早慶上智レベルの世界史の用語を覚えたい。ハイレベルな知識を含んだ教科書的なテキストが欲しい。そんな人にオススメしたいのが『実力をつける 世界史 100題 [改訂第3版]』です。
Z会らしく硬派なテイストの問題集で、基本的な体裁は書き込み教科書のような空欄補充型の問題集。それに適宜、傍線部を引いて記述問題や小論述問題が配置されています。
教科書以上の知識をつけていきたい人はぜひやってほしいですが、レベルが高すぎるため使い方には注意が必要です。『100題』を使いこなしつつ過去問を大量に解き、早稲田世界史で8割~9割得点した私の使い方を解説します。
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基本スペック
- [ジャンル]問題集
- [問題数]100題
- [難易度]最難関:早慶上智レベル
- [必要学力]共通テスト8割
- [到達レベル]共通テスト9割以上、早慶上智で合格点
- [勉強期間]2か月~3カ月
- [使用目的]最難関レベルの知識をつける
- [勉強目標]各問題を即答できる
- [対象者]早慶上智レベルの最難関私立大学志望者
『100題』はかなりむずかしめの問題集です。正直、早慶上智でも世界史が難しくない学部の人の場合は不要です。
理想としてはやはり教科書を1冊しっかり覚えて共通テスト8割~9割くらいの実力を付けた後、プラスアルファとしてやりたい。『流れ図』『用語&問題2000』などから接続することも可能だとは思います。
ただ、問題数が多く難しいために挫折しやすいので、実力はしっかりつけてから取り組んだ方がいい。「実力をつける」というか「つけてから」やることをおすすめします。
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100題をやるべきでない人
- 共通テストでしか使わない人
- マーチレベルの世界史しか受験しない人
たまーにマーチ志望の人で使っている人がいますが、完全にオーバーワークの背伸び。書き込み教科書で十分です。
また共通テストでしか使わない人にとっても完全に不要です。
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基本的には早慶上智レベルの最難関レベルの世界史を受験する人のみが使うべきテキストといっていいでしょう。
100題をやる前に文化史・現代史対策!
100題を勉強する前に、自分の志望大学・学部の過去問を1年分でもいいので解いて、どんな分野で大きく失点しているのかを分析しましょう。
普通に勉強しているとやはり文化史と現代史が弱くなりがち。
100題を勉強する前に『佐藤の世界文化史一問一答』や『佐藤の世界史 現代史の特別講義 (学研合格新書)』などで対策をしておいた方がいいでしょう。
使い方
- 使い方は「全ての問題を即答」出来るようになることをゴールにやればOK。
- ★マークがついている問題はいったんスルーしても良い
- 5題解いたら復習→10題解いたら総復習、というようにこまめに復習しながら解く
- 問題が難しい場合はいきなり答えを見てから覚えこんでも良い。
100題は過去問演習と並行で行え!
100題だけをひたすら解くのではなく、志望大学の過去問をちょくちょく解きながら進めるといいでしょう。
まずは1周して、そのあとに過去問を3年~5年分解いてみます。そのあと苦手分野を100題で復習します。
そのあとまた過去問を解いて…というサイクルで勉強していけば確実に得点力はアップしていきます。
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