今回は大学受験で重要な戦略についてお話ししていきたいと思います。
ぼくはまずは英語と数学の2科目に絞って勉強をしよう!という計画をオススメしています。
いきなり5教科7科目など全科目をバランスよく勉強してしまうと、時間やエネルギーが分散して成績が上がりにくくなります。
じつは、バランスよく勉強するよりも、はじめはアンバランスに、1科目〜2科目を特化して勉強して一気に成績を上げたほうが、最終的には受験で圧倒的有利に立つことが出来るのです。
今回はその英数重視戦略について解説をしていきます。
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受験勉強の「戦略」とは?
無駄を省く
受験生は戦略でミスをしている所が多く、受験勉強だけでなくビジネス等、何事においても「戦略」というものがとても大事になってきます。戦略で8割が決まると言っている人もいます。
効率的な勉強法とは何か?効率の良い勉強法とは「無駄」が無いということです。無駄が無い勉強法を僕は効率が良いと思います。
「戦略」をどのように書くかというと、「戦い」を「略す」と書きます。つまり、無駄を省くということが戦略なのです。
そして戦略とは具体的になにをいうかというと、「みんながやっている無駄をやらない」。その「やらない」ということが大事になってきます。
これは何事においてもそうです。人生を上手くいきたい、受験勉強を上手くいきたい、仕事を上手くいきたい、何でもそうです。僕らというのはそもそも、何か必要な事をやっているというよりは、やらなくてもいい事をやっていたりするのです。
例えば、ものが捨てられない人がいます。ものを捨てられない人は、自分を変えるという事が難しいと言われていますが、僕らはものをもっと持たなければいけないというよりは、いらないものをどんどん捨てていかなければいけないのです。
人間関係もそうです。余計な人間関係が多い人はあまり幸せにならないという事があります。必要な人間関係だけを持って、あとは捨てなければいけない。そういう事が何事においても往々にしてあるわけです。
そして成績が上がらない受験生は、受験勉強においてやらなくてもいい事をやっているということがあるのです。それは、無駄な授業を受ける事かもしれないし、無駄な参考書をやっている事かもしれません。
戦略というのは、それだけ重要になってきます。
「いつ」「なにを」するのか?
戦略で8割が決まるというのは、あながち嘘ではないのかなと思っているくらい、大学受験においては戦略が大事です。いつ、なにをやるかということです。
「いつ(When)」、「なにを(What)」、「どういうふうに(How)」やっていくかという事が大事なのです。
いつから、いつまでに、どういう参考書を、どういうふうに勉強していくかという事がかなり重要になってきます。
その時の、特に「いつ」「なにを」というのが、僕はかなり重要だと思います。「どういうふうに」というのは勉強法に関わるところですので、「いつ」「なにを」というところを特に重要視したくて、今回はその話をしていきたいと思います。
英数先行主義とは?
はじめから全科目勉強するな!?
普通は国公立であれば5教科7科目、私立であれば3科目勉強すると思います。まずは受験勉強で有利に進めていく、戦略的に進めていく、効率的に勉強していく大原則としては、まずは全科目勉強しないという事が大事になってきます。
つまり国公立であれば英数だけ勉強してほしいということです。私立であれば、まずは英語だけ勉強していく。特に英語と数学です。
これを「英数先行主義」と言っています。これは、色々な人が言っているかもしれませんが、あまり重要性を分かっていない人が多いので、ここで今回またちゃんと説明していきたいと思います。
英語はあなたが思う100倍重要!
国公立で勝負が決まるのはやはり英語と数学が多いです。基本的に2次試験は英語と数学が多いです。私立の場合なら、英語の配点が圧倒的に高い事が多いです。
例えば、慶応大学は英語大学といっても良いくらいです。英語で8割以上合格が決まると言っても良いです。英語で失敗して合格が決まる人というのは、ほぼいないはずです。英語ができれば合格できるし、英語ができなければ合格できない。
正直、私立大学は全部英語です。ほぼ全て英語で決まると言ってもいいです。英語ができれば受かるし、英語ができなければ落ちます。それくらい日本の大学受験というのは英語を重視しています。
その理由はさておき、とにかく英語ができなければ話にならないのです。早稲田大学であれば、もちろん国語も重要かもしれませんが、英語で決まります。国語や世界史、日本史で失敗して落ちた人はあまり聞いた事がありません。だいたい英語で失敗しています。
国公立の場合は英語か数学のどちらかです。
英数を先に勉強する理由【理由1〜3】
英語と数学を先にやるべきというのは、色々な理由があります。
【理由1】英数はとにかく必要な勉強量が多い
英語と数学は圧倒的にやる事が多いです。
【理由2】英数は理社に比べて伸びにくい
1と2はほぼイコールで、やる事が多いから伸びにくいのです。
【理由3】英数は伸びにくいけど、落ちにくい
英数は1回実力をつけてしまえば成績は落ちにくいです。
逆に言うと理科や社会は暗記要素が強いです。はっきり言って、伸びやすいのです。短期集中詰め込みでも、結構伸びます。しかし逆に暗記要素が強いために、少し放っておくと簡単に成績が落ちてしまいます。
夏までは英数だけやれ!
