英語の勉強の中でも、英作文の勉強法は何をしていいか分からない分野の一つだと思います。 まず何から始めればいいのか。どうやって勉強していけばいいのか分からないものですよね。

特に自由英作文などは自分だけで勉強できるのか?と不安になると思います。 ここでは、独学でも英作文の入試問題に対応できるような参考書と勉強法を解説していきます。

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英作文対策はまず何をすべきか?

英作文の勉強と言っても、何から始めていいか分からない人は多いと思います。 英作文の勉強は、単純化してしまえば以下の3つだけです。

  1. 例文暗記
  2. 表現暗記
  3. 実戦演習

この3つ(1と2は同時でもいいですが)を順番に勉強していけばいいのです。それでは1つずつ見てみましょう。

例文暗記

「英作文は英借文」とも言われるように、英作文の基本は、よく使う表現を覚えてしまって、それを応用して英文を作ってしまうということです。

したがって、まずは英作文用の例文を覚えてしまうことが第一ステップになります。 難しくない英作文問題なら、このステップでほとんど完了してしまうこともあります。ここではまず以下の参考書を使用するといいでしょう。

例文暗記用の参考書

この参考書は、英作文問題でよく使われる構文が盛り込まれた1行分の例文を300個収録したもの。300文を暗記することで、英作文の土台をガチガチに固めることが出来ます。

『ユメサク』でも、『300選』と同じような英語的発想を身に付けながら例文暗記を行うことが出来ます。本書では「日本語を英訳する時に行う日本語の言い換え」の事を『和文和訳』と言っています。

例文暗記の勉強法

暗記とは言っても、単純に丸暗記(棒暗記)になってしまってはいけません。参考書の解説にある文法ポイントを踏まえて、「日本語を見て英語的和訳文(和文和訳)にする」ことが重要です。

例えば、「100歳まで生きる人は少ない」という日本語は、英語では「Few people live to be a hundred years old.」となります。

このように、英語と日本語ではそもそも文を作る時の発想が違ったりします。日本語では述語になる部分が、英語では形容詞になる。 この「日本語と英語の発想の違い」を体で覚えるために、日本文を見て英語的和訳文にするわけです。

例えば「100歳まで生きる人は少ない」という日本語を見たら、「少ない人が100歳まで生きるってことだな。じゃあ主語はFew peopleでいいな…」という風に考えるのです。

ここが英作文の難しいところであり、ここを考えて覚えることが英作文の勉強のメインと言ってもいいかもしれません。例文の002番を引用します。

このパソコンは、どこか故障しているみたいだ。 →このパソコンに関して何か不具合なところがあるようである(英語的和訳文) →There seems to be something wrong with this computer.

このように、

  1. 日本語を見る
  2. 英語的和訳文に変換する(口頭で言う)
  3. 英文を書く(まずはスラスラ言えるようにする)

この3つの手順を踏んで勉強していきます。これを何度も何度も繰り返して、最終的には日本文を見て一瞬で英文が出てくるようにします。

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  • 英語的発想で文を書けるようになれ!そのためには英語的和訳(和文和訳)の訓練!!

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表現暗記

これは例文暗記と同時でもいいのですが、語法に近いものです。 例えば英語には同じような意味の単語がありますが、「こういう場面の時はこれ、これは使えない」といった使い分けが求められることがあります。そういったものを覚えていきます。

大矢実況中継の二章は表現を覚えるパートです。この参考書の2章を覚えることで、例表現暗記をひと通り済ませることができます。 基本的には、大矢実況中継の1章と2章を読みましょう。自由英作文がある人は3章も読みます。

実戦演習

和文英訳対策のための参考書

和文英訳対策の参考書は変な話、どれを使ってもいいです。良書が多いので、使い方さえ間違わなければ問題なく対策ができるでしょう。

『大矢実況中継』を使用した人ならハイパートレーニングがいいと思います。他にもやや古いですが『宮崎の今すぐ書ける英作文―大学受験英語 (和文英訳編) (東進ブックス―名人の授業)』も分かりやすいです。

自由英作文対策のための参考書

自由英作文が出題される人は以下の2冊のいずれか、出来れば2冊両方を勉強しましょう。

別冊の自由英作文用の暗唱例文がなかなか便利。150文を覚えることで自由英作文の土台を固めることが出来ます。暗唱例文を覚えつつ本冊の問題で演習をしていきましょう。

東大対策、京大対策など、特定大学別の対策は有名な本が多いです。ここでは参考書のみ挙げておきます。

※英作文の参考書は近年あまり新しい参考書が出なかったり、改訂されなかったりで、新しい風が吹いてこない印象…良い参考書がありましたら教えて下さい。

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