今回は共通テストが終わった直後、皆さんが取るべき行動と、考え方について解説をしていきたいと思います。

共通テスト、皆さん受けられた方も多いと思うのですが、本当にお疲れ様でした。僕の塾生や通信生からも、報告が届いているんですけれども、やっぱり、上手くいった人、上手くいかなかった人いると思うのですが 

どんな結果であれ、大事なことがあります。

それを今回、3つのポイントに分けて、話していきたいと思います。

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自己採点をしたら

今日、今すぐ「この瞬間」から勉強する!

僕は浪人して、共通テストを受けた日の夜、その日の夜に早稲田の問題を解くという荒業をしました。大変だったんですが、それは共通テストを受ける前から決めていました。

なんでかと言うと、共通テストが終わった後からすごく増えていくのが、燃え尽き症候群です。共通テストの後に、脱力して、気が抜けてしまって、勉強しなくなる人が増えてしまうんです。

どんな結果であれ、共通テストの後に勢いが落ちて勉強しなくなるということは、合格率があがるか下がるかとすれば、

下がるしか無いわけですね。 

だから、間無く断無く勉強しましょう。隙間を空けずにいないと、どんどん勉強しなくなってしまいます。自己採点したら、速攻、すぐ勉強しましょう。翌日一日くらいは休むというのもやめた方がいいです。

  • 「1日くらいはまあオフとって良いかな」
  • 「1日くらいご褒美としてイイでしょ」

って言う、その「1日くらい」って言うのが、ホントにもう、ドンドンドンドン間を空けてしまって、例えば月曜日休む。そしたら火曜日もいいかと、気が抜けてしまいます。

なので僕は、その日の夜、どんなに遅くてもその翌日からすぐ切り替えて、勉強をすべきだと思います。

あえて「孤独」に身を置く!

で、学校ですね。

現役生は学校に行って共通テストリサーチを出さないといけないという話もあるでしょうけど、行ったら行ったで良いでしょうけど、そこでいちいちダラダラしない。僕だったら行かないと思います。サッサとした方が良いんで。

今あなたがやるべきことは、

  • つぎの試験で1点でも多く点を取る
  • それ以外のことにエネルギーも時間も使ってはいけない

と言うことです。

共通テストリサーチを出そうが出さなかろうが、別にみなさんの合格率にぶっちゃけあんまり関係ないじゃないですか。勿論、出さなきゃいけないんだったら出したら良いと思うんですが、

僕はぶっちゃけ行かん方がいいと思っています。

行って良いことってあんまりないので。ダラけたり、みんなネガティブな空気を撒き散らしているばっかなので、そんなことをやってるくらいなら、点数を上げるために、

  • 1日でも1問でも多く過去問を解いて、
  • 皆さんが普段からやってる教材を反復して、
  • 点数を上げるために、1分でも多くの時間、そしてエネルギー、集中力、やる気、モチベーション、活力を使っていく

べきだと思います。学校に行くと、おしゃべりしたりだとか、言ったら悪いんですが、傷を舐め合ったり、「オレも出来なかった」みたいな慰め合い、

「みんなが出来なかったんだから大丈夫かな」

みたいな、余計な安心感に浸ってしまうんですね。僕はやっぱり、自分自身のメンタルの弱さを自覚しているので、そういう環境に行ったら絶対ダラけるということを自分自身が分かっていたので、絶対そういう所には身を置かないようにしていました。

あえて孤独に身を置く。もちろんそれは本当の孤独というよりは、自分で主体的に選んだ孤独ですね。あえてこの瞬間には、孤独を選んだ方が良いと思いますね。

僕は「孤高」と表現しています。

多くの人は、不安だからつるんだり、不安だからおしゃべりをしたり「馴れ合い」を選んでしまうんですけど、勿論それが絶対ダメだとは言いませんが、本当に合格したいんだったら、ここから逆転合格したいのだったら、今はそういうことをやらずに、今は「独り」で。

なんで点数が取れなかったのか?

共通テストがうまく行った人は油断せずに勉強すれば良いですが、思うように点数が獲れなかった人も、それ自体は別に落ち込む必要もないし、サッサと切り替えれば良いんです。

ただ現実的には、なんで点数が取れなかったのか。そこはちゃんと向き合った方がいい。反省しろとか落ち込めって言うことではなくて、今までの普段の勉強に何が足りなかったのか、それは冷静に向き合ったほうがいいと思います。 

  • もっと本番を意識した練習をすべきだった。
  • もっと制限時間に厳しくすべきだった。
  • もっと反復練習をしていれば緊張しても問題が解けたのでは?
  • 基礎力は足りていたか?
  • 過去問だけでなく、参考書の反復・暗記は足りていたか?

