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文系のための大学受験の数学勉強法【永久保存版】 – HERO ACADEMY
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HERO ACADEMY / 数学  / 文系のための大学受験の数学勉強法【永久保存版】

文系のための大学受験の数学勉強法【永久保存版】

大学受験において、数学は非常に重要な科目の1つだが、英語と同様に苦手とする人が本当に多い。私もその一人だった。

数学が苦手な人が多いのは、確実に力がつく数学の勉強法が知られていないからだろう。英語と同じく「数学難民」「数学嫌い」の人はかなり多いはずだ。

ここでは時間はかかるが真っ当な数学力が身に付く勉強法を解説していく。

今回は理系の先生に協力をいただいて記事を執筆した。

私は数学がめちゃめちゃ得意なわけではないが、だからこそ極端に数学が苦手な人のための勉強法も解説出来たはずだ。

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Contents

動画で学ぶ勉強法と参考書カリキュラム!

 

数学は暗記が重要?それとも理解が重要?

和田秀樹氏が「暗記数学」を提唱したことから、受験数学では暗記が重要だというのがだいぶ広まっているように思う。しかし、この「暗記」という言葉を勝手に解釈して、理解なき丸暗記の勉強に走る受験生もいる。

はたして、どちらが正しいのか。

当たり前の話だが、理解も暗記も重要に決まっている。どちらかが欠けていては絶対にダメなのだ

例えば社会なら、丸暗記でもけっこう得点することが出来る。では英語はどうだろうか?単語や文法を暗記するだけで出来るようにはならないだろう。数学も全く同じで、公式を暗記するだけでは決して出来るようにはならない。

  • 公式をいつ使うのか
  • どのような手順で解くのか
  • なぜこの解法をここで使うのか

こういったことを理解した上で、完全に身体で覚える必要がある。あまりに当たり前の話だが、時に忘れてしまうことなので、大前提として最初にお話しした。

数学は理解と記憶のどちらも重要!

数学で求められる力とは何か?

数学の試験では、一体何が問われているのか。数学力をここでは様々なパーツに分けてみた。

  1. 知識
  2. 計算力
  3. 読解力
  4. 分析力
  5. 記述力

知識

知識とは、数学用語や基本公式、基本的な解法など、数学を解くためには絶対に欠かすことのできないものだ。まずはここをきちんと覚えないとお話にならない。したがって、ここだけは外さないように勉強してほしい。

  • 数学用語や公式
  • 基本的な解法知識

数学が得意な人は、1つに知識が圧倒的に多い、という特徴がある。英語なら単語や文法、構文をたくさん記憶しているようなものだ。

たとえばチャート式に代表される問題集では、典型問題を解くときの解法を解説している。この解法を出来るだけ多く覚えていくのが「暗記数学(和田秀樹氏が提唱)」の基本方針である。

実際、数学が得意な人はたくさんの解法を覚えている。理系で偏差値が60以上ある人は『青チャート』などの基本例題、重要例題くらいの解法は全て覚えているだろう。

単純な問題ならば、この解法をどんどん覚えてストックするだけでたいてい解けるようになる。前述のように、数学は「知っていれば解ける、知らなければ解けない」という面もある。

勉強全体を通して常に知識をストックする作業が必須になってくる。もちろん知識一辺倒になってはいけないことは押さえておこう。

計算力

数学が苦手な人は、まず間違いなく計算力が弱い。計算してもミスばかり、計算するのが遅いので、数学の勉強自体が非常に非効率になる。

・あ~。また計算ミスで失点しちゃったよ。いつもここでミスるんだよな。
・うーん、この問題全然わからん。解説見てみよう。…なんだ、単にここの計算間違えているだけじゃん…。

このように、計算力が低いと普段の勉強も非効率になるし、試験で結果を出すことも出来ない。

計算が強い人は一体どうやって勉強しているのだろうか。単純に、膨大な計算トレーニングをしているだけのことが多い。進学校の生徒は毎日、手が筋肉痛になるくらい厳しい制限時間の計算問題を解かされているそうだ。

