こんにちは!受験コーチの与那嶺隆之です。

今回は9月から本気で逆転合格したい!という人のための話をしようと思います。 

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9月から逆転合格する基本戦略

この文章を読んでいる受験生の中には、国公立、私立、文系、理系などいろんなタイプがいると思います。ここでは、どんなタイプの受験生にも当てはまる共通の戦略を書いていきます。

まず大事なことは、大学入試本番において必ず取るべき問題で得点できるようにすること。国公立受験生は、共通テスト高得点をまず目指しましょう。

早慶上智やマーチの大学を受験する人でも、共通テストで8割は取れないと正直話になりませんから、共通テストを1つの指標として勉強すると良いでしょう。共通テストは基礎知識を中心とした問題で、基礎固めにも最適ですからオススメです。

英語と数学

  • 単語+熟語+英文法(レベル別1〜4等)+構文+音読+共通テスト過去問演習5年分〜10年分
  • 白チャや元気が出る数学(バイブル本)+共通テスト過去問演習5年分

英語と数学ともに基礎固めしたら共通テスト演習をしましょう。もちろん共通テストレベルまで勉強してください。

英語

英単語なら4000語レベル。ターゲット1500まで、シス単なら1200個まで。キクタンでいうとBASICです。熟語も600〜1000個は覚えましょう。英文法はレベル別英文法4、長文もレベル別英語長文4まではやっておきたい。

その上で共通テスト過去問演習。いきなりではなくて『改訂版 共通テスト英語読解の点数が面白いほどとれる本』などを勉強してもいいでしょう。共通テスト特有の知識・テクニック・解法を学んでから過去問演習した方が効率的です。

数学

数学なら学校の授業や予備校のテキストで勉強している人ならいきなり共通テスト過去問演習をしていってもいいでしょう。基礎固めが足りないと感じるなら白チャートや元気が出る数学、あるいはチャート式共通テスト数学(緑チャート)をサクッと勉強してから過去問演習に移ってもいいと思います。

さらに高得点を目指す人(9割必須)の人は『共通テスト数学の裏ワザ』でテクニックを仕入れてから過去問演習に取り組むのもいいでしょう。

国語・理科・社会の秋以降の戦略

それぞれの科目で共通してとるべき戦略は

  • 基礎バイブル本1冊+共通テスