この記事では、浪人して失敗してしまった人、あるいは、これから浪人するが、失敗するのではないか?と不安な人に向けて書いていきます。

一応受験はするけど、浪人がほぼ決まっている人がいるかもしれません。 いま、来る試験に向けて勉強を頑張っている人はこの記事を読まないでほしいです。無駄な雑念が生じるかもしれないからです。この記事を読む時間があったら勉強してほしいなと思います。

今日は浪人を考えている高校3年生を対象に、浪人についての注意点などを解説していきましょう。

目次

■ こんな人は要注意? 落ちる浪人生の10個の特徴

私自身は浪人(自宅浪人)で大学受験をしました。1浪して早稲田に合格。そのあと、様々な受験生を見てきました。浪人生も多く見てきました。その中で、「こういった人は浪人したらまずい」という特徴を挙げてみます。

  1. 自分がなぜ浪人したのかわかっていない・反省してない人
  2. 大した志望理由がない人
  3. 全落ちでどこも受からなかった人
  4. センターも一般もなぜか受験しなかった人
  5. 現役時に全力を出さなかった人
  6. とりあえず予備校へ、と考えている人
  7. 生活習慣が乱れがちな人
  8. 携帯やネットが好きな人
  9. 家族との関係が良くない人
  10. 勉強仲間がいない人

浪人して失敗した勉強面での敗因

自分がなぜ浪人したのかわからない人

「現役の時受からなかった」→「じゃあ浪人だね」→「浪人なら時間もあるし早慶くらい余裕っしょ」

こういった思考回路の人は浪人しても失敗する可能性が高いと思います。なぜか? 自分が現役の時に失敗した原因を反省していないからです。自分のダメなところをそのままにして浪人しても、結局同じことの繰り返しになります。

なぜあなたは今年受からなかったのか? 浪人を決める前に、このことについて徹底的に反省するべきです。

勉強を始めるのが遅かった

あなたは大事なことをいつも後回しにする悪習慣がないか? 自覚できるならばまだOKです。

まず面倒くさいことを先にやる習慣をつけること。手帳にきちんとメモして予定通りの行動をとるようにすること。でないと浪人しても失敗します。

「どのくらいの勉強を行えば合格できるのか」「いつから勉強をすれば合格できるのか」ということについて、認識が非常に甘い可能性もあります。 「受験生必見!高2の3月、高3の5月8月10月の模試の目標と進捗目安」を見て、あなたの勉強計画がいかに杜撰で、認識が甘かったのかを確認しましょう。

これくらいやれば受かるかなと思っていた

かなりきついことを言いますが、あなたは甘い人間です。現実的に物事を考えることができありません。受験勉強は「なんとかならない」。

あなたは周りやネットに載っていた情報に踊らされていなかったか? 周りがこれくらいしているから、自分もこれくらいやれば大丈夫でしょう、と考えてはいなかったか?

全国の優秀な受験生を基準に物事を考えていなかったのではないか?1年浪人して成功したいなら、甘い考えは一切捨てて、超現実的に物事を考える習慣を付けなければなりません。

受験について全然知らなかった

受験勉強は情報戦です。無知な人間は敗北します。情報はお金を払ってでも手に入れるべきです。基本的には書籍やプロの受験指導者からしか、情報を仕入れてはいけません。信頼性に足りる情報源のみ信用するようにしましょう。

間違っても周りの受験生・大学生・ネットなどの情報を信用してはいけません。もちろん正しい情報もあるかもしれないが、大半は間違っているものです。 私の知っているマンガでこのようなセリフがありました。

「一流大学に通う人間はお金を払って情報を得る。三流大学に通う人間はただで情報を得ようとします。」

努力が足りなかった

そんなあなたは10日間、毎日10時間以上勉強してみてほしいです。

それが出来ないなら浪人は諦めて、3月入試など、今からでも入れる大学に進学するべきです。浪人しても無駄になる可能性が高いです。 基本的に、浪人生は誰よりも努力しなければなりません。。努力できない人間は浪人してはいけません。

これは当たりまえの話です。「浪人して早稲田に合格!」などという言葉、結果だけを見て「自分も(大した努力なしでも)いけるかな」と考える人はたいてい1年後に絶望します。

私は低偏差値から早稲田大学に合格したが、2月20日にはもう受験勉強を始め、3月~7月までは相当に勉強しました。1日16時間勉強したこともあります。毎月10冊程度の参考書を勉強しました。 これくらいの勉強が出来ないならば初めから浪人するべきではありません。ハッキリ言って私は全然努力してない方です。 周りには毎日12時間以上勉強を1年間休まず続けた人もいます。

もちろん勉強時間なんてのは一つの基準ででしかありません。 毎日猛勉強するのは当たり前。その上で高い意識を保って効率よく勉強できる人間だけが合格します。 高校3年生の時、何も考えず適当に勉強をしていたのなら、浪人はしない方が良いです。


 

ここまで読んで、それでも浪人したい人は、ノートに今年の反省を書けるだけ書いてみましょう。

なぜ今年は落ちたのか、今年と同じ失敗をしないためには何を改めるべきなのか。ノート5枚分くらいは書いてほしいです。 この反省作業は精神的苦痛を伴うでしょう。誰でも自分の欠点と向き合いたくないからです。

しかし浪人生は自分のダメなところと真摯に向き合える精神的強さがないと成功できません。この作業が出来ない人は浪人をあきらめた方が良いです。

私が見ている浪人生で、今年ほとんど勉強をせずに1年を終えた人がいるが、この人は自分の欠点と向き合うことが全く出来ていません。「毎日の反省を日記に書け」といっても何かと理由をつけて書きたがらありません。こういった人間は成長しないので、変わらない限り成功することはないでしょう。

浪人して失敗したメンタルでの敗因

大した志望理由がない人

明確な志望理由や大学に行きたい気持ちがない人は、必ず浪人生活のどこかで挫折します。

私がそうでした。最初は勉強を続けられても、どこかのタイミングで必ず勉強ができなくなります。 私は幸運にもなんとか細々と勉強を続けることができたが、きちんとした志望校への思いがない人は浪人をするべきではありません。

毎日楽しく10時間勉強できるようになる!受験のやる気を出す9の方法」 でも述べたが、まずはやりたいこと、将来の夢をきちんと描いてから浪人をすることをおすすめします。遠回りのように感じるが、やりたいことをカチッと決めている人間は強い。

全落ちでどこも受からなかった人

これは単純な話です。あまりに低成績の人間がたった1年で合格圏まで成績を伸ばすことは簡単ではありません。

ハッキリ言って偏差値30の人間が300日程度で偏差値70まで伸ばすことは、普通は不可能です。私のように3教科ならまだしも、国公立の場合はほぼ不可能と言ってよいです。

中には1年で0から難関国公立大学に合格する人もいるが、それはほんの一握りの人間です。100人に1人以下の割合でしょう。 そういった人は毎日14時間以上の勉強を平気でしているはずです。

ほとんどの人はまずそれくらいの勉強が出来ありません。だから現実的に不可能なのです。 浪人生は2割3割しか伸びないという話があります。これは、もちろん浪人で勉強を続けることは難しいという理由もあります。

しかし成績が伸びない人間が浪人しているという事実もあることを忘れてはなりません。。

今年どこも受からなかったあなたの勉強法は99.9%間違っています。それを抜本的に見直して修正しない限り、成績が伸びることは決してないでしょうし、受かる確率も限りなく低いはずです。

センターも一般もなぜか受験しなかった人

たまに、こういう人がいます。私も現役の頃はセンターは受けず、早稲田の文化構想学部1個だけ。あとは一切受けなかったです。お金の無駄だと考えたからです。

しかし、一切受験をしないとなると少し問題です。こういった人は自分の実力を知るのを怖がる傾向にあるかもしれないからです(私にも若干そのような傾向はあった)。

模試も今まであまり受けなかったとしたら相当ヤバいと思った方がいいです。 上でも述べたが、浪人生活、ひいては受験勉強は自分の弱点を向き合うことの繰り返しです。

これが普通に出来ない人はまず間違いなく浪人生活、というか受験勉強に向いていません。やめた方がいいでしょう。

現役時に全力を出さなかった人

「もう今年はあきらめて浪人して頑張ろう」 。

残念ながらこういう人は浪人危険信号です。12月とか1月とか、まだ受験も始まっていない時期に浪人を決めている人は大半が危うい。最近も私の元に浪人を決めて相談をしに来た人がいます。

現役時に一生懸命勉強できなかった人が、浪人してすぐに一生懸命になれるでしょうか? 早々にあきらめた人は、浪人時にも早々にあきらめるかもしれありません。

と、ここまで偉そうに言っているが、私は現役時代はあまり一生懸命に勉強しなかったです。 勉強を開始するのがあまりに遅すぎたため、12月頃には浪人を視野に入れながら勉強をしていました。

