論理を読み解く英語リーディング (「アクティブ・リーディング」シリーズ) 長文読解力はそこそこ身についてきたけど、なかなか長文での正答率が上がらない。

速読力がまだまだ。早慶レベルの文章になると短くても文章内容が難しくて理解できない。

長文読解全般の力を高めるために、あなたにぜひおすすめしたい本が『論理を読み解く英語リーディング』です。

これはいわゆるパラグラフリーディングなどを扱う本で、設問別の解き方考え方も身に付けることが出来ます。

少々値は張るがCDも付属しています。パラリー本の中では今後ますます評価が高まると思います。

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基本スペック:問題数、レベル

  • [ジャンル]長文問題集
  • [問題数]それぞれ53題(短い問題もあり)
  • [難易度]マーチ~早慶易しめ
  • [必要学力]マーチレベルの読み込み完了、共通テスト8割以上
  • [到達レベル]共通テスト8割⇒マーチ合格点、早慶入門
  • [勉強期間]3~4週間
  • [使用目的]パラグラフリーディングを会得、大量の問題演習
  • [勉強目標]読み方、解き方を完全に血肉化する
  • [対象者]速読力を上げたい人、内容理解力を高めたい人

本書の目次を挙げてみましょう。

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  • STEP1
    • ①論理展開パターンA-1:同形反復(例証)
    • ②論理展開パターンA-2:同形反復(理由説明)
    • ③論理展開パターンA-3:同形反復(対比)
    • ③論理展開パターンB-1:逆説パターン
    • ④論理展開パターンB-2:現代批評
    • ⑤論理展開パターンB-3:ワンツーClaim
  • STEP2
    • ①文整序問題
    • ②トピック選択問題
    • ③接続語補充問題
    • ④未知語の推測
    • ⑤下線部説明問題(1)
    • ⑥下線部説明問題(2)
    • ⑦下線部説明問題(3)
    • ⑧下線部説明問題(4)
  • STEP3
    • ①タイトル・要約問題
    • ②文挿入問題
    • ③段落主題把握問題
    • ④内容説明・空所補充問題
    • ⑤総合問題(1)
    • ⑥総合問題(2)
    • ⑦総合問題(3)
    • ⑧総合問題(4)

STEP1では論説文の読み方、パラグラフリーディングの概要を例題を通して学びます。STEP2以降はいろんな問題パターンを解いていくことで読解力を高めていきます。

こんな人におすすめ

共通テストレベルの長文を読めるようになってきたけど、マーチレベルとか難しい英文になるとさっぱり理解できなくなる。

長い英文になると何を言っているのかわからなくなるし、傍線部説明問題など、何を手掛かりに解けばいいかわからない。

短い長文でも、マーチとか早慶の問題になると難しくて理解できない。

『論理を読み解く』は総合的な長文読解力を高めたい人におすすめです。
文章理解力を高めることが出来ますし、設問に対するアプローチも学ぶことが出来ます。

CDも付いているので復習しやすいですし、問題数もけっこう多いです。

短い問題が多いのでかなり多く感じると思いますが、1つ1つの長文は決して長くないので、少々背伸びした使い方もできるでしょう。

共通テスト英語で8割くらい取れるようになったら取り組んでみても良いです。

もちろん少し難しいなと思ったら、その前にマーチ~早慶レベルの読み込みをしてから取り組むといいでしょう。

使い方

  1. 問題を解いて解説を熟読する
  2. 本書の読み方・解き方の【思考回路】を声に出しながら読んでみる。解いてみる
  3. 2を完全に自分のモノにするまで解説熟読・問題を解くことを反復する
  4. CDで英文の音読を繰り返す
  5. 音読しながらパラグラフリーディングまで出来るようにする

やはり本書の最大の目玉はパラリーですので、その思考回路を身に付けることが最大のゴールと言っていいでしょう。ぜひ何度も読み込んで、著者の和田先生の思考回路を自分のものにしてください。

ちなみに本書は『5STEPアクティブリーディング』の姉妹本ですが、レベルはかなり離れているので直接つなげることはやめておきましょう。『5STEP』は共通テスト導入レベル。

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