない。
そんな人におすすめするのが『英文速読のナビゲーター―大学入試』です。
本書はパラグラフリーディングの入門書。
速読するには頑張って目を速く動かして素早く和訳することだ!と思っている人にはぜひ一読してほしい本になっています。
今回は『速読ナビ』の内容と使い方を解説していきます。
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基本スペック
- [ジャンル]長文問題集(パラグラフリーディング)
- [問題数]11題(小問が+7題)
- [難易度]基礎:共通テスト~中堅私大
- [必要学力]共通テスト7割程度の読解力
- [到達レベル]共通テスト7割→8割
- [勉強期間]2~3週間
- [使用目的]速読の基本を学ぶため
- [勉強目標]パラリーの基本的な思考回路をインストールする
- [対象者]速読力を上げたい人
『英文速読のナビゲーター』はパラグラフリーディングの基本を学び、読解力を向上させたい人に最適の参考書です。
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英文を普通に読めるようにはなってきたけど、具体と抽象の対応を考えて読めなかったり、ディスコースマーカーを意識して文の流れを意識して読むことができなかったりする人におすすめできます。
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レベル・評価
共通テストレベルを普通に読めるならば十分使いこなせると思います。語彙レベルは共通テスト以上を一通り触れておくべき。
『技術70』『スマートリーディング』などを終えて『速読英単語必修編』などである程度の数の長文を読んでおくことが望ましいでしょう。
ただ分量は多くないので、多少の背伸びは出来なくはないでしょう。
パラリー入門書としては『パラグラフリーディングのストラテジー①』もありますが、1冊だけで一通り抑えたいなら本書の方が良いかもしれません。
パラストの方は問題が少なく、②や③の使用が前提となっていると思うからです。
姉妹本『情報構造』とのギャップについて
姉妹本と言っていいかわかりませんが、西きょうじ先生が出しているパラグラフリーディング本に『情報構造で読む英語長文』というものがあります。
こちらは早慶上智・東大京大レベルの問題集なので、速読ナビとはかなりレベル差があります。『基本はここだ』『ポレポレ』といい、西先生の参考書ってちょうどよい難易度のものが少ないですよね。
情報構造については下記で紹介しているのでチェックしておきましょう。
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