こんな人はかなり危険なので今すぐに考えを改めていただきたい。 私は2月頃にこの考えを反省する機会が幸運にも持てた。だからめいいっぱい反省し、誰よりも早く浪人生活を始め、3月からフルスロットルで受験勉強を開始しました。

私は本当に幸運でした。 もしこの特徴にあなたが当てはまっていたら、反省してほしいです。そして今すぐ全力を出して受験勉強に取り掛かってほしいです。今すぐ勉強に全力を出せるなら心配はいらありません。それが出来ないなら浪人はやめた方がいいです。

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とりあえず予備校へ、と考えている人

予備校に通うならば、あなたの取る授業があなたの志望大学合格にどう直結しているかを説明してほしいです。

なぜその授業を取るのか、説得力のある説明ができるでしょうか? これが出来ない人は普段から考える習慣が付いていません。思考が停止してしまっています。

考える習慣がない人が、本当に成績を伸ばすことができる(=頭が良くなる)でしょうか? 根拠を持って予備校に通うことが出来ないなら、非常に残念だがあなたは何万円もする受講料を、ひいては年100万円以上もするという浪人費用をドブに捨てることになるかもしれありません。浪人生活はやめた方がいいです。

最近は様々な人が「予備校はだめだ」という主張をしています。私はそれは極論だと思います。有効活用できるならば予備校でも塾にでも通えばいいです。ただし、有効活用できるならです。何の考えもなしに授業を取るのは、非常に非効率です。

私も、いま浪人するならば予備校に通うかもしれありません。ただし基本は参考書で勉強し、苦手科目や「志望大対策」などピンポイントの科目を取るでしょう。参考書で勉強できるものをわざわざ授業で取ったりはしありません。

予備校に行かないと不安、自宅で勉強できるか不安、などと考えるのもナンセンスです。浪人生活を考え直した方がいいです。なぜナンセンスなのかは自分で考えてみよう。そもそも不安になるポイントが間違っています。

浪人して失敗した生活面での失敗

生活習慣が乱れがちな人

浪人生活は思った以上に生活習慣の維持が大変です。

学校に通っていたころのように、時間的拘束がない代わりに、好きなだけダラダラできる。これが落とし穴になる。 多くの人はまず生活習慣が大いに乱れる。睡眠サイクルがばらばらになる。

こうなってしまってはまともに勉強することもできなくなります。 私自身も非常にダラダラした性格なので、浪人する際はこの点を大いに反省し、ここまでやるかというほど努力して生活習慣の維持に努めた。

自己管理能力がない人間が浪人生活を成功させることは出来ありません。

携帯やネットが好きな人

勉強時間が減る、誤った情報に流される。

当たり前の話だが、携帯をいじる時間が増えれば増えるほど合格が遠のく。 浪人生活を成功させたいなら、携帯やPC、ネットなどの娯楽は1日30分以内に押さえるべきです。それが出来ないなら浪人はしない方がいいです。

浪人して失敗した人間関係面での失敗

家族との関係が良くない人

浪人生活において、家族との関係は最も重要だといってよいです。

浪人生活は極度に人との交流が減るので、家族とのコミュニケーションが精神的健康を保つのに大いに影響します。 たまーにいるのだが、18歳、19歳頃になって遅めの反抗期に入る人がいます。

こういった人は残念ながらもうアウトと言うでしかありません。家族との関係がうまく行かない人は受験もうまくいかないことが多い。 まずメンタルが安定しないし、家族を言い訳にして勉強のやる気が下がる。勉強しありません。こういう浪人生を本当にたくさん見てきましたが、満足のいく受験結果になった人は一人もいませんでした。

これらを言い換えると、精神年齢の低い人間は合格しにくいということです。精神的に熟成していない人は浪人生活もうまくいかない傾向があるような気がします。これは私の個人的な感覚です。

家族との関係もそうだし、受験に対する甘い認識などもそうです。いつまでも子供気分の人間は受験で良い結果を出すことは難しいと思います。

勉強仲間や本当に信頼できる友人がいない人

人間は弱い。孤独に耐えて1年間努力できる人などはそう多くありません。受験勉強は辛いものです。だからこそ一緒に頑張る仲間が必要です。私は受験仲間に救われた。彼らがいなかったら受かってなかったといってもいいくらいです。

仲間がいるから日々頑張ることができた。つらい時に励まされたこともありました。こうした勉強仲間を作ることは浪人生活において最も重要なことの一つです。 勉強仲間はいなくても、本当に信頼できる、愛せる友人がいれば問題はないかもしれありません。気

