ここでは様々な古文の参考書・問題集をご紹介する。
古文の参考書はいろいろ鉄板があり、人気が偏っているように感じるが、人気の参考書が使いやすいわけではない。
また使い方を誤るとますます古文が苦手になってしまうこともあるので注意が必要だ。
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古文単語帳
古文単語ゴロゴ
古文単語ゴロゴはゴロで覚えるタイプの単語帳。受験生に人気があるが、その使い方をわかっていない人も多い。以下の記事を参考にして勉強しよう。
マドンナ古文単語
『マドンナ古文単語230』は改訂され使いやすくなった。こちらも伝統的に人気の高い単語帳。単語帳はとにかく覚えてしまえばいいので好みで選べばよい。
古典文法の参考書
古典が苦手な人の場合、いきなり文法ノートや問題集をやるのが難しいかもしれない。その場合はまず古典文法を易しく解説している講義本を読むと良い。
『望月光の超基礎がため古文教室 古典文法編』『富井の古典文法をはじめからていねいに』のいずれかが1冊目としておすすめだ。
個人的にやらなくてもいいと思っているが、文法ノートで古典文法を暗記したい人はノートを使って暗記しよう。『基礎からのジャンプアップノート古典文法・演習ドリル』は『古文教室』の望月光先生の問題集。教室とセットで使ってもいいだろう。解説部分の赤字が赤シートで透けてしまうのが難点。
『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』は定番の文法ノート。ジャンプアップと比べると使いにくさが目立ってきていると思うが、まぁ問題なく使えるだろう。
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入門:偏差値50以下、共通テスト5割以下
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『古文読解ゴロゴ』は有名な古文30本を使って文法・読解を鍛える参考書。ゴロゴシリーズの中では最も使い勝手がよく、読解入門テキストとして優れている。
私は1冊目にこのテキストを使って品詞分解の練習をして、1か月で古文アレルギーを払拭し教科書レベルの古文を読めるようになった。記事後半で詳しく内容を解説しているのでチェックしてみよう。
『古文入門 読解と演習23』もかなり易しめの問題集。偏差値70程度の進学校だと、中学からこのテキストを配られることもあるようだ。
高1、高2生なら学校の教科書の文章を品詞分解して読解力を付けるのが最も効率が良い。『高校教科書ガイド 古典 古文編<I部> [古典028]』などを使って品詞分解の練習をしよう。
基礎:偏差値50~54、共通テスト5~6割
『富井の古文読解をはじめからていねいに』は基礎的な読解技術を学べる参考書。初級者が必ず引っかかるのが「古文の主語を把握できない」ということ。本書はまず主語の把握の仕方から始まり、敬語の把握法などを解説する。
本書の目次を一部紹介する。「省略とその対策」「主語同一用法」「主語転換用法」「心中表現分を区切れ」「会話文を区切れ」「挿入句を区切れ」「地の文の尊敬語」「尊敬語と特別な尊敬語」…
また「男女交際の常識」「生活の常識」「官位の常識」「夢と現」「方違へと物忌み」「病気・祈祷・出家・死」などの古文常識を学ぶこともできる。古文読解は古文常識が必須なので、この本で基本常識を学ぶと良い。
『古文上達 基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで』はZ会の基礎問題集。非常に使いやすく、レベルも易しめなので中堅レベルの大学を受験する大学に強く薦められる。
難関:偏差値55~64、共通テスト6割→8割
難関レベル読み込み、古文常識本
難関レベル問題集
最難関:偏差値65~70 共通テスト8割以上、早慶東大
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