評論文が苦手だ。『アクセス基本編』を勉強して基礎は身に付けたと思うけど、共通テスト試験の第1問やマーチレベルになるとなかなか文章を理解することが出来ない。
ましてや早稲田の現代文になると内容が全然頭に入ってこない。なんでだろう?
漢字もしっかり意味まで覚えた。読み方もけっこう身についてきているし、『アクセス』を何度も復習して、力は付いてきているはず。
でも、レベルが高くなると「読めているのか読めていないのか」わからない。
このような人におすすめしておきたい現代文のキーワード集があります。それが『読解 評論文キーワード:頻出225語&テーマ理解&読解演習50題』です。
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この本は評論文で頻出する用語についての理解を深めるためのものです。さらに、各テーマの用語について、合計50本もの入試問題文を収録しています。
『リンがメタリカ』のように、背景知識・単語を文章中で触れていくスタイルの本といってもいいでしょう。
初心者が1冊目として扱うにはやや敷居が高いかもしれませんが、基礎から難関レベルまでステップアップしたい人が、評論文を多読し、背景知識を強化するために役立つでしょう。
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評論文キーワードのスペック
- [ジャンル]背景知識・読み込み教材
- [問題数]225語・入試問題の文章50題
- [難易度]共通テスト
- [必要学力]とくになし
- [到達レベル]読めない→評論文が読める
- [勉強期間]1か月
- [使用目的]用語知識・背景知識を高めて評論文の読解力を高めるため
- [勉強目標]各用語を自分の言葉で例を出しながら説明できる
- [対象者]読解力を向上させたい人全て
『評論文キーワード』は速読英単語やリンがメタリカのように、文章を読みながら評論用語や背景知識を学べる参考書です。Z会に『現代文 キーワード読解 頻出テーマ×必修語160×入試問題』と似たような本がありますが、こちらは文章が短め。
『評論文キーワード』は入試問題の長さの文を収録しています。それが50題もあります。
ちょっと多いなと感じるかもしれませんが、それらの評論文を理解できるようになるまで勉強をすれば、どんな文章でも対応できる読解力を身につけることができます。
現代文でも大量読み込みする、これは、これから重要になってくると思います。
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使い方
- 各テーマを熟読する
- 用語の解説を熟読し、例を考えてみる。
- 入試問題を読み、設問を解く。
- 入試問題をきちんと理解する、用語を例を出しつつ説明できることがゴール。これが出来るまで勉強をする。
- 4が出来ているかを定期的に復習してチェック。
本書の著者はよくわかっているなーと思うのですが「例を出せるようにしておこう」とおっしゃっています。これは本当に重要。
ただ読み込むだけでは脳みそ使っていないので力は付きません。自分で例を考える。それで理解する。
これは現代文でも英語でも重要ですよ。難しい文章を読んだ時「あ、これってこういうことかな?」とわかるかどうか。
これは普段から色んな現象を結び付けるアナロジー(類推)に優れていないとできません。
自分で例を考える。他の分野に応用する。これは現代文に限らずあらゆる分野で重要な力です。
ぜひ本書を実際に手にとって見てみてください。絵とか図もふんだんに使われていて分りやすいと思います。
上級を目指す人にとっては評論文50題というのが嬉しいはず。ぜひ活用して読み込みを積んで欲しいですね。
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