兼ねなく話をしたり遊ぶことのできる友人がいたら、絶対に大事にしましょう。そのつながりは何物にも代えがたいものです。 私には月に2,3回テニスをしたり釣りに行ったりしてくれる親友がいました。彼がいたおかげで毎週メリハリのある勉強を続けることができたし、寂しいと思うこともなかったです。

逆に、なんとなく暇つぶしのためだけの友人などは必要ありません。刹那的な遊びだけを共有する、お互いの都合の良いように利用し合う友人(と言っていいかわからないが)はあなたのためになりません。。昔、親に言われて嫌だった言葉だが、浪人生活においては「友人は選んだ方がいい」。

■ 浪人についての10個のFAQ

浪人についてよくある質問と回答(FAQ)を紹介します。

学習スタイル面

予備校には行くべきか?

目的と理由を持って通えるなら良いです。

先述のように、予備校には目的と理由を持って行きましょう。

「みんなが行くから」「とりあえず」のような気持ちで受講する人は、残念ながら合格を手にすることは難しいです。 まず予備校の授業のシステムや、授業だけで成績が上がらないことを知らない人間は予備校に行くべきではないと思います。

もしあなたが授業を受けるだけで成績が上がると思っているなら、今すぐ考えを改めなければいけません。 このあたりの話はあまりに基本的なことなのだが、浪人するような人は知らないことが多いでしょう。

そんな人は私がおすすめしている「おすすめの勉強法の参考書」を熟読して勉強してほしいです。 成績が上がる仕組みがわからなければ、学力は一生上がることはありません。そういった勉強技術を学んだうえで、目的を持って授業を取るならば大丈夫でしょう。

参考書だけで勉強できるのか?

ほとんどの試験では問題ありません。

予備校に行かないと不安になる人はそれでもいるでしょう。「参考書だけで勉強は可能なのか?」こういった問いは当然です。 大学受験の勉強は、ほとんど書店で売られている参考書による学習でカバーできるといってよいです。

少なくとも私は予備校に一度も行ったことがありません。それでも英語は偏差値70まで伸ばしました。高校でもまともに世界史の授業を聞かず、現役時は3割しか取れなかった世界史も、浪人時は早稲田の世界史で9割取ることができた。

少なくとも英語・国語・社会に関しては参考書だけで十分学習ができる。理数系科目については、さすがに独学では難しい場面も出てくるはずです。その時は個別で質問が出来るような塾・予備校に通うといいでしょう。

ただし、参考書学習はリスクもあります。それは勉強法が間違っていると一切学力が伸びないということです。独学で勉強する問題点はここにあります。間違った勉強をしていても、独学ではそれを指摘してくれる人がいません。

もちろん単純に勉強時間が稼げない問題もあります。 自分では間違っていないと思うから、気にせずに勉強を続けてしまう。成績は伸びありません。結果「自分は頭が悪いから独学なんて無理だ」となってしまう。

浪人するような学生は、特に現役時代どこも受からないような成績の人は、ほぼ間違いなく勉強スキルがありません。勉強法を知らない人は予備校に行こうが参考書で勉強しようが関係ありません。落ちるだけであります。

結果、勉強スタイルはどうであれ、浪人するあなたが真っ先にやるべきことは勉強技術、勉強スキルを磨くことであります。

浪人する不安な点

浪人して本当に成績は上がるのか?

正しい勉強をすれば当然成績は上がる。

このような質問が出てくること自体、あなたが確かな合格理論を持っていないことの証明です。

正しい勉強をすれば成績は上がる。上がらないわけがありません。成績の上がらない勉強は間違ったものです。 ピアノをある程度練習すれば、誰でも上達します。毎日ランニングを続ければ体力がつく。

当たり前です。勉強だって、勉強すれば当然成績は上がる。みんなが間違った勉強をしているだけです。正しい勉強法が浸透していないせいで、このような疑問が生まれてしまう。

浪人しても成績が上がらないのは、「①間違った勉強をしている」「②勉強時間が足りない」のどちらかに大別できる。正しい勉強を長時間行うことができれば成績が上がらないわけがありません。私は勉強するだけ成績が上がった。

成績が上がるかどうかを心配する前に、成績の上げ方を今すぐ学ぶべきです。

何時間勉強しなければいけないのか?