以上を考えると、まずは伸びにくくてやる事が多い英語を先にどんどん勉強して、夏まではずっと英数固めでも良いと思います。
高1、高2であれば、英語と数学だけやってもいい。英語だけやってもいい、逆に数学だけ1科目ひたすらやってもいいと思います。
それくらい英語と数学にかけてほしいです。どれくらいの量かというと、例えば英語は勉強しなければいけない量が10、数学が10だとしたら、国語や理科、社会は(勉強法にもよりますが)2や1.5くらいの量しか実は無いのです。
世界史と英語の勉強量は?
世界史で、何語覚えれば良いかというと、2000~4000くらいと言われています。4000語で難関大、教科書レベルと言われています。とりあえず共通テストでは2~3000語で良いと言われています。
では、その2~3000とは、英語で例えるとどういうことか?単語と熟語だけなのです。単語と熟語だけ覚えるだけの量が、実は社会の覚えるべき量だったりするのです。
英単語は「ターゲット1900」でまず2000語くらいありますよね。そして熟語でだいたい1000語覚える必要があるわけだから、それで3000語です。
実際は中学、高校初期の英単語も覚える必要があるので、難関大学だったら5000語くらい覚えなければならないかもしれないですね。
そうなったときに、理科や社会の勉強量は、実は単語・熟語「程度」のものだったりするのです。
だから、例えば単語・熟語を1、2ヶ月で3000語、4000語覚えられるとしたら、世界史や日本史は2ヶ月集中して勉強さえすれば完成できるような科目だったりするのです。
理科社会が伸びにくい理由とは?
なぜ多くの人が、理科や社会の成績が上がらず苦戦するのかというと、コツコツ勉強しているからなのです。コツコツ勉強して、毎日1時間、2時間のペースで勉強しているから、伸びづらいのです。
例えば、社会を完成させる時間が300時間だとします。(これは人にもよるし、大学にもよるので大雑把な数字です。)300時間必要だとして、1日1時間社会を勉強しました。では、どうなるでしょう?完成するのに300日、ほぼ1年かかるわけです。
みんなが勉強しているのはこういう事なのです。多くの受験生、浪人生が例えば、社会を1日1時間ずつやるとなったら、伸びるのには300日後、早くても200日後という人が結構多いと思います。
しかし例えば、世界史を1日10時間みっちり勉強するとしたら、理論的に世界史が完成するのは、30日で済むわけです。1ヶ月で入試レベルが完成できてしまうという事ができるのです。
実際にはもっと早くなると思います。なぜかというと、人とは短期集中でどんどん詰め込んだ方が、覚えがいいはずなのです。
300日コツコツやるという事は、その間にどんどん忘れているのです。1日1日忘れていきます。この期間が長ければ長いほど、復習にかける時間もどんどん延びてしまいます。300日勉強するという事は、それだけ復習する時間もどんどん増えていくのです。
具体的な英数の勉強の進め方
だから大事な事は、伸ばすのに時間がかかって、しかも1度実力をつけてしまえば落ちにくい英数を先に固めて、その後で伸びやすくて落ちやすい性質の科目の理科や社会を受験後半期に一気に詰め込んでいくという事です。
そして英数の時間を復習程度に減らしていくというくらいの勉強時間の配分をした方が良いです。
いきなり英数国理社全部やるのではなくて、最初は英数に偏らせてガンガン英数を伸ばしていく。その後に、英数が固まってきたら、理科や社会をやっていくというような戦略でやった方が絶対に良いです。絶対に成績が上がりやすいですし、色々な意味で良いです。
短期集中のほうがヤル気が続く理由とは?
想像してみてください。「今から世界史を勉強しましょう。1日1時間やってください。伸びるのは300日後です。」というのと、「1日世界史漬けでやってください。でも30日あれば入試レベルは完成します。」どちらがやる気が続きやすいかという事を想像してほしいのです。
短期集中で詰め込んで一気に伸ばした方が、やる気が出るはずです。
多くの受験生は英語や数学は伸びにくいものです。5科目、3科目をまんべんなくやってしまうと英語も現役生では1日2時間くらいが限界になってしまうと思います。
1日2時間の勉強では、英語の成績は伸ばしにくいですよね。100日やっても200時間。もう少しやりたいですよね。伸ばすのに時間がかかるし、勉強量が必要です。
そうなったときに、コツコツやれる人なら良いですけど、普通の受験生は「200日後、300日後伸びます」と言っても、そこまでやる気が出ないと思います。
そういう意味でも、英語1科目だけ一気にやるとしたら、伸びるのが3ヶ月後、100日後になったりします。よく3ヶ月などの短期で成績を伸ばしたという人がいたりしますが、そういう人は1科目だけやっていたりとか、ひたすら英数だけやっていたりとかということがあります。
英数を先に勉強する理由【理由4〜5】
【理由4】早く成績が上がるのでやる気が続きやすい
だから理由4つ目としては「やる気が続きやすい」というのがあります。これは重要です。
1日に10時間勉強をしてくださいとしたら、1ヶ月で300時間もできます。300時間勉強したら、共通テストで7割くらいとれるほどの勉強量を稼げると思います。今4割、5割くらいしかとれなくても、6、7割くらいには伸ばせると思います。
でも、それを1日3時間にしたら100日になってしまいます。1日10時間を30日と、1日3時間を100日だったら結構違うと思います。30日はモチベーションが続くかもしれない。でも100日モチベーションを続けるのは大変かもしれないです。
3時間でも結構やっていますよね。これが1日1.5時間だったらさらに倍の200日になります。そこまでやる気が続きますか?僕は正直続かないです。そこまで続けられる自信がないです。
だから短期集中詰め込みでやった方が、やる気が続くという意味で絶対効率が良いです。
【理由5】一気に勉強した方がコツをつかみやすい
人間は短期詰め込みの方が物覚えがいいはずです。短期詰め込みの方が勘を掴みやすいはずです。
例えばスポーツでいうと、「1日1時間コツコツテニスの練習をしてください」というのと、「2泊3日の短期合宿で朝から晩までテニスひたすらやります、サーブの練習をひたすらやります」というのでは、たぶん10時間続けてやる方が感覚を掴みやすいと思います。
1日1時間の練習では、もう少しで感覚つかめそうなのにな、コツが掴めそうなのになというときに練習が終わって、翌日になったらまたその感覚を忘れてしまっています。
だから、短期集中の方がコツや感覚を掴みやすいです。成績を上げるためにはコツを掴むとか、こういう感覚で読むんだというのが必要なのです。
数学を解く感覚や英語を読む感覚というような、感覚的なものは絶対にあります。それは、コツコツやるのではなくて短期集中でやった方が、絶対にコツを掴みやすいはずです。
「世界史を1日1時間やったら300日かかるけど、1日10時間やったら30日、あるいはもっと短い時間でできると思います」とさっき述べたのはそういう理由です。短期集中でやると、単純計算では30日かかるところが、実際には25日、20日になる可能性が十分あります。
世界史には、横の繋がりや繋がった瞬間というのがあります。僕にもありました。その瞬間から成績が急に上がりました。コツコツやるよりも一気にやった方が、その繋がったという感覚は絶対に掴みやすいはずです。
まずは英数をやりましょう
そういった諸々の理由があります。他にも色々あると思いますが、まず英数は量が多い、そして伸びにくい。
そして英数は成績が1回上がったら落ちにくく、理科・社会は伸びやすいけど落ちやすいという性質がある以上、最初に理科や社会をやってしまうと復習の時間が無駄に延びてしまいます。
そういう理由でまず英数をやった方が良いということなのです。
あとは、短期詰め込みでやった方がやる気も続きやすいですし、感覚やコツも掴みやすい。そういった諸々の理由があるので、英語と数学をまず最初に勉強した方が良いのです。
高校1年生や高校2年生だったら、高校3年生になるまでは英数以外勉強してはダメだと強く言っても良いくらい、それくらい英語と数学は重要です。
英数を先に勉強する理由【理由6〜8】
【理由6】理社で差がつかない
理由6を言うとすれば、理科社会では絶対差はつきません。なぜか?理科社会はある程度暗記してしまえば、そこそこ点が取れるからです。