中学~高校の間、このようにみっちりと計算練習を積んできている人間と、そうでない人間の間には相当な計算力の差が出てしまう。数学が苦手な人は特に意識して計算力を高める工夫をしなければならないし、量もたくさんこなさなければならないだろう。

読解力

数学は意外にも読解力が重要だ。何が問われているのか、どういう計算をすればいいのか、問題文から読み取る必要がある。

数学が苦手な人は、センター試験の問題を読んで「何が問われているのか」把握するのも一苦労だろう。

これにはたくさんの問題に触れることはもちろん重要だ。他にも、以下の点がポイントになる。

  • 数学用語や公式の意味を完璧に理解する
  • 数式を日本語で考えることが出来る
  • 問題文の条件を数式に変えることが出来る

たとえば「2つの異なる実数解を求めよ」と言われても、数学が苦手な人は何を言っているか分からなかったり、具体的なイメージが湧かなかったりする。

数学が出来る人は、グラフの概形が頭に浮かんでいて、x軸との交点の個数を求めればいいんだ、ということが容易にわかるはずだ。

分析力

問題を読み、何が問われているのか分析する力も重要だ。「ひらめき力」と言ってもいいかもしれないこの力は、センター試験の数学ではあまり不要な力で、主に二次試験の数学で必要になるだろう。

記述力

二次試験で記述形式の問題が出る場合、記述力は必須だ。答えがただ合っているだけではだめで、わかりやすく論理的な解答を作成できるようにトレーニングしなければならない。

数学の勉強法の基本中の基本原則

  1. わからない問題はすぐ解答を見てそのあと練習する
  2. 解説は手を動かしながら理解する
  3. 制限時間内に全問正解できるようになるまで練習する
  4. 定義や公式はしっかり証明も理解しておく
  5. 基本解法パターンは解き方も説明出来るようにしておく
  6. グラフや図は丁寧に書く
  7. 代入と具体化を徹底する
  8. どうしてもわからない問題は翌日リトライ

わからない問題はすぐ解答を見てそのあと練習する

数学が苦手な人がまず意識してほしいのは、「数学は考え込みすぎない」ということだ。

苦手な人が問題を分からない場合、それは単に「公式や解き方を知らないだけ」なことが多い。知らない問題をいくら考えても解けることはないし、何より時間がもったいない。

例えば私のように、ほとんど知識がゼロの人が新たに問題集を勉強していくときは以下のように勉強しよう。

  1. すぐに解説をみる。
  2. 理解しづらいときは解答を書きながら、図やグラフも書きながら手を動かして考える
  3. 解説を読んだ後、今度は自力で問題を解く
  4. スラスラ解けるようになるまで何度も練習する
  5. たとえば1~3の問題を解いたら1~3を一気に解く。4~6をやったら1~6を練習する。

数学で大切なのはとにかく自力で問題を解けるようにすること。これを絶対の目標とすべきだ

問題を考えることも大切だし、解説を読むことはもちろん重要だが、それがゴールではないことを理解してほしい。最終的には自力でスラスラよどみなく解けるようにしないとテストでも入試でも通用しない。

特に基礎固めの段階だと、スムーズにサクサク進めていくことがポイントでもある。考え込んでばかりだとストレスが溜まって数学嫌いが加速してしまう。

解説は手を動かしながら理解する

解説をただ読むだけでは理解できないことがある。数学の解説を読み慣れてない人は、解説の文字列を読むだけで疲れてしまう。頭が働かないこともあるだろう。

そのため、解説を読むときは基本的に声を出して、手を動かしながら理解するようにしてほしい

手を動かすことで頭も働くし、実際に解答を書きうつすことで、省略された計算過程が分かったり、なぜその公式を使うのかが分かったりする。

グラフや図がある場合は、必ずそれも書いて、わかっている数字を書き込んでいく。数学ではとにかく手を動かしながら考えることを鉄則としよう。

制限時間内に全問正解できるようになるまで練習する

数学は、ただ解けるようになるだけではダメだ。実際の試験では制限時間があるため、素早く正確に解ける計算力を身につけなければ話にならない。

普段の勉強でも、以下の両者の間には果てしないほどの差が生まれてしまう。

  • 素早く解けるようになるまで練習する人
  • とりあえず解けるように練習するだけの人

当たり前のことを徹底することが、優秀な人とそうでない人の差になってくるのだ。

数学用語や記号の意味を説明出来るようにする

数学が苦手な人は、とにかく数学で使う言葉や記号の理解があやふやなまま勉強している。用語や記号はいわば「数学の文法、語彙」であるので、これをしっかり覚えていないと、数学が理解できなくなってしまう。