出来る限り勉強するでしかありません。

この質問は落ちる質問の一つといっていいです。非常にナンセンスです。

そもそも、何時間勉強すれば合格できるのか計算出来ない人は合格しづらい。 巷では「○時間で受かる」「毎日14時間以上やれ」など様々な情報が飛び交っているが、どれも的外れです。

勉強を時間だけで測っていること自体間違いなのです。14時間勉強しても落ちる人は落ちるし、6時間の勉強で受かる人は受かる。 何時間必要なのかは100人いれば100通りです。

その人の成績にもよるし、学習効率にもよる。 1日に使える時間はめいいっぱい勉強します。浪人生のあなたはこれだけ考えればよいです。余計なことは考えてはいけません。出ないと1年後に絶対後悔します。勉強しすぎて困ることなんてないのです。

費用・生活面

浪人にはどれくらいの費用がかかるのか?

20万~数百万かかることもあります。

家庭が裕福でない人や保護者にとって、浪人にかかる費用は死活問題でしょう。予備校に通うと100万円程度はかかると言われています。仮に参考書のみで学習すると仮定して、最低限必要な費用を考えてみよう。

  • 模試の費用:2万~4万円(全統マーク模試or記述模試を受験する)
  • センター試験:1.2万円~1.8万円
  • 受験費用:私立で5個受ける場合17.5万円
  • 参考書:3万円~10万円(私は7万円くらいかかった)

宅浪して早稲田専願の場合。模試をマーク模試×3+センタープレ+早大プレと早慶模試で約3万円。センターで1.2万円。5個受験するなら17.5万円。参考書に7万程度かかるとします。合計28.7万円。

もちろん人によって大きく上下するでしょう。国公立志望の人なら模試にかかる費用や参考書により費用がかかる。逆に私立大学を受験しないならば受験費用は少なくなります。

予備校や塾やピンキリなので一概に計算することは出来ないが、単科で取るならそこまで費用はかからないでしょう。フルで授業を取った場合は100万円程度かかると言われています。 他にも食費や交通費など雑費を考えると、地味に費用は増える。経済的な部分のみ考えれば、やはり宅浪が最もお金がかからないことになる。

しかし、浪人するということは将来働く年数が減ることも意味します。あなたが将来年収500万円程度の仕事ができるとした場合、1年働く期間が短くなるということは、そういうことです。もちろん一流大学に入れば問題はないが、何年も浪人するのは割に合うのかどうかきちんと考えた方がいいです。

バイトはするべきか?

勉強時間を確保できるならしても良いです。

お金がないならバイトをすればいいです。上記の30万円のうちの一部くらいならバイトで稼いでもいいでしょう。

特に受験費用は保護者に多大な負担を書けると思うので、受験費用だけでも自分で作れれば最高です。 必要な勉強時間を維持しつつ、バイトの時間を捻出できるならしてもいいでしょう。

ただし、生半可な覚悟では出来ありません。強靭な体力と精神力がある人以外はおすすめしありません。 幸運にも、バイトをしなくても浪人生活を送れるなら、親に十分感謝をしながらめいいっぱい勉強をすればいいです。

「タイムイズマネー」と言われるが、受験勉強においては時間が何よりも大切です。時間はお金を払ってでも買ったほうがいいです。

恋人は作ってもいいのか?

正直申し上げると作るべきではありません。そんな時間も余裕もないからです。

これは非常に難しい問題であります。お互いが精神的に成熟し、きちんと自制できるのなら恋人がいても問題はないでしょう。

和田式現役合格バイブル (新・受験勉強法シリーズ)』にも書いてありますが、恋人との関係はなるべくピュアなものであった方がいいかもしれません。男か女かどちらかが勉強に集中できなくなってしまうからです。 また、さみしいからと言って安易に恋人を作ることもおすすめしありません。

宅浪・仮面・多浪について

宅浪はしない方がいいか?

極力しない方がよいです。

私は、極力宅浪はすべきではないと考えます。宅浪はうまくいかないことが多いからです。

自己管理能力がない人は宅浪をするべきではありません。 参考書で勉強するにしても、単科で塾・予備校に通ったり、自習室を借りるなど、勉強習慣を維持できる環境をなるべく作った方がいいでしょう。

逆に、私のように自宅で勉強しないと集中できないという人もいます。私は図書館など外で勉強などできないタイプでした。外だと神経を使うからです。 ここで、あえて超個人的な考えを述べると、自宅で勉強できないような人間が、大学に行って何を勉強するのか? と考えることもあります。

今後の人生のためにも、自己管理能力を最大限まで高めるための努力は惜しんではなりません。。家で勉強出来ないから予備校や自習室を借りるというのは私はあまり同意することは出来ないのはこういう理由です。 とはいえ、やはり環境は大切です。外で勉強するほうが性に合っている人は、必ず集中できる環境を用意しておこう。

そして一人で勉強するのではなく、お互いに監視し励まし合える仲間を作っておくことをおすすめします。あなたがサボった時に注意してくれる仲間をぜひ作ろう。

仮面浪人はどうなのか?