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だから、理科社会で合否が決まる大学というのはほぼ存在しません。全部英語、数学、ないし国語で決まるところもあるかもしれませんが、だいたい英語か数学で合否つまり差が決まります。
実際英語と数学両方得意な受験生はほとんどいないと思います。僕はほぼ見たことないです。入試を受けた時も、英語か数学どちらかでこけたりします。そこで英数で安定して高得点が取れるのなら、正直かなり有利です。
理科や社会のような暗記系の科目は、安定します。だから、理科社会で差がつかなくて、英数で差がつくのです。
【理由7】理社オタクにならない
先に理科や社会をやってしまうとオタクになりやすいです。これがかなり危険です。先に英数をやると、理科オタク、社会オタクになりにくいのです。
だから、英語と社会を同時にやっていたとすると、成績が上がりやすいのはどちらか?社会なのです。
では、得点が伸びて楽しくなってきやすいのはどちらか?社会なのです。
そうなると、英語を勉強せずに社会に逃げてしまうという現象が起きます。それが社会オタク、理科オタクといった存在なのです。
しかし、理科オタクや社会オタクになっても、前述した通り、理科社会では差がつかないので意味がないのです。早稲田を受ける時に社会ができても、英語ができなかったら、もうさようならなのです。
英語の方が配点が高い大学の方が多いです。例えば、早稲田の商学部では英語80とあとの2科目60、60なのですが、英語で差がつくのです。
なぜかというと、国語は早稲田にしては易しいのです。だからみんな8割くらいは取れます。だから差がつきません。
そして社会はとても難しいです。早稲田の商学部の社会はかなり難しい。6割くらい取れたらまあまあくらいの難しさなので、難しすぎて逆に差がつかないのです。
では、どこで差がつくかといったら英語なのです。配点も高く、問題数も多いので、英語で差がつきます。
もちろん、英語そこそこで国語と社会を圧倒的にとって合格するという人ももしかしたらいるかもしれませんが、それは効率が悪いです。
効率が悪いし、実際そんなにいないと思います。だいたい英語で8割、9割とって合格するというパターンの方が多いと思います。
早稲田商学部だけでなく、慶應はもっと極端です。慶應はもっと英語重視なので、英語ができれば勝ちというところがあります。
他にも挙げればきりがないくらい、大学入試というのはほとんどが、英語ができればかなり有利です。特に私立大学というのは、英語で決まるというところがあります。
【理由8】英数ができれば浪人しても圧倒的に有利
他に英数を先に伸ばしておくメリットは、仮に浪人しても合格率が絶対に上がるという事です。有利です。
浪人しても受からない人というのは、だいたい英語ができないままです。数学ができないままです。
逆に英数を特に伸ばして、英数だけはできるという受験生は、正直超有利です。浪人したら国語理科社会をやればいいだけなので、かなり有利です。
そして英数は落ちにくいというのがあるので、そこそこの勉強をしていて、あとは理科社会をガンガン勉強していれば成績を上げられます。それに英数が得意だから差がつきやすいのです。
そういうことがあるので、英数さえできれば浪人しても僕は安心だと思います。逆に英語ができていない、数学ができていない、どちらもできていなくて浪人するというのは、正直相当きついです。
浪人してからの3、4、5月で英数をかなり固めないと、浪人しても合格が難しいと思います。
受験勉強の全体計画
4月〜8月はとにかく英数
他にもいろいろな理由はありますが、全体計画を書くと、4月はとにかく最初に英語と数学をやってください。8月くらいまではとにかく英数で良いと思います。
理科社会はそのあとでも良いと思います。8月で共通テスト8割や9割取れるくらいの勢いでやってほしいです。
私立だったら、夏までは英語だけで良いと思います。早慶、上智、MARCHだったら、はっきり言って英語だけで良いです。英語を毎日ひたすらやってください。
現役生だったら、英語を毎日4、5時間やってください。浪人生だったら英語を毎日10時間やってください。
10時間で4、5ヶ月あったら、入試でやるべき勉強は、7割8割くらいは終わると思います。5ヶ月みっちり英語だけやったら共通テストで8割は絶対取れます。8割取れなかったら、勉強のやり方が絶対間違っています。これは断言します。
だから絶対いけるので、まずは英語だけやりましょう。あるいは英語と数学だけやりましょう。とことん共通テストを伸ばします。
夏以降は理科社会
そうしたら夏以降は理科などをガンガンやります。英数は復習程度で各1時間くらいにしておいて、理科、例えば物理を1日8時間やります。そして短期集中で、1ヶ月や2ヶ月で完成させてしまいます。
イメージとしてはそういう風にやっていきます。
私立ならば、英語をまとめてやったら次は社会(国語を同時にやっても良いですが)例えば日本史を毎日8時間、9時間やってしまいます。そして1ヶ月で一気にやってしまうと良いと思います。
1ヶ月間日本史漬けでやると共通テスト過去問ならば全部終わらせられるくらいだと思います。300時間くらいやるわけですから、共通テストだったら0からでも7割、8割くらいは取れるのではないかと思います。
人によるし、勉強法にもよるので一概には言えませんが、感覚としてはそういう感じです。
英数を先に伸ばすと余裕ができる
だから英数を先に伸ばしていく、私立だったら英語だけひたすらやっていくというのは、かなり色々なメリットがあります。
先ほどもたくさん挙げましたが、9個も10個もメリットがあると思います。とにかく色々な理由があるので、英語と数学を先に固めてください。
お願いなので、とにかく英語と数学。それまでは他の科目に浮気しないでください。英語と数学を伸ばすまでは、理科社会国語をやるのは禁止。くらい言っても良いと思っています。
実際僕が教えている受験生はそういう風にしています。そして、そういう風にやっているので結果を出しやすいです。
英語が普通ならば6ヶ月かかるところを、3ヶ月でできるのです。勉強時間が単純に倍なので。
5科目、3科目バランス良くやっている人より、英語だけやっている人の方が倍の勉強時間をやれるわけなので、当然成績が上がるのも倍の速さでできるわけです。半分の時間で成績が上げられるのです。
英語だけやっていれば、普通に3ヶ月で共通テスト8割、9割取れます。これは普通にできます。もちろん勉強法にもよりますけれど、僕が教えているやり方だったら普通に取れます。
そこまでやったら、その後じっくり世界史、日本史、国語をやっていこうかと、かなり余裕ができるのです。英語と数学を先に伸ばすと、受験勉強全体にかなり余裕がでます。
国語や社会など他の科目をやっていないので、夏までは模試の判定がEにもなると思います。でもそれは無視でいいです。
絶対に後からガンガン伸ばせますから。だからそこまでは模試は全然気にしなくていいです。英語だけ、数学だけを気にして、全体のトータルバランスで判定がどうというのは一切気にしなくていいです。
英数ができれば合格率が上がる
英数さえできれば合格できます。もう断言していいと思います。英数さえ先に伸ばしてしまえば、受験勉強はめちゃくちゃ有利になります。合格率もかなり上がります。
仮に万が一浪人になったとしても、英数が武器になっていれば、相当な高確率で合格できると思います。逆に英数ができていないまま浪人するのは正直相当きついです。
僕も現役の時は英語がかなりできるようになりました。12月、1月の時点で早稲田の英語が読めるようになりましたし、現役の時でも共通テストで6割弱くらいは取っていました。
その後の3月、4月、5月で英語をガンガンやったので、普通に共通テストでも8割、9割取って、早稲田の英語でも戦えるレベルになったというのが、合格の一因になったと思います。
僕が英語をできないまま浪人していたら、たぶん合格できていないと思います。
僕は最初英語だけひたすらやっていたのです。現役の時は英語だけやっていたくらいで、世界史はほとんどやっていなかったし、国語も少ししかやっていなくて、英語ばかりガンガンやっていました。
4ヶ月で僕は中学レベルから早稲田の英語が読めるようになりました。よく考えれば、ひたすら英語をやっていました。
1日中英語をやっていたという感じで、英語ばかりやっていたので、それくらいの短期間で成績を伸ばせたのかなと思います。
英数を先に勉強する理由【理由9】
【理由9】1科目を極めると他科目も極めやすい
感覚を掴みやすくなる
1つの科目を極めると、他の科目も極めやすくなります。これは何かというと、英語だけ勉強して成績を上げた人は、数学も伸ばしやすいのです。社会も伸ばしやすいです。
つまり、成績を上げるにはこれくらいやればいいんだなという感覚、コツ、基準、勉強法がわかるので、1つを極めた人はその感覚を数学や国語にそのまま応用して、成績を上げやすくなります。
例えばテニスをやっている人は当然バトミントンも得意です。ラケットを使う感覚がわかるから。卓球をやってもたぶん得意です。
僕はテニス部だったのですが、卓球も好きで家でやっていたし、バトミントンもできます。それはラケットを使う感覚というのがわかるからです。
もう少し言うと、テニスを極めると、運動神経も良くなるはずなので、他のスポーツもやりやすいというのはあると思います。
それは、勉強でも全く同じです。英語をひたすらやって、英語ができるようになったら、その感覚を他の科目、特に古文や漢文は、ある意味外国語のような語学学習的なところがあるので、英語さえできれば、古文も漢文も同じ勉強法でできます。音読していけばいいわけですから。
数学や他の科目でも応用が効きます。何も完成させていない人と比べると、短期間で成績を上げられると思います。
英数の成績が上がると自信が出る!
