最近「学校と授業の両立がうまくできません…」という声をいただくことがある。

あなたは学校の授業を効果的に活用できているだろうか?

現役進学率が上昇する中、学校の授業を生かせるか、ということはますます重要になってきている。

しかし学校の偏差値が低く、授業が受験に生かせず苦労している人も多いだろう。

今回は学校での授業の生かし方について解説していく。

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学校の授業だけで大学に合格できるか?

結論から申し上げると、学校の授業だけで大学に合格するのはほぼ不可能だと言ってよいだろう。

事実、多くの受験生が塾や予備校に通って受験勉強をしている。ほとんどの人は学校の授業だけで大学に合格することは出来ない。

3000時間勉強しても受からない高校生

高校での授業の総時間は3000時間程度。予備校での勉強も含めると、高校生は4000時間以上勉強していることになると思う。

それでも合格できない人もいる。もっともっと勉強しないとダメなのだろうか? 単純な勉強時間を増やせばいいのではない。私はもっと学校の授業時間を有効に活用しないと無理だと思っている。

私は高校3年から浪人時代にかけて約3000時間程度勉強した。ほぼゼロの状態から早稲田大学に合格するには少なくとも3000時間以上勉強する必要があると思う。

学校の授業時間を有効に活用すれば、塾や予備校、あるいは浪人して独学する勉強時間を減らすことは十分できるだろう。

  • 学校の授業をいかに生かすか。あるいは受験勉強の時間をいかに増やすかが重要。

正しい勉強法を身に付けなければ全て無駄

仮に学校の授業の質が高い場合でも、結局あなた自身が正しい勉強法を実践しなければ全く意味がない。

実際、ほとんどの高校生が学校の授業を無駄なものにしている

例えばあなたは今まで読んできた英語や古典、数学の教科書・問題集を全て完璧にマスターしているだろうか? おそらく、99%の高校生がNoと答えるだろう。

試験勉強というのは、勉強した内容を完璧に習得しなければいけない

しかしほとんどの高校生は授業の内容を全然覚えていない。そして学校の勉強とは別に予備校で勉強をする。これは非常に非効率なことがわかるだろうか?

  • 受験に直結しない授業、勉強は無駄。

中途半端が最悪。授業を重視するか切るかハッキリしよう

身に付かない勉強ならやるだけ無駄だ。授業をちゃんと受けるなら勉強内容をきちんと習得できるように勉強すべきだ。

学校の勉強を切る勇気のない受験生は受験に落ちる

  • 授業を徹底的に活用するか切るかを決めよう

学校の授業を重視するか否かの5つの基準

学校の勉強を重視するか否か。高校生にとっては重要な問題だ。私が考える基準を挙げていこう。

授業はわかりやすいか?

分かりにくい授業は聞く価値がない。いくら聞いても理解できないなら身に付けることは出来ないからだ。

教師の説明が下手だとか面白くない場合は、自分で勉強した方がいいかもしれない。理科や社会などは特に教師の説明力が重要になってくる。

授業が分かりづらい場合は、自分で講義系の参考書を用意して、授業中はそれを読むことをおすすめする。

  • 授業が分かりづらい場合は実況中継など講義本を自分で読み進めよう。

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授業は難しすぎないか?

とはいえ、授業の質は高いはずだけど自分の理解度が達していない場合はよく考える必要がある。

この場合は補助教材や講義本を活用することによって授業を理解できないか考えるべきだ。

また授業の質は高いがレベルも高くて理解できない場合は、後述する「先生に内職許可をもらう」ことを提案する。

  • 授業のレベルが高いなら背伸び禁物。場合によっては内職もしよう。

授業は受験を意識したものになっているか?

学校の授業が受験を意識したものであるかは非常に重要だ。

英語なら音読や速読練習をしているか(させているか)、数学は制限時間を意識したものになっているかなど、授業が受験向きかどうかを検討しよう。

日々の小テストや定期テストで入試問題を多く扱っているなら、積極的に授業を活用していいだろう。ただし、この場合もレベルが高すぎる場合は要注意だ。

  • 受験を意識した授業なら積極的に活用しよう。

学校から志望大学レベルへの合格者はいるか?