中途半端な気持ちでやるべきではありません。

私自身は仮面浪人を経験したことはないが、仮面浪人をしている人を見たことはあります。人それぞれ事情は異なるのだから、一概に結論付けることは出来ないが、相当の覚悟がない限りは仮面浪人はおすすめできないでしょう。

仮面浪人は中途半端になる恐れがあります。保険があることはメリットにもなるが、逃げ道にもなるからデメリットにもなる。どうしようもない事情があって仮面浪人している人ならまだしも、どっちつかずな気持ちで、覚悟を決められないまま浪人している人は成功させることは難しいでしょう。

2浪(多浪)ってどうなの?

夢や目標があるなら恥じることなく頑張ればよいです。

2浪でしょうが3浪でしょうが、あなたが恥を感じることは一切ありません。恥じる気持ちや罪悪感があなたを苦しめているでしょう。 あくまで私の考えを述べる。妥協してそれなりの大学に入る人よりも、自分のこだわりを持って浪人し続けるあなたはすごい。

私は素直にそう思います。 世の中の受験生を苦しめているのは、浪人は(特に多浪)は恥ずかしいという価値観です。実際は、そこまで多くの人がそう思うわけではありません。しかし当の本人たちは「見えない嘲笑」に苦しんでいるように見える。

もちろんなるべく早いうちに進学した方がいいに決まっているし、あまりに周りに迷惑をかけ続けているようなら考え直した方がいいかもしれありません。

ただし、それでもあなた自身に夢があり、周りも応援してくれているなら、あなたが負い目を感じることはありません。 逆に、ダラダラと夢も目的もなく浪人を続けている人は、私はさっさと進学した方がいいと思います。

今後うまくいく可能性は限りなく低いからです。大学が全てではありません。大学進学後が重要なのに、くだらない価値観やこだわりを捨てられないと損をするでしょう。

私は過去に3浪の人(私と同い年だ)を指導したことがあります。やはり彼も周りの目が気になっていたようです。彼は孤独に耐えながら勉強をつづけ、偏差値40しかなかった2浪の夏から、1年半かけ、中央大学をセンター利用で合格するまでに成長した(センター英語196)。残念ながらあと一歩のところで早稲田大学に合格することは出来なかったが、彼は明治に進学せずに、働きながら公務員になるための勉強を続けています。私は彼のことを本当にすごいと思っています。

2浪以上になると、1浪の時の何倍もモチベーションの維持が難しくなってくる。様々なプレッシャーを跳ね返せる強いメンタルを持っている人でないと成功は不可能です。

そもそもそのようなメンタルを持っている人は1浪の時で合格しています。 じゃあ希望はないかと言うと、そのままでは希望はないでしょう。強い人間にならなければなりません。。自己変革し、強いメンタリティ、豊かな人格を形成しなければ合格は不可能です。 そのための努力を怠ってしまう人間が何年も浪人していくのを私は見てきています。

残念ながら、彼らがそのまま自分を変える努力をしないのであれば、未来はありません。

■ 浪人生が今すぐやるべき7個のToDoリスト

浪人生活は始める前に勝負が決まる。

浪人する前にどれだけの反省と準備ができるかで合否は決まるのです。 上記のように、「なぜ現役の時に受からなかったのか」を完璧に反省出来ない人は、浪人しても受からない可能性が高い。その時点で、もうほとんど落ちるのがわかる。

こうすれば受かるという合格理論を持て!

なぜ落ちたのかをきちんと認識すること。そして逆にどのように勉強すれば受かるのか。どのような人間が合格するのか。

これがわかれば合格可能性は限りなく高まる。浪人生はまず合格理論を固めるべきです。 私は1月20日から浪人生活を始めた。まずは徹底的に情報収集と勉強技術を磨きました。

3月に入る頃には「こうすれば受かる」といった合格への方程式がはっきり見えていました。浪人生活を始める前にもう勝負は決まっていたのです。

受験する前に受かる完璧な戦略と計画を立てろ

次に、無計画に勉強する人間も落ちます。浪人生に「今年はどんな計画で勉強するの?」と聞けば、その子の合格率はだいたいわかる。まともに計画を立てていない人間はほとんど落ちます。

