今回は古文単語ゴロゴの姉妹本である『古文読解ゴロゴ (電子ブック付き)』をご紹介します。
この本は30本の長文を読みながら、その中で登場する重要単語を「ゴロ」で覚え、文法解説を行い、品詞分解の練習を行うことが出来る「オールインワン型」の参考書です。
1冊で単語、文法、読解の練習が出来ます。私はこの本をほぼゼロから始めて1か月で習得して、古文がかなり読めるようになりました。古文が読めない…とお悩みの方に一押しの本です。
スポンサーリンク
基本スペック
- [ジャンル]単語帳+速単系(長文読み込み教材)
- [問題数]有名古文の長文30題
- [難易度]易しめ:単語と文法を一通り押さえておけばOK
- [到達レベル]入門:0→教科書レベルの古文が読める
- [勉強期間]1か月:1日2題×2周
- [使用目的]単語・文法・短文解釈の3つを身に付ける、古文に慣れる
- [勉強目標]30個の古文をスラスラ読める
- [対象者]単語と文法は押さえたが、長文をまだ読んでいない初級者
『古文読解ゴロゴ』は『古文単語ゴロ565』に収録されている古文単語を、有名な古文の中で読みながら覚えていき、さらには古文慣れもしてしまおうというコンセプトの参考書です。
Z会出版に『速読英単語』という「長文読み込み型の単語帳」がありますが、それに近いですね。ちなみにZ会には『速読古文単語』という単語帳もありますが、こちらは3文4文程度の短い文章で覚えるタイプです。
『古文読解ゴロゴ』の特徴、良いところ
『古文読解ゴロ565』は教科書にも載るような古文を30題読みながら、古文単語と古典文法を学ぶことができる「オールインワン型」の参考書。
古文単語と古典文法を一通り学習したけど、古文の読み慣れが出来ていない…という人におすすめ。文章レベルも易しく、設問もないので読解の練習に集中することができます。
スポンサーリンク
- 『古文単語ゴロ565』収録の古文単語を長文中で確認できる
- 古文文法も一通り網羅している(各題に2,3ポイントの講義がある)
- 有名な古文の長文を読み込むことができる
- 上に古文、下に現代語訳があるので読解力がない人でも使いやすい
- 板野先生の簡単な出典、文学史の解説がある
- 文章中の重要品詞分解の問題ページがあるので品詞分解力もつけられる
スポンサーリンク
『古文読解ゴロゴ』を1か月で習得する勉強法
私は読解ゴロ565を使って1か月程度で教科書レベルの古文を読めるようになりました。その手順は以下の通りです。
- 単語ページと文法講義を読む
- 品詞分解ページで重要ポイントの品詞を確認する
- 長文ページをコピーして、品詞ごとにスラッシュを入れていく
- 助動詞表、助詞表を横に置いて、現代語訳も参考にしながら品詞分解していく
- 古文を節ごとに音読→現代語訳を言う練習をする
- 全文をスラスラ読めるようになったらさらに5回程度読み込む
- 反復を繰り返して、合わせて20回程度読み込みをしていく
5のステップでは、初めは品詞分解した文章を見ながら音読→現代語訳をします。徐々に参考書の「白文(何も書き込みしていないもの)」を読んで自力で現代語訳出来るようにします。
スラスラ読めるようになった状態で20回程度音読を繰り返せば、相当の古文力がつきます。
- 全品詞分解をスラスラ出来るようにする
- 古文をスラスラ音読出来るようにする
- 現代語訳をスラスラ出来るようにする
この3つの目標を意識してきちんと勉強すれば、必ず古文は短期間で読めるようになります。初めは1回につき2時間とかかかるかもしれませんが、初めなのでそこは頑張ってやっていきましょう。慣れれば速くなっていきます。
『古文読解ゴロゴ出典ベスト70』でさらに読み込み
『古文読解ゴロ565入試出典ベスト70』は入試に実際に出題された古文70個を速単スタイルで収録した参考書。よく出る古文を使ってさらに読み込みを積むことができます。
出典についての解説も詳しく、各作品の知識も十分につけることができます。古文が難しい大学を受ける人の、中盤~終盤あたりの読み込み教材として使えるでしょう。
スポンサーリンク