など、これからに向けての反省材料として、テーマをちゃんと見つめて課題を洗い出して、10個ぐらいバーっと紙に書き出して、

「じゃあこれを今からやろう!」

というのは、今、やってください。
落ち込むっていうのははっきりって意味がないし、まぁ落ち込んで勉強しなくなると言うのは「逃避」だと。厳しい言い方をすると、そういった落ち込むとか【ノンフロ】になるネガティブになるバッドになる、これは全部勉強しないことへの言い訳になると思って、切り替えてやってほしい。

あえて厳しい言い方をしますが、そういうふうに切り替えてやっていかないと、どんどんメンタルが下がる方向にみんな気持ちが行きがちなんで、

「さっさと勉強する」

「すぐ切り替えて勉強する」

「最終的に合格する」と決める

共通テストが悪かろうが、私立一般入試でちゃんと取ればいいだけの話です。

まぁ僕もですね、はっきりって共通テストの得点より私立一般の得点の方が得点率高かったんです。

「共通テストがどうしても苦手」って言うタイプもいるだろうし、私立がっつり勉強して対策してきた人にとっては、共通テストより私立の方が点数が断然獲れると言う事は全然ザラにあります。

もちろん共通テストも獲れて私立も獲れた方が優秀でしょう。でも、そんな完璧に何でもかんでも全勝する、すべての試験でうまくいく受験生はなかなかいないんです。そんなの全体の数%と僕は思います。

まぁ難関大学合格した人も勝率で言うと100パーとかじゃないわけですよ。50パーとか10パーかもしれないわけです

それでも合格すればいいわけです。

1勝9敗でもいいんですよ。大学受験では、最後に勝てばいいわけなので、それを信じてやっていくしかないし、1個1個の試験に落ちたからといっていちいち落ち込んでいては次に繋げられないので、

「最終的に合格する」

と決めて、あるいは信じて、やっていけばいいだけなんです。

反省1秒!

落ち込むからこそ、勉強する。

そしてここからが逆転合格できるかできないかの分かれ目です。

それはほんとに「今日明日で速攻切り替えて勉強できるか」にかかっていると思います。

大人になっても早く切り替えができる人がうまくいくだろうし、仕事もできるだろうし、ずっと引きずっていては良くない。

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反省1秒!速攻切り替える。
行動も切り替えるし、気持ちも切り替える。すぐ勉強する。

気持ちは切り替わってなくても勉強する。

いい意味で心と気持ちを切り離す。落ち込むけど勉強する。「やってしまった」と後悔するけど勉強する。

気持ちとか感情を、勉強しないことの言い訳にしない。最終的には行動は勉強すると言うふうに持っていって欲しいなと思います。

だって落ち込むからこそ勉強するわけだするわけだし点数が悪いからこそ勉強するしないといけない訳じゃないですか。そこで感傷に浸ると人は無意識に行動しない勉強しない楽な方に楽な方に逃げていくように心が動いてしまうものなんです。

そこに一切の言い訳とか行動しない理由をつけないと言う考え方、生き方を選んで欲しいなと思うので、本当にここからが勝負の分かれ目だと思います。

合否は「取り組む姿勢」

共通テスト前以上の勉強を

で、3つ目ののポイントなんですが、共通テストの後に成功する人、あるいは成功しない人というのはいます。

やはり、油断せずに、良い点を取ったとしても、共通テスト前以上により一層勉強する人、共通テストが思うように獲れなかったとしても、必死こいて勉強する人が、奇跡の逆転合格を果たすことができると思います。

一昨年の受験生で印象的な女の子は、国公立医学部志望だったんですが、その子は何浪もしていた、今年がラストチャンスみたいな多浪生でした。

国公立医学部と言うのはボーダー85%以上なんです。85%以下だったらかなり厳しいと言うふうな点数なんですが、彼女は8割ジャストだったんですね。8割ジャストっていうのは、国公立に関してはもう絶望的なんです。ムズいなって言う感じでかなりショッキングで、ずっと泣いていて、本当にもう自暴自棄になっていたんですね。

で、私立の医学部が共通テストの直後にあるんですが、切り替えられずに、どんどん落ちていく。実力的には私立大学には合格できる実力あったはずなんですが、ことごとく全部落ちました。それは明らかにメンタルが原因だったというのがあると思うんですが、全部落ちてですね。