私は3月の時点で、まず合格までのどの参考書をどの順で勉強するかを決めた。もちろん過去問分析の上でだ。早稲田合格にはどのテキストが何冊必要なのか、徹底的に調査してリストアップしました。
次に、毎月何を勉強するかを決めた。想定する各参考書の所要時間を計算してです。毎月300時間勉強するなら、このテキストは約50時間かかるでしょう、これは30時間…というように計算して計画を立てた。所要時間は見開き1ページ分だけ勉強すればだいたいわかる。もちろん復習にかける時間も想定します。

計算では、11月までには必要な勉強を全て終えて、合格点が取れるように計画を立てた。余裕を持って計画を立てれば、遅れが出てもカバーできるからです。

実際、私は浪人の8月9月に大きな挫折を経験しほぼ勉強時間は0でした。しかし3月から7月までの猛烈な勉強貯金のおかげもあってなんとか合格することができた。

あの時見積もりを甘く見て、1月頃に合格点が取れるような計画を立てていたら私は不合格になっていたでしょう。 計画を立てるには徹底的な過去問分析が必要です。そして参考書の正しい知識も必要。それは私のブログやYouTubeを見て情報を集めておいてほしいです。

正しい勉強法・暗記スキルを高めろ

暗記が苦手な人は浪人生活はもちろん大学受験で成功することはありません。暗記には確かなコツ、技術が存在します。暗記が苦手な人は以下の書籍を読んで暗記スキルを高めよう。

どちらも非常にオススメの勉強法の本。とくに限界突破勉強法は、浪人生や難関大学を志望する人には必読!といってもいいレベルでオススメです。

動画でもレビューしているので興味のある方は見ておいてほしいです。

 

3月に入る前に猛勉強を始めろ!

私立大学志望者で2月中に浪人が決まってしまった人は、2月中に猛勉強を始めるべきです。

3月に浪人が決まった人も3月中に受験勉強を始めるべきです。 よく予備校が始まる4月から受験勉強を始めればいいや、と言う人がいます。私はこれは危険な考えだと思います。

4月1日から勉強を始めた場合、残された日数は既に9か月と少ししかない(センターまで)。 あなたの成績から志望大学に合格するまで、果たして9か月で到達できるのでしょうか? それらの見通しがあった上で決めているでしょうか?

自分なりの勝算があって勉強開始時期を決めるならばいいです。周りに合わせたり安易な認識から勉強開始時期を決めてはいけません。少しでもスタートが早いに越したことはありません。

私は現役時の反省から「誰よりも早く勉強を始める」と決めていました。現役時代は9月から勉強を始めたように、何をやるにしてもスタートが遅いという欠点がありました。浪人を決めるときのその点を反省したからこそ、すぐに勉強を始めたのであります。

自宅でも勉強できる環境と勉強習慣を作れ!

予備校に行くにせよ塾に行くにせよ、自宅で勉強する機会はあるはずです。

その時に「自宅では全く勉強できない」では困る。自宅でも勉強できる勉強習慣を作るべきです。 「自宅で勉強できない」人の最大の特徴は「部屋が受験勉強仕様ではない」ということです。

集中できないようなものが部屋に多いと、当然勉強に集中することは出来ありません。

  • マンガ、雑誌、本がある
  • パソコン、テレビがある
  • 物であふれていて散らかっている

こういう人は、いますぐに部屋を大掃除しましょう。勉強に関係ないものは全て片づけるくらいのつもりで掃除しましょう。自分の部屋を自習室のようにしてしまうのです。

私のいとこが浪人するといった時に、部屋に行ってみると愕然した覚えがあります。まず机の上が勉強に関係ない物で溢れていました。机の上も下も、周りも物で溢れていてた。このような環境で勉強に集中することは難しいです。 徹底的に部屋を大掃除し、机とその周りには勉強道具以外一切行いようにしました。目に入る範囲に置いてもいけません。気が散るからです。

「長時間勉強できる習慣を作る10個の技術」にも勉強習慣の作り方を書いているので、ぜひ参考にしてほしいです。いずれにせよ、勉強習慣を作ることは受験生にとって必要不可欠です。覚悟を決めて取り組んでほしいです。

ランニングと筋トレの習慣を作れ!