学校から早慶大合格者がいないなら、学校の授業を一生懸命こなしても合格できない可能性は高い。結局は本人次第なのだが。

例えば私の高校は偏差値48くらいの高校だったが、早慶レベルの大学合格者は年に1人もいなかった。実際、進学校でもなんでもなかった高校なので授業の質も高いわけではなかった。私は学校の授業を聞いても駄目だと判断し、なるべく自分で勉強するようにした。

もちろん安易に授業を切ることをおすすめしないが、自分がどうしたら合格できるかを真剣に考える必要がある

  • 非進学校の人は授業だけじゃダメな可能性あり。進学実績を調べよう

現役進学率は高いか?

進学率だけではなく、現役での進学率も重要だ。進学校で、有名大学の進学者が多い学校でも、意外に浪人率が高い学校もある。

現在、関東の偏差値70オーバーの某私立高校1年生の学習フォローをしている。その高校は紛れもない超進学校で、授業のレベルも高いのだが、浪人率が意外に高い。
その高校では、高校1年生からありえないほど勉強させる。なのに早慶にすら受からない人が実は多い。私の早稲田の友人もその高校の出身なのだが、1年間浪人して合格している。

なぜこういうことが起こるのか? その子に限って言えば明らかにオーバーワーク。勉強量ばかり多くて、身に付く勉強が出来ていないのが原因だ。

また基本的に国公立志向なので、受験に関係ない勉強もガンガンさせるようだ。退学率がかなり高いようだが、このような高校の言いなりになっても、合格できない人はいる。

こういった高校の生徒の場合、常に成績トップの人ならば安心して学校の授業を受ければいい。勉強についていけなかったり模試の成績が低い場合、なんらかの対策が必要になってくるだろう。

  • 浪人率が高い高校の人は要注意。その学校に従って本当に合格できるか考えよう。

学校の定期テストの考え方・攻略法

学校の定期テストは受験勉強にも大きく関わる。定期テスト程度で高得点が取れないようでは、それよりハイレベルな大学受験を突破することは難しい

受験で使用する科目については基本的に高得点を取れるように勉強しよう。

定期テストは低レベル? 高得点を目指せ

もちろん学校のレベルによるが、模試や大学入試に比べれば定期テストは簡単だ。

  • 範囲が狭いし試験前に出題範囲が分かっている
  • 勉強した問題がそのまま出ることが多い
  • 問題レベルも入試に比べれば高くない

このような問題でさえ満足に解けないなら、大学入試で合格することは不可能だと思ってほしい。もちろん超難しい問題ばかり出すテストもあるかもしれないが、一般的には易しい試験だろう。

特に数学や理社は定期テストの勉強がそのまま大学受験にも生きる。英語や国語は授業で扱った文章をどれだけ読み込めるかで出来が決まる。

つまり定期テストは十分受験に生かせるということだ。定期テストで高得点が取れないということは勉強法がダメである可能性が高い

今すぐに『学習の作法』などで正しい勉強法を身に付けるべきだ。

受験に関係ない科目は捨ててもいい

高校3年生で、受験まであまり時間がない場合、受験で使用しない科目は一切時間をかけなくてもいい。赤点を回避する程度の対策でなんとかしのごう。

推薦を狙わず一般試験だけの場合、学校の成績は一切大学入試に関係ない。たまに教師が脅す場合もあるが、ちゃんと自分で大学の入試について調べよう。

とはいえ、学校の成績が低いことによるデメリットもある。たとえば学生奨学金機構などの奨学金で不利になることもある。評定3.5などが利子なしの奨学金を借りれるか否かのボーダーになったりする。

  • 奨学金を借りるつもりの人はちゃんと調べよう。デメリットもちゃんと考えて決めるべきだ。

普段の授業からテスト対策をしよう?!

定期テストで得点するためにはどのように勉強すればいいか。非常に簡単だ。試験で得点できるような勉強をするだけ

あなたがこれを簡単に思えないなら、全然勉強法が身に付いていない証拠だ。

  • 英語は授業中に長文を数十回読み込む。文法問題は全て即答・説明できるようにしておく
  • 数学は教科書・問題集の問題を全て時間内にスラスラ解けるようになるまで反復する
  • 古文漢文は英語と同じ。(現代文は使えない授業が多いので基本無視でもよい)
  • 理社は用語を即答できるまで覚えこむ