数学が苦手な人はまさに「数学は宇宙語」と思ってしまうだろうが、それは数学の言葉をしっかり覚えていないからだ。そのため、1つ1つの言葉や記号、公式の意味をしっかりと理解しておこう。

基本的な解法パターンは解き方も説明出来るようにしておく

因数分解や平方完成といった基本公式だけでなく、二次関数の最大値・最小値の求め方や、実数解の個数の求め方などをきちんと説明出来るようにしておこう。

  • そもそも平方完成はなぜするのか?
  • なぜ場合分けするのか?
  • 判別式って何のためにあるのか?
  • 和の法則、積の法則の違い、理屈
  • 順列と組み合わせの使い分け

ただ公式を覚えるだけではなく、公式や解法の理屈をしっかりと理解しておかなければならない。

自分で勉強するときも「わかったフリ」に気をつけて、「なんでこういう手順で解くのか」「なんでここで公式を使うのか」といったことを説明出来るようにしておこう。

グラフや図は大きく丁寧に書く

  • 二次関数や微分積分、三角関数といったグラフを書く問題
  • 三角比や平面図形、ベクトルなどの図形を書く問題

いずれの場合でも、問題を解くときには図・グラフをていねいに書くべきだ。

数学が得意か苦手かは、この「図やグラフをていねいに書いているかどうか」でわかるものだ。理系の人や数学が得意な人はまず間違いなく図を正確に丁寧に書く習慣がついている。

逆に、数学が苦手な人は丁寧に図を書こうとしないし、でたらめな大きさ、辺の長さの図しか書くことが出来ない。ノートに図やグラフを書くときはなるべく丁寧に正確に書くように習慣づけよう。

代入と具体化を徹底する

『学習の作法』で解説されているが、わかった数字は図やグラフにきちんと書くのが代入。出来る人にとっては当たり前の「常識」だが、これも数学が苦手な人は出来ていないことが多い。

また、数学が得意な人は「1、2、3と具体的な数字を入れていく」ことが習慣化している。中学に上がって数学でこけた人は「aとかxとか具体的じゃない数字で考える」ことが出来ないことが原因の1つとして挙げられるだろう。

複雑な問題も、まずは具体的な数字を入れて考えると理解できることがある。

どうしてもわからない問題は翌日リトライ

問題を解いていると、どう頑張っても理解できないものにぶち当たることがある。そういう問題はいったん飛ばして、時間をおいてやり直すと普通に理解できることもある。

じっくり考え込むことも大切だが、時にはいったん飛ばして、後からもう一度考えるという事も大切だ。もちろんそれでも理解できないときは、分からない部分を先生に聞いたりすることも重要だ。

数学の勉強法の鉄則

  1. 応用問題は出来るだけ時間を使って考える
  2. 「なぜ?」をキーワードに納得するまでとことん考える
  3. 数文和訳、和文数訳が出来るようにしておく
  4. 国公立・私立関係なく、記述型を基本とする

応用問題は出来るだけ時間を使って考える

基本問題はすぐに解答を見ろ、といったが、実力がついて応用問題を解くときには、安直に解答を見ないようにしてほしい。

  • すぐに解答をみる癖がつくと思考力がつかない
  • 自分で試行錯誤して解答の指針をみつける練習が必要

このような理由から、応用問題にあたるときは、出来るだけ自分で手を動かして試行錯誤するべきだ。

もちろん1問に何十時間もかける必要はないだろうが、時には10分でも20分でも1時間でも考えてみることも必要になるだろう。

「なぜ?」をキーワードに納得するまでとことん考える

典型問題を暗記したけど、全然類題が解けないという人がいる。参考書の問題は解けるけど、模試になるとまったく点数が取れない。

解答をみると、「なんだ、あの解法を使えば良かったのか」となってしまうことはないだろうか。

解法暗記は十分にしたけど、問題がいつまで経っても解けるようにならない人は、一度立ち止まって自身の勉強法を振り返る必要がある。

  • とりあえず解法パターンだけ暗記していなかったか?
  • なぜこの公式を解くのかわかっているか?
  • なぜこういう手順で問題を解くのか分かっているのか?
  • なぜ場合分けをするのか分かっているか?