後はもう国公立の二次試験1個しかない。もうどうする?みたいな。ボーダー的には圧倒的にビハインドなんです。

一応受験はできるけど圧倒的なビハインドを背負った状態で本当に文字通り、泣きながら勉強していました。本当に毎日、ちょっと絶望・・ぶっちゃけ希望ないよ・・という状況でも、必死こいて勉強してたんです。

 

そしたら二次試験当日、
問題をパッと見たら、直前勉強した数学の問題集に載ってた問題が、
ほぼそのままパッと出た。

数学って1題でも知っている問題が完答できたら、それだけで10点20点と点数が上がるんです。急に点数が上がっていくわけですね。1割2割、急に点が上がるんです。

しかも知ってる問題だから、5分で解ける。5分で解いたら余った10分15分で、さらに他の問題にじっくり時間を使えるんで、本当に、1題知ってる問題が出たら、それだけで点数が2割とか3割上がっていくわけですね。

それで彼女は逆転合格できた。国公立大学医学部に合格できた。

本当に絶望的だった、本人も希望を見出せてなかったんじゃないかなというくらい、ぼろぼろのメンタリティーでそのあとの二次試験もやっていたんですけど、それでも勉強してた。諦めずに勉強していた。

偶然とも言えると思うけど、直前に必死こいて、完璧にするぞって言う気合でやってなかったら、仮に知ってる問題が出ても点数が獲れなかったはずなんです。多くの受験生は、「これ、知ってるけどなんだっけな」って言って、問題獲れないわけじゃないですか。

あなたがやるべき事は、

今までやってきた勉強の復習、そして過去問を解く。

今までやってきた共通テストもそうですし、私立の過去問とか入試の問題で出たものは全部完璧に、「次も出る」と思ってちゃんと反復する。徹底的に理解し直すと言うことをやって欲しいなと思います。それができたから彼女は、最後の最後で自分ができる問題を引き寄せたと言う見方もできると思うし、実際、逆転合格もできたんだと思います。

そういった例もあります。

諦めたか、諦めなかったか、の差ですし、最後に合格を信じて、1%でも望みがあったら、それを信じて、合格を手繰り寄せられるような勉強をしてほしいと思います。

本気で。最後の最後まで。

ここまできたら情報とか技じゃないと思うんですね。

本人が死ぬ気で、「合格したい」って言う気持ちです。

心理戦の部分でほんとに合否が決まってくると思います。単なるテクニックとか勉強法で合格できるんだったらみんな合格できてますよ。これだけ勉強法やいっぱい情報がいっぱい出回っている世の中で、勉強法だけで合格できるんだったらみんな合格できると思います。でも実際そんなことないわけです。

何が差か?

それは学び方であり、試験への取り組み方、もっと言うとその人自身のメンタル、本当に合格したいって言う、本気度です。

ぶっちゃけ、多くの受験生が「本気」とか言って、本気じゃないわけです。本気で強く合格したいと思ってる人はごくごく1部で、実際はすぐ諦めてしまったり、点数が悪くて落ち込んでしまったりって事になるんです。そうなってもいいけど、

最後にはあきらめない。結局最後は勉強する。

と言う風に、最後の最後まで諦めず、そして行動に実際にうつせる人が、これからの差になってくる。共通テスト後の、うまくいく・いかない、の差になってくるんじゃないかと思います。

これから出会うすべての問題を、完璧にする。

「これは全部出ると」思って、一個一個、甘くかからずに、こんなもの出ないだろうと思わずに。もちろん、スゲぇ難問とか奇問はスルーしてもいいかもしれません。

ちゃんと取れるはずの問題、理解できる問題に関しては、絶対に完璧にして、絶対に1題1題丁寧に、いっぱい数を、解き散らかさずに、丁寧に勉強すると言うふうに是非やってほしいと思います。

というわけで今回、共通テストが終わった後に
どんな心構えでやっていくべきか、簡単に3つご紹介しました。

ちょっと精神面での話が多かったと思いますが、

実際具体的に、どうこれから計画立てようかとか、過去問とこうとか、そういった具体的な話は知ってる人も多いと思うんで、僕はメンタルの面でどういった考え方、心構えでやっていったほうがいいかと言うことを特に話させてもらいました。

ぜひ引き続き僕も直前期ならではの話もしていこうと思いますので、これから私立二次試験、後期試験までの時間、この共通テスト前までの勢いを殺さずに、いちいち下げずに、むしろ上げて上げて、

この1ヶ月で成績は1割2割と上がりますから、上がると言う気持ちで、上げる!と信じて、

「上げる!」と決めて、勉強してほしい。

最後まで走り抜けてほしいと思います。

それではありがとうございました。

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