こういった勉強を普段の授業からやっておけば、定期テスト対策は特に必要ない。むしろ定期テスト対策など一切しなくても得点できるような力が欲しい

直前に勉強して得点できても、ぶっちゃけ全然大したことはない。見たところがたまたま出れば得点できる。それで得点できても模試では得点出来ないこともある

私的には、普段から定期テストを意識した勉強を徹底して行って、定期テスト対策のための勉強は一切しなくてもいいと思っている。

特に英国数は「英語ができる」「数学ができる」「国語ができる」ようになれば定期テストなど初見でも解けるのだ。

非進学校の程度の低い私の高校の場合だが、私がマーチレベルの英語が読めるようになった高3の1月、最後の定期テストがあった。その時は学校の授業を一切受けてなかったので、教科書も一度も読んでなかった。テスト対策も全くやらないままテストを受けた。それでもテストは90点くらい取れた。英語が出来れば、定期テスト程度、勉強の必要はないのだ

どの科目も受験に通用する力を付ければ定期テスト対策は必要なくなる。なるべく早めに共通テストレベルの力くらいはつけるようにしよう。

  • 常に「結果」を意識した勉強をすれば定期テストも怖くない。

テスト勉強は3日前から本気を出せ

受験勉強を一生懸命やりたいのに、定期テストが邪魔。テスト休みで時間がたっぷりあるはずなのに、イマイチやる気が出ない。こういう高校生はけっこう多いのではないだろうか。

時間がたっぷりあるのに、有効活用できないのは避けたいところだ。よって、テスト勉強は3日前から本気を出してやることをおすすめする。それまでは思いっきり受験勉強をしよう。

3日前からやることでダラダラした時間をなくせるし効率よくテスト勉強を片付ける癖もつく

  • メリハリをつけるために3日前までは受験勉強しよう

もちろん、赤点ピンチの科目がたくさんある場合はしっかり時間を作っておかなければならない。自分の成績状況に合わせて実践しよう。

苦手科目は教えてもらい得意科目は教えよう

数学や英語など苦手科目がある場合は、勉強ができる友人にガンガン教えてもらおう。特に数学の場合は適宜教えてもらえる人がいた方が効率的に勉強できる。

逆に、自分の得意科目は友人にどんどん教えよう。教えることはシャドウティーチングならぬリアルティーチングだ最高のアウトプット勉強法と言っていい

友人に教えることで復習になるし、自分がイマイチ理解していない、覚えきれていない部分も確認できる。教え合うことでお互いの学力を高め合うことができるからとてもおすすめだ。

  • 教え合える友人を作れば最高。どんどん教えて教えてもらおう

定期テスト問題を分析・予想し情報共有しよう

定期テストは学校の先生が作る。そしてテストというのは先生によって特徴が出る。ある先生は単語を問う問題を多く出したり、和訳問題を多く出したり。テストを見るだけで特徴はわかるものだ。

もちろん先生が共同でテストを作る場合もあるだろうが、それにしてもある程度の特徴というのはわかる。

したがって、今回の定期テストも作る人が変わらないならば、前回のテストを見直して、どんな問題が出そうか予想した上で勉強しよう。

数学の場合、教科書の練習問題レベルが多く出るのか。章末問題レベルがどれだけ出るのか。最も多く出題されるレベルの問題を勉強すれば効率的に得点できる。

たとえば練習問題だけで50点分ある場合は、練習問題だけ完璧にするだけでとりあえずOK、としてもよいだろう(数学を受験で使わない人の場合)。

また、これは過去問分析の良い練習にもなる。どんな問題がでるのか分析ができる人は受験でも強い。

自分の得意科目ならよく分析できるだろうから、友人数名とチームを組んで、自分の得意科目を分析して、出そうな問題、勉強方針を友人間で共有してもいいだろう。

実際、本当に勉強ができるやつは自然と「この問題は出やすい」という出題傾向をよく知っている。昼ごはんをおごるなどの「取引」を持ちかけて情報をもらったり勉強を教えてもらったりしてもいいと思う。

こういった情報共有は大学ではよくやる手だ。定期テストを楽に効率的にこなすためにはこういった工夫をすると良いだろう。

  • 定期テストの分析・予想をしよう。必要あれば友人と情報共有しよう

友達と得点勝負で昼飯を賭けよう

最後は勉強にゲーム性を出してやる気を出す話。英国数の合計点などで友人と勝負をしてみると良いだろう。負けたら昼飯を1回おごるという賭けをするとやる気も出ると思う。

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勝負ごとになればやる気も出やすいからメリハリも付くはずだ。とはいえあなたが3日前からテスト対策をする方針でやっているなら、友達と「お互い3日前まではテスト勉強しない」といったルールを決めてやればよい。