数文和訳、和文数訳が出来るようにしておく

数学が苦手な人は、数式の意味を理解することが出来ない。また、問題を見たときに、数式が浮かんでこない。そのため、センター数学や入試問題を見たときに、さっぱり解答の方針を立てることが出来ない。

国公立・私立関係なく、記述型を基本とする

センター試験の数学のみ受ける人や私立大学専願の人は、試験はマーク式のみなのでセンター型の問題集のみで勉強する人がいる。しかし、計算だけして記述がまったくできないのも問題だ。

マーク式の問題集で勉強するにしろ、数式だけでなく日本語での解答もしっかり書く練習をしておこう。

勉強法の手順

  1. 問題を解く。最低でも3~5分間は手を動かしながら考える
  2. 解説を読む。解説は疑問や捕捉を書き込みまくる
  3. 解答までの思考回路の手順を自分の言葉でまとめる
  4. もう一度問題を解く。今度は素早く解けるようにする

問題を解く。最低でも3~5分間は手を動かしながら考える

まずは問題を解こう。基本問題の場合はすぐに解答を見てもかまわない。ただし既習者はまず自力で解くようにしよう。

問題文を丁寧に読み、

  • 何が問われているか?
  • 似たような問題は見たことがないか?
  • 場合分けが必要な問題ではないか?
  • 図やグラフを正確に書く
  • 問題文を数式に変える
  • 条件を整理する

など、いろいろ手を動かしながら問題を考えてみる。たとえ分からない場合でも、「どこがどう分からなかったのか」をハッキリさせることが重要だ。

  1. 問題を解かずにいきなり解説を読む
  2. 問題を解き、わからない部分や疑問を持った状態で解説を読む

両者では圧倒的に後者の方が解説の理解度は高くなるはずだ。したがって、問題を解くときは「1.思考錯誤」と「2.分からない部分や疑問を発見する」ことを意識しておこう。

解説を読む。解説は疑問や捕捉を書き込みまくる

解答出来ても出来なくても解説はしっかり読もう。解けなかった場合は先ほどの「疑問点」に特に注意して解説を熟読する。その際、解説で分からない部分やモヤモヤする部分もあるだろう。

そういった引っかかりや疑問点は残さず解説に書き込んでおこう。「ここの式変形が分からない」「なぜここで場合分けするのか?」「ここは順列ではなくて組み合わせじゃないのか」といった疑問点を書き込んだり付箋にメモしておこう。

マーカーを引くだけでもいいが、マーカーだけだと、以前自分がどんな疑問を抱いたのか忘れることがある(私はよくこの失敗をした)。したがって、きちんと疑問点は言葉にしておこう。

解答までの思考回路の手順を自分の言葉でまとめる

一通り解説を読んで解き方を理解したら、もう一度問題を見て、解き方の手順を確認してみよう。ここで大切なのは「答までのプロセスをしっかりと日本語にしてまとめること」だ。

チャート式などは手順がまとまっているわけではないので、自分でノートや付箋、カードに書いておくのも良い。

もう一度問題を解く。今度は素早く解けるようにする

初見で出来なかった問題は、解説を読んだ直後にもう一度解こう。直後に解けなければ、身に付いたとは言えないし、理解と記憶が不十分だということだ。

基本的にはその場その場で完璧に解けるようにしなければいけないことを肝に銘じよう。

私は数学を勉強するとき、「明日明後日と復習する中で徐々に出来ていけばいいかな」と勝手に考え、解説を読んで終わっていた。しかし完璧に習得しないまま翌日や翌々日に解きなおしても、初日の時とかかる時間は変わらない。これは非常に非効率だ。

そこを修正して、その日のうちに何度も解きなおしてきちんと自力で解けるように勉強することで、翌日以降の復習にも時間がかからなくなり、問題集を1つ1つ確実に身につけながら進めていくことが出来るようになった。

