今回は伝統的に人気があるが使い方に注意が必要な『大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ) 最新六訂版』をご紹介します。
この本は昔から人気の本ですが、解説が少なく、レベルも高いので、先生に薦められて買ったけれど到底使いこなせないよ!という人もいます。
私も受験生時代この本を使って挫折しました。本を投げましたね(笑)
上手に使えれば高い効果を発揮する即ゼミ3。
挫折しないためには何が必要なのか。どう使えばいいか。挫折しない勉強法を解説していきます。
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基本スペック
- [ジャンル]文法問題集
- [問題数]1960題
- [難易度]早慶
- [必要学力]ネクステ程度の知識
- [到達レベル]マーチ⇒早慶
- [勉強期間]1か月程度
- [使用目的]ハイレベルな知識を【アウトプット】する
- [勉強目標]各問題を即答できる
- [対象者]難しい文法問題が出る大学を受ける人
通称『即戦ゼミ3』は難関大学向けの文法問題集です。難しい知識まで覚えることが出来る伝統的な名著。アマゾンの内容紹介にはこう書いています。
内容紹介
全国の国・公・私立大学の過去十数年の入試問題の中から、繰り返し出題されてきたものを、また今後も繰り返し出題されるであろうと思われるものを取り上げています。構成は、第1章 重要構文、第2章 重要イディオム、第3章 文法・語法、第4章 口語表現、第5章 語い、第6章 発音・アクセントから成っている。Amazon『大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ) 最新六訂版』
『Next Stage 英文法・語法問題 3rd edition』などとだいたい同じような構成ですが、「第1章の重要構文」がネクステにはないです。
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この構文問題はけっこう貴重ですね。構文を扱っている文法問題集はあまりないからです。
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即ゼミ3の挫折しない上手な使い方
即ゼミ3はネクステを仕上げてからやれ!
即ゼミはハイレベルですし、簡単な問題は収録していません。偏差値が60もない人がいきなりこれをやっても挫折するし、必要な知識を得られない事があるので原則やってはいけません。
まずは『ネクステージ』などの標準的な問題集をきちんと覚えてから勉強すること。これが大原則。
構文、単語、熟語、そして読み込みを徹底した後の知識の整理に使うと◎
即ゼミは解説が少ないので、インプットメインで使うとちょっと難しいかもしれません。
私がおすすめしたいのはインプットというよりはアウトプット。知識の整理用に使うということです。
つまり構文とか文法、熟語、単語などはすでに覚えてから、その知識の演習や確認として使うのです。これなら初見の知識というのは少なくなるし、解説が少なくても別に構わないわけです。
私は現役時代に本を投げつけてから(笑)いったん封印していました。
浪人して、偏差値が65以上、共通テストで8割9割取れるようになり、早慶レベルの英文が読めるようになってからやり始めました。
その時には単語熟語や構文、読み込みをたくさんしていろんな表現を知っていたので、割とサクサク暗記することができました。
ランダム配列なので演習用に使え!
即ゼミは問題がランダム配列になっているのが最大の売り。ハイレベルな文法問題の演習用に最適です。
学校で採用されていて覚えるのが大変!という人は下記を併用しましょう。
暗記用と割り切って、CDを使って音読を繰り返す。それで問題を丸ごと覚えてしまえば、定期テストなら高得点が取れるでしょう。
NextStage、桐原英文法・語法1000との比較
- ネクステ:共通テストマーチレベル。1冊目のインプットとして使う。まずはこれをやる。
- 桐原1000:早慶レベル。2冊目のインプット用に。
- 即ゼミ:早慶レベル。ランダム演習用として使うか構文暗記に。
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