  • 友達と勝負して集中力を持ってテストに臨もう

学校の授業が使えない場合の4つの内職技術

学校の授業がイマイチ理解できない場合、授業時間を無駄にしないためには自分で勉強するしかない。つまり内職だ。

授業がダメなら遠慮なく内職しよう

難関大学に合格する人も意外に内職をガンガンやっている。「この授業はダメだ」と判断したら自分で勉強しているのだ。早稲田生に話を聞いても、けっこう内職をやっている人はいた。

あくまで自分の判断で行ってほしいが、必要を感じたらガンガン内職しよう。

真面目な人ほどこの内職をすることができないが、真面目に勉強するだけで合格できるならば苦労はない。受験に受かるために出来ることはなんでもやろう。

  • 授業が使えないなら自分で勉強して無駄な授業時間を減らそう

同じ科目を内職しよう

数学の授業なら数学の内職、英語なら英語の内職をしよう。全く別の科目をやってしまうと先生に睨まれたり怒られたりしてしまう。

同じ科目なら先生にバレても「授業プラスαで勉強しているんです」「授業の理解を高めるために読んでいるんです」といった言い訳もできる。

  • 内職は同じ科目をやって予防線を張ろう

先生に内職の許可をもらおう

英語や数学が苦手で授業が全く理解できない場合、先生に思い切って内職の許可をもらってみよう。

先生。私は英語が苦手で、正直授業が全然理解できません。予習復習もしているんですけど、基礎学力が足りなさすぎてダメです。定期テストではもっと頑張るので、授業時間は中学~高1の復習をさせてもらえませんか? 1か月で追いついてみせるので!

私は高3の受験勉強を始めたとき、先生にこのようなお願いをして内職許可を取り付けてもらった。本当に英語が意味不明だったので、先生の準備室に言ってお願いした。

  • 定期テストでは得点することを確約する
  • 1か月程度の期間限定で行うこと

例えばこのような要素を満たしてお願いしてみると、先生の許可を得やすいだろう。普段から先生受けがいいと容易に許可を得られる。

普段から先生受けが良いような生徒になっておくことが受験勉強でも有利に働いてくると思う。若いうちは先生受けなんて狙いたくないと思うが、本当に行きたい大学があるなら、手段は選んではいけない。世渡り上手に、時には狡猾に勉強しよう。

先生に小言を言われるくらいで内職が出来るなら、気にせずガンガン内職していいだろう。定期テストだけしっかり点数を取れば、先生もあまり文句は言わないかもしれない。

  • 思い切って内職許可をもらうと意外に認めてもらうこともある。

授業理解のための補助教材を使おう

授業が全然理解できないときは補助教材を買って授業中に読んでみよう。

これらを授業中に合わせて読めば理解度もアップするだろう。また授業が使えない場合はこれらのテキストで自分でどんどん勉強を進めていくと良い。

  • 授業の理解用の補助教材を使ってみよう

内職するなら暗記モノが基本

内職は集中力を高く保てない。基本的にはコソコソやるのだから当然だ。したがって、内職では集中力や思考力を要さない暗記モノをやるようにしよう。

それと、授業中に単語帳で暗記するというのは非常にやりづらいだろう。この場合はルーズリーフに暗記用単語リストを作ってもいい。問題集の場合はコピーして、プリントを解いている風にしてみればいい。

  • 問題集などをコピーしてプリントのようにすればガンガン自分で勉強できる。

内職で満足してはダメ。あくまでおまけの勉強だと認識せよ

学校の授業を安易に軽視する受験生に多い特徴として「内職をするだけで満足し、大した受験勉強をしていない」ことがある。これではダメだ。

内職は前述のように大した勉強はしづらい。あくまでプラスαのおまけだと認識してほしい。受験勉強の本番は自習の時だ。内職をして満足してはいけない

  • 内職だけで満足したら落ちる! 自習時に本気を出せ

学校の授業を最大限生かすための勉強法

ここからは一転して、学校の授業を最大限、受験に生かすための勉強法を解説する。

復習が一番大事! 計画的に自分で復習しよう

数学は2年になって2Bを勉強するが1Aは一切やらない高校もある。そして高3になってまた1Aを勉強するが、ほとんど忘れている…。このような勉強は最悪だ

一度勉強した内容を忘れ切ってしまわないように、自分で定期的に復習しなければならない。例えば長期休みに前学期、前年の勉強を総復習するなどして、自分が行った勉強を残すようにしよう