全ての科目で言えることだが、1つ1つ確実に身につけながら進めていかないと勉強は極端に非効率になる。

このことを忘れずに、解説を読んだ直後に「自力で素早く解けるようになるまで」反復練習をしていこう。

ステップ①:正しい勉強法を学ぶ

ここからは、具体的な勉強の手順を解説していく。あなたは以下に挙げていくことを1つずつ丁寧にやっていけばよい。

  1. 正しい勉強法を学ぶ
  2. 基礎学力をガチガチに固める
  3. 志望大学への武器をそろえる
  4. 過去問演習+苦手分野or頻出分野を徹底的に勉強する

まず1つ目は「正しい勉強法を学ぶ」ということ。

ここまでの記事内容を読むと、数学ではいかに勉強法が重要か理解していただけただろう。数学の正しい勉強法が身に付いているかどうかが、そのまま合否につながるといっても過言ではない。

本記事を含め、以下の本を熟読してほしい。

  • 学習の作法
  • 数学の勉強法をはじめからていねいに

学習の作法

『学習の作法』は、進学校のや優秀な生徒の勉強法の「常識=作法」を解説した本だ。

  • 秀才は全問正解できるまで勉強してはじめて「出来ました」というが、公立生は1度解いたら「出来ました」という
  • 秀才は制限時間内で素早く全問正解できるようになるまでトレーニングする。手が筋肉痛になるくらい厳しい制限時間で訓練するのが日常
  • 秀才は「分析」「代入」といった応用問題を解くために必要な作業を当たり前に行っている

「できる人」にとっては当たり前の勉強法・意識を、「できない人」は身に付いていない。

この差が偏差値10とか20とか、それくらいの差になってしまう。

数学が苦手なあなたがまずすべきことはこの「学習の作法」を完璧に叩き込むこと。これが大前提となる。本書の数学の項目を熟読し、即実践していこう。

E判定からの大逆転勉強法

この本の良い所は「数学と言っても難しいコトはしなくて良いんだよ」と言う事が分かるところ。

難関大学に行くからといって青チャートや大学への数学、プラチカをやらなければいけないわけではないということが分かるだけでも、大学受験数学を攻略できる可能性がグンと引き上がると思う。 

数学の勉強法をはじめからていねいに

『数学の勉強法をはじめからていねいに』は人気講師の志田先生が、「予備校で数学の勉強法を講義する」風景を漫画にしたもの。

マンガなのでわかりやすい。意外にも内容は本格的で、実際に問題を交えながら勉強法を解説しているので、1A2Bを一通り勉強しないと完全に中身を理解することはできない。

ただパラパラと読むだけでもいいし、分かるところだけ読んでいけばいい。

本書で志田先生が挙げていることはしっかり実践してほしい。

ステップ②:基礎学力をガチガチに固める

基礎、というと人によって定義が様々だと思うが、私は「中学数学~センター1A2Bで6割程度」と定義しておく。

最難関大学を志望する人なら、高2のセンター同日の時点で最低でも6割程度は取っていないと厳しくなってくる。

ここで具体的に行うべきことは以下の2つだ。

  1. 各分野の基礎事項を理解
  2. 公式の暗記・基本計算を制限時間内に完璧に解けるようにする

各分野の基礎事項を理解

数学の授業が理解できなかったり、『青チャート』などの参考書を使いこなせない人は、まずは基礎的なところからしっかり理解しなおそう。

使う参考書はマセマ出版の「初めから始める数学」シリーズだ。

このテキストは高校の授業に全然ついていけない人でも十分に使いこなせるくらい、易しく解説の詳しい参考書だ。

まずはこの本を丁寧に読み込んで、あるいはザーッと授業の予習として読んでおこう。

公式の証明などは理解できなければ初めはあまり時間をかけなくてもよい。

まずは基礎事項を確実に固めた後にもう一度読みなおせば理解しやすくなるはずだ。

本書を読みながら、教科書や傍用ドリル、基礎レベルの参考書を使って計算練習をしていく。もちろんマセマの問題を徹底的に反復する方法でも構わない。

ステップ③:志望大学への武器をそろえる:センター8割突破目標

基本事項を固めることが出来れば、数学の勉強は気持ち的には半分以上終わったといっても良い。あとは教科書をベースに勉強してもいいし、予備校の授業を受けてもいいし、チャート式などで勉強しても良い。