それに、一つの科目を極めていると、やっぱり自信が出ますよね。自分の勉強法は間違いないという自信にもつながるので、モチベーションを維持しやすく、成績を上げやすくなると思います。
「俺は数学を極めたしな」とか「英語は少し苦手だけど自分は成績を上げられる能力はある」と思えるから、英語を頑張ってみようかと考えられるようになります。
逆に1科目も得意科目が無い状態はきついと思います。だから、得意科目を作るというのはとても大事です。
そういった意味で、英語と数学を得意科目にするべきです。逆に理科や社会の得意科目があっても良いですが、それは正直、合否に関してあまりアドバンテージにはなりません。だから英語と数学をなるべく得意科目にしてほしいです。
まとめ
「英数先行主義」にはたくさんのメリットがある
他にも色々な理由やメリットがあると思いますが、とにかく英語と数学を先にやりましょうということです。英数先行主義でぜひ勉強してください。
英語と数学を先に極めるというのは色々なメリットがあります。理科や社会をやる時間を英数に集中させることで単純に成績を上げる期間が半分に凝縮されます。
凝縮されることでやる気も維持しやすいです。自信もつきやすいですし、さらに勉強を加速しやすいと思います。
逆に理科社会を先にやってしまうと、復習する時間も増えてしまうので、英数の時間が圧迫されて、英数の成績が伸びる時間が300日後とかに間延びしてしまいます。
そうなる前にだいたいの受験生は挫折してしまいます。200日勉強して成績が上がらなかったら、自信を失いますよね。この方法で良いのかなと思いますよね。
勉強法を疑うということが最大の危機です。自分の勉強法がこれでいいのかなと疑っているうちは、絶対に成績が上がりません。
3ヶ月で結果が出せれば、自分の勉強法は間違っていない、この調子でいこうとどんどん加速できるはずです。でも、200日、300日経っても成績が上がらなければ、ほとんどの受験生はだいたいが挫折してしまいます。
有利に勉強を進めていくための極意
以上のように、色々な理由があります。9個出しましたが、他にもあると思います。それくらい英語と数学を先にやっていく、集中して勉強して固めていくというのはメリットが大きいです。
有利に勉強を進めていくための極意といっても良いと思います。この戦略はとても重要です。これをぜひ実践してほしいなと思います。
もし他にも進め方などでわからないところがあれば、ぜひコメントなどで質問をいただければと思います。
今回は英数を先に固めていきましょうという話をさせていただきました。実際に僕が教えている生徒も、こういう風にさせています。
そして英数を先に固めた生徒はかなりの確率で合格しています。難関大学や、第一志望に合格できています。
逆に国語理科社会が不安だから、少し浮気して中途半端に手を出して、英語と数学の勉強時間が減り、英語と数学が伸びる時間が長くなってしまうと、自分の勉強法を疑ったり、単純にやる気が下がったり、模試で結果が出なくて自信を失うことになるわけです。
でも、4月から英数の勉強を始めて、8月のマーク模試で英数8割、9割取れたら絶対自信がつくはずです。「確かに理科社会国語はまだまだだけど、このノリでやれば、国語理科社会もちょろいよね」となるはずです。
逆に中途半端に勉強して全部6割となったら、かなり絶望的だと思います。という意味で、ぜひ英語と数学を先に固めてください。
実際に僕の生徒も、中途半端に5科目浮気心を出してやった人というのは、英数も伸びないで、全部中途半端なままになって、全部6割、7割しかとれないというような、うだつの上がらない点数になって落ちるということがありました。
そうなってしまうので、まずは英数に偏って、集中して勉強するということをぜひ実践してほしいと思います。
そうしたら、受験勉強をかなり有利に進められると思うし、第一志望合格にぐっと近づくと思うので、ぜひ実践してもらえたらと思います。
ということで、今回は英数先行主義について解説をいたしました。ぜひ参考にしてください。今回はこれで以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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