例えば数学。1年生の場合、夏休みは1学期の復習を全部行う。2学期は週末と冬休みを使って2学期の復習。春休みに3学期の復習をしよう。

2年生で、1Aを授業でやらない場合、自分で1年間かけてコツコツ1Aの復習も行った方がいい。もちろん夏休みに一気にやってもいい。とにかく1年間1Aを放置せずに自分で復習することが重要だ

このように自分で計画的に復習するため、自分でA4の紙や手帳に復習スケジュールを作成しよう。

  • 1年間触れない科目がないように自分で計画的に復習しよう

無駄なノート作りなどの作業は原則しない

英語や国語で、本文をノートに書き写せと言われる人は多い。個人的な考えとしてはノートに本文を書き写す作業は勉強では決してないただの作業であることを認識しよう

いちいち理由を言うのもバカらしいが説明しよう。英文を書くだけで英文読解力は高まるだろうか? 書くだけで英語力が伸びることは決してない

英語上級者で、英作文に生かせるように英語を書けば多少の効果はあるだろう。

ただし、何も考えずに英文をただ書き写す高校生がほとんどではないか。このような英文をただ写す作業には何ら意味はない。

よって、教科書の本文はコピーしてノートに貼るようにしよう。こんなものに5分も時間はかけてはいけない。

30分もあれば英文の音読が10回は出来る。英文を書き写すよりも音読を5回した方がはるかに力はつく。

先生に小言を言われても大きく成績に響かないなら教書コピーを原則としてほしい。ノート点がなくなってもその分英語力をつけてテストで高得点取ればいいのだ。

英語だけでなく、暗記事項の記憶や思考力養成に関係のない作業は1秒でも少なくしてほしい

  • 無駄な作業時間が多いほど落ちる可能性が高まる。とことん無駄を省こう

講義本・暗記ノート・問題集を用意しよう

苦手科目の場合は「授業理解のための補助教材を使おう」で紹介したような講義本を使って授業のサポートをしよう。

学校や科目によっては、必要なテキストや問題集・読み込み教材が配られないこともある。その場合は自分で参考書を購入し勉強するようにしよう。

どうせ覚えこむなら、受験でもそのまま使える参考書をつかって覚えこみをすれば一石二鳥だ。

特にForestを軸に授業を進めている高校は多いと思う。その場合は『音でトレーニング』を使わない手はない。プリントなどを見て覚えるよりも何倍も覚えやすい音読教材だ。

また非進学校の場合、英単語や英文解釈、英文速読など、受験に必要な勉強を一切しなかったり問題集が配られない場合もある。その場合は必要に応じて自分で参考書を買って勉強しなければならない。

古文だと以下のような教科書が配られることもあるが、問題集としては使いにくいし、やたら詳しすぎて勉強に時間がかかりすぎる。

『ジャンプアップノート』なら短期間で仕上げられる。なので配られている教科書・問題集の使いやすさも考慮して、使いにくい場合は参考書を買っておく選択も考えよう。

 

学校の勉強・テストに合った問題集などを用意しよう。

 

まとめ、応用と実践の提案

学校の実績を調べ、徹底的に活用するか、完璧に切るかを科目ごとに検討してみる。

補助教材や問題集を揃え、授業と受験勉強を直結させる

受験で使用する科目の定期テストではトップを目指すつもりで勉強する

定期テストで高得点を取るためには『学習の作法』や正しい勉強法が必須。本を読み、当HPを読んで勉強法を身に付ける。

定期テストの傾向分析・出題予想をして、友人と情報共有をしてみる。

苦手科目は先生に内職許可をもらってみる。暗記モノを内職でこなす。

学校の授業内容の復習を計画的に行う。数学などは復習スケジュールを作成し実行してみる。

学校の授業を生かすも殺すもあなた次第だ。工夫次第で学校の勉強も授業も効率的にこなすことができる。

というより、効率的にこなせなければ受験で合格することは出来ない。本記事で書いた授業活用法は受験生にとってマストな内容だと言っていい。

 

 

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