原則を守って勉強できるなら、どういった手段をとってもいいのだ。

教科書をベースに進める

教科書を軸に進められる人は、教科書と傍用問題集を中心にきちんと勉強するのがベターだろう。

教科書ガイドを使えば、教科書学習をスムーズに進めることが出来る。

定期テストでは高得点を狙って、毎日の復習をきちんと行うこと。

テスト期間中はテスト範囲を全て「解法を説明して」「スラスラと素早く解けるように」なるまで反復練習を繰り返そう。

傍用問題集としては『4STEP』などもあるが、問題量が多すぎたり解説が詳しくないといったデメリットもある

使いづらいと感じる人はまずは教科書を中心に勉強し、それに加えて勉強したいときは次に挙げる「核とすべきテキスト」をやっていけばよいだろう。

センターチャートで一石二鳥の勉強を行う

センター試験が必須の国公立大学を志望する人、偏差値65以下の「センター重視」の大学を受験する人が、まず考えなければいけないのはセンターで高得点を取ることだ。

そこで、一般的に人気の『青チャート』などではなく『チャート式センター数学』を使うことをおすすめする。教科書プラスαの勉強を行うことで、教科書の章末問題レベルの解法を覚えつつ、センター対策も同時に進めることが出来る。

とはいえ、二次で数学がある人は、空欄を埋めるだけではなく、しっかりとした「記述による解答」を出来るようにしておこう。センチャを習得すれば、「1Aで8割、2Bで6割~7割」程度の実力をつけることが出来る。

高2の間でセンチャを固められれば、センター7割~8割程度が目標の人はかなりのアドバンテージを握ることが出来るはずだ。

センター過去問、センター対策問題集でセンター8割以上を目指す

センター対策としてはやはりセンター過去問を主体とした方がよいだろう。

センター対策の問題集としては駿台出版の『短期攻略センター数学実践編』などがある。 

ステップ④:過去問演習+苦手分野or頻出分野を徹底的に勉強する

センターチャートやセンター過去問を一通り完成させたら、志望大学の過去問も勉強してみよう。

※実際は、各分野が終わった後に過去問を解いてみても良い。例えば「青チャートの2次関数」を全て勉強し終えたら、自分の志望大学の二次試験の2次関数の問題を解いてみる。

1つ1つの分野を勉強しながら「志望大学のレベルまで一気に完成させる」という風に進めていけば、実力がついたことも実感できるし、確実に実力をつけることを確認しながら攻略することが出来る。

過去問を解いたら、自分の苦手な分野が出てくると思う。まずはそこをメインテキストで復習しよう。

必要性を感じたら、分野別の問題集をやるのもいい。

「青チャの後に一対一」という流れが一般化しているが、問題集をとりあえず全分野勉強するよりも、苦手分野や頻出分野をピンポイントで強化した方が効率的に得点できるようになるはずだ。


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17 Comments

  • Riri

    東大文3志望の高2です。数学の勉強の進め方について質問です。今まで私立文系志望だったため数学にまともに手が着いておらず、教科書の内容も曖昧な状態です。今後勉強するに当たり、青チャートを自力で進めるか、河合塾で塾のテキストを進めるか、どちらがよいとおもいますか。もちろん、いずれにせよ教科書の基礎的な内容をさらってからやるつもりです。

    2016年10月26日 at 11:41 PM
  • ジュズ

    高2文系です。以前質問させて頂いたことが何度かあります。現在学校指定の参考書の青チャートを自分で頻出単元ごとに解いているのですが、わからないと思う部分が何箇所か出てきます。学校指定の参考書なので先生に質問はしやすいですが、自分で理解したいです。それに量も多く例題だけした出来ませんしなかなか2週目に進めません。そこで昔先輩にもらった標準問題精講の1Aを引っ張り出してやってみるととても解説がわかりやすく理解出来ない部分はありませんでした。(まだ場合の数と確率しかやっていませんが…)量的にも何周も出来そうでした。それで2Bの標問も購入し参考書を変えることを検討しているのですが、色々な参考書に手を出すのはよくないかなあとも思います。学校で数学が得意な人でチャートやり込んでる人が何人かいます。それに2Bの標問はあまりよくないという評判も聞きました。実際のところどうなのか、参考書を変えても大丈夫なのかアドバイスを下さい。神大経済志望です。