受験勉強は予想以上に体力が必要です。じっとして高い集中力を維持するには実は体力が必要なのです。疲れた時にも勉強するには屈強な体力が求められる。 部活を長年していて体力のある人は、長時間の勉強にも耐えられるのです。

成績は低いけど部活を一生懸命やっていた人が逆転合格しやすいのは、一つには体力があるからだと言えます。 特に浪人生は著しく体力が低下します。学校で体育などないので運動する機会がなくなります。

宅浪の場合は外出する機会もないので、どんどん筋肉量が落ちて身体が固くなっていく。 体力が衰えると、みるみる勉強習慣が崩れやすくなっていく。

浪人生が勉強を続けられないのは、この体力の衰えに一因があるのです。 したがって、出来る限り毎日定期的な運動をしていくべきです。

  • 週に3回程度、30分のランニングをする
  • 腕立て伏せや腹筋、背筋などの筋トレをする
  • 勉強の休憩時間や寝る前に柔軟をする

浪人生を成功させたいなら、運動の習慣を作らなければなりません。。これは絶対に必要なことです。

特に元々運動が好きだった人が急に運動しなくなると、急に生活習慣が崩れてしまう。意識的に運動するようにしましょう。 私はだいたい隔週の日曜日は友人とテニスをするようにしていました。

午前中に2時間~3時間、思いっきり体を動かして汗を流す。翌日は筋肉痛になってしまっていたが、体力の維持には最適だったようです。 また出来る限り毎日、30分のランニングをしていました。

近くの母校である小学校まで走って帰ってくる。調子の良い時は1キロ先のブックオフまで行って帰ってくる。 高校生の時ランニングが嫌いで、部活の時ですらほとんど走らなかった私が、浪人生活の時にはきちんと走っていました。

運動しなくなっていたので、むしろランニングは気持ちよかったくらいです。 勉強習慣と運動習慣はセットで考えてほしいです。

勉強仲間を作れ!

「1.10 勉強仲間や本当に信頼できる友人がいない人」で述べたように、受験勉強は孤独では続けられありません。

一緒に頑張り励まし合える仲間が不可欠です。1人でもいいので、意識が高く努力家の受験仲間を作るようにしましょう。同じ高校出身の人や、小学生、中学生の頃の友人。積極的に連絡を取ってみよう。

私が知っている浪人生でうまく行っていない人も、この受験仲間がほとんどいないことが多い。今まで仲良くなかった人も、この機会に連絡してみるのもいいでしょう。

私が高校3年生の時、今までほとんど接点がなかったクラスメイトが浪人すると聞いて、たまに会って勉強する機会を設けてみた。自分の予想以上に気が合い、浪人時代を一緒に乗り越えてくれる大切な友人・仲間となった。お互いを利用するだけの関係ではなく、切磋琢磨できるような関係を作ってみよう。

最近ではTwitterやStudyPlusなどのSNSで気軽に受験生仲間を作ることができる。SNSは一長一短あるが、「StudyPlus」は真面目で努力家の人が多いように感じるので、ここで勉強仲間を作ることをおすすめします。

■ 浪人に失敗した人の末路・・・は本当にひどいのか?

浪人に失敗したら就職に不利か?

もちろん、不利な部分はあるでしょう。大企業に就職を希望しているならば、一流大学を言われるような大学に入っておいたほうが有利な点が多いことは間違いません。

しかし、それだけが100%ではありません。大企業ではない中小企業が世の中は7割以上です。大企業に入れば安心、という時代はとうに終わりました。

良い大学に行かないと就職できないわけではありません。しっかり学び、自分を磨き成長させて、人としての魅力を磨き上げていくことが、何より大切。そして、「本当の仕事力」を身につけることが、あなたが大学でやるべきことです。

浪人に失敗して専門学校に行く人は・・・

結局、どんな進路を選ぶにせよ、大切なことは「学び続けること」です。専門学校に進むとしたら、大学に進学するよりも、早く専門技術を学ぶことになります。そしていち早く仕事をするようになるでしょう。

それはそれで、大学生よりもアドバンテージがあると考えましょう。その分、せっかく学ぶなら学校の中でもトップクラスに技術を磨き、スキルを付けていくぞ!という気持ちで学んでほしいなと思います。

 

■ まとめ、応用と実践の提案

以上、どうだったでしょうか。耳が痛いことばかりだったはずです。

相当厳しい考えを持って浪人について解説しました。もちろん私が書いたことが全てではないし正しいとは限らありません。失敗する浪人のパターンに1個2個当てはまっていても合格するケースはあります。

しかし、当てはまる特徴がなければないほど、受験に有利なことは間違いないと思います。この記事を読んでショックを受けた人はOK。それは自分の問題点を自覚できているからです。途中で記事を読み飛ばした人に出来るアドバイスはない(そんな人はここを読んでいないでしょうが)。

自宅浪人を考えている人はこちらも読んでおこう→「宅浪成功の10か条|勉強を続ける方法とスケジュールの組み方