日本史の通史を短期間で済ませたい。教科書を読む前に分かりやすい本で流れを理解しておきたい。
そんな人におすすめなのが『石川の日本史入門―「ニッポン」の誕生』『石川の日本近現代史入門―日本にとっての「近代」』の2冊です。
教科書は意外と難しく、通史をするには1ヶ月以上かかったりします。
この2冊の本は新書くらいの薄さで読むのに時間もかからないので、1週間以内で日本史の古代から現代まで一気に読み進めることが出来ます。
教科書や問題集をやる前に、あるいは授業を受けながら本書を読み進めていくことをオススメします。
今回は日本史入門の使い方を解説します。
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基本スペック
- [ジャンル]日本史講義本
- [問題数]各250P前後
- [難易度]入門
- [必要学力]マンガは読んでおきたい
- [到達レベル]流れがわかる
- [勉強期間]1週間〜2週間
- [使用目的]流れを理解するため、短期間で通史するため
- [勉強目標]流れがわかる、各時代の概要を説明できる
- [対象者]全て
『石川の日本史入門』は教科書を読む前の導入本として最適な参考書です。
『実況中継』に比べると文体はやや硬め、教科書に近い感じです。もっと読み易いものがいいなら『超速!最新日本史の流れ』の方がいいかもしれません。
サイズは新書くらいなので空き時間にサクッと読むことができます。
使い方
基本的には読み進めるだけでいいですが、何も考えず頭空っぽで読み進めてもあまり効果はありません。
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- 各章ずつ読み通す。
- 各章の小見出しを見て概要を説明してみる
説明するってどういうことか。
たとえば『日本史入門』の「古代2|2律令国家|律令国家の成立」では「壬申の乱」「律令法典」という小見出しがあります。
- 壬申の乱ってなに?誰が何をしたの?誰が勝ったの?
- 律令法典ってなに?「律」と「令」は今の何に対応しているの?
これくらいは答えられないとダメなわけです。だから1講、1章と読んだら小見出しを見て内容を思い出してみてください。そして簡単にでいいので言えるようにして下さい。
例えば壬申の乱だったら「大海人皇子と大友皇子との間の戦争。大海人皇子が勝って天武天皇になる」くらいは言えないと話にならないというか、読んだ意味がないですよね。
全ての太字を最初から覚えようとしなくてもいいですが、本当に重要な部分だけはしっかりと覚えるようにして下さい。最低限の暗記がなければ流れも理解できませんから。
古代〜近世まで読んだら次は近現代を読んで下さい。
通学時間とかスキマ時間をフルに使えば、 2冊合わせて一週間で1周出来ると思います。
日本史入門のあとは・・・
通史が終わったら『書きこみ教科書詳説日本史』を読み込んでいってもいいでしょうし、『NEW石川日本史B講義の実況中継(1) 原始~古代』を読み進めていってもいいでしょう。
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