    2017年2月27日 at 2:41 PM
  • 質問主

    ありがとうございます
    学校では来年、文系の一番上のクラスに上がれそうにないです。でもずっと憧れだった難関大への合格を勝ち取りたいです。下のクラスはセンター対策を主にするようなのでセンター対策は学校に任せて自分で難しい問題への対策をやっていこうと思いました。センター重視の神大志望と言っても、私大も受けるでしょうし….それに夏前にクラス替えがある可能性もあるので少しづつても偏差値を伸ばしていきたいです。駿台模試などの難関もしも受けると思いますし。と考えたのですが、自分でもセンター対策をやった方がいいですか?

    2017年3月1日 at 8:54 AM
  • 質問主

    一応私立の(自称)進学校なので、そこそこ実績はいいです。現役で京都、大阪、神戸が20-30ほどです。神戸はもう少し増えることもあります。でも理系が多い学校なので文系がどれくらいの実績を残しているかはわかりませんし、京大も看護学科で稼いでいますし…。(失礼なこと言ってすいません)
    センター利用で早稲田合格出来るくらいの点数を目指して頑張ろうと思います。何度もありがとうございました。

    2017年3月1日 at 5:00 PM
  • はりはり

    よなたんさんの動画を見せていただきました。そこで「チャート」は分厚ずぎるとおっしゃっていましたが、具体的にはどんなものが良いのでしょうか?ルート的には教科書準拠ワークから一対一対応数学を考えているのですが、レベルの差がありすぎますかね?

    2017年3月2日 at 9:56 PM
  • なーちゃん。

    春から受験生の公立高校に通う女子高生です。
    私はいまのところ大阪市大の栄養学科志望です。つまりセンター試験を受ける予定です。
    私は中学のころは勉強をする習慣がなく、高校受験も完全になめくさって受験勉強もろくにせずで合格してしまいました。(偏差値は60程度の高校です。)入学後は少し勉強を頑張って学年の中の上の成績をキープしています。
    しかし中学の頃がそんなだったので勉強方法が未だにいまいちよくつかめていません。
    受験勉強のはじめ方もよくわかりません。
    そして学校からの課題の数1.A.2.Bの総復習問題をやると2年の最後あたりや一年の最初あたりはなんとなく解けるのですがあとは全滅です。なんだこれ状態です。
    数学の基礎固めをしなくてはいけないのはわかっているのですが、なにから手をつけてその次に何をすべきなのかわかりません。
    なにかアドバイスをお願いしたいです。

    2017年3月18日 at 7:30 PM
      • なーちゃん。

        この前ドラゴン桜式問題集の答えを見て、購入を検討してやめました。
        その問題集でも数1、A、2、Bの復習は十分にでき、基礎は固められますか?

        2017年3月24日 at 1:25 AM
  • 闇りん

    春から新高一になります。(偏差値55)
    自分は数学の勉強法がわかないまま、ただがむしゃらに非効率な勉強を続けてきました。その結果中学数学の応用ができないといった状態に陥ってしまいました。
    春から高校数学を学ぶ訳ですが、ネット上には中学数学ができない状態で高校数学は無理だ。という意見や、高校数学の問題集を完璧にすればいい。など、やっぱり中学数学がとても大切だと思い記事を読ませてもらいました。使用教材はサミングアップ数学(塾用教材)をやってます。なかなか難しく、基本例題→演習A→演習Bと難易度が増していくタイプの教材です。入学までサミングアップ数学、高校入試突破計算力トレーニング、同様にサミングアップ英語もやってます。
    このまま入学式まで反復するやり方で高校からいいスタートができるか心配です。
    なにか三年間の復習ができるような数学の教材があれば教えてください。

    2017年3月24日 at 10:12 PM

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