早稲田や上智大学、東大など国公立大学の漢文を攻略するための実力をつけたい。
共通テスト以上のやや難しめの漢文を解いていきたい。
そんな人におすすめの問題集が『漢文道場 入門から実戦まで』です。
Z会らしく硬めの解説なので人により好みは分かれると思いますが、問題数は40題と多め。たっぷり演習して実力をつけることができます。
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基本スペック
- [ジャンル]漢文問題集
- [問題数]40題
- [難易度]難関:難しめ
- [必要学力]共通テスト8割~9割
- [到達レベル]早稲田易で合格点
- [勉強期間]1.5か月~2か月
- [使用目的]知識をつけ、読み込みを積むため
- [勉強目標]各文をスラスラ読める、根拠を持って問題を解ける
- [対象者]難関大学志望者
漢文道場は早稲田や上智大学など、漢文が出題される難関大学を受験する人におすすめの問題集です。
東大など国立大学受験生も十分使えます。その際は速答法⇒マーク式⇒得点奪取とこなしてからやるのがいいかと思います。
共通テストのみ受験する人には少しオーバーかな。マーク式や共通テスト過去問をやった方がいいと思います。
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漢文道場の前にやっておくべき参考書
『速答法』で基本知識を習得し、『漢文入門』『マーク式漢文』などである程度問題演習、漢文の読み込みはしておくべきです。
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私は速答法から漢文道場と接続したのですが、ちょっと難しく感じて挫折してしまったので、先に漢文入門をやりました。
漢文道場を多少難しいと感じる場合、漢文入門を先にやっておくといいと思います。
「練成編」はけっこう難しく感じるかもしれません。その場合はあまり悩まずに解説を読んでからの本文読み込みと復習を重視するといいでしょう。
構成
第一部 基礎編
基礎編では語順や訓点をはじめとして、以下のようになってます。
- 訓点と書き下し文
- 基本構文
- 再読文字
- 否定形・禁止形
- 疑問形
- 反語形・詠嘆形
- 受身形・使役形
- 仮定形・条件形
- 比較形・選択形
- 抑揚形・限定形・累加形
ここでは主に書き下しや口語訳の問題が出ます。句形の復習や語彙の強化としてしっかりやっておきましょう。
第二部 練成編
オリジナル問題が20題。個人的に第二部の問題は結構難しいと感じました。全然できなくても解説読めば何とかなる場合は、あまり気にせず復習重視、読み込み重視でやっていけばいいと思います。
第三部 実戦編
実戦編では入試問題を使って20題演習します。錬成編でじっくり力をつけてきたなら、実践編はやりやすく感じるかもしれません(個人的な感想です)。
使い方
- 問題を解いて答え合わせ。
- 解説を熟読し、書き下しと口語訳と本文を照らし合わせる
- 漢文を音読(書き下し)して、口語訳もスラスラ言えるようにする
- 問題をもう一度解いてみる。スラスラと、根拠を持って解けるようになるまで練習
- 定期的に読み込み・復習を行う。40題の漢文はただ解くというより「漢文常識」も身に付ける意識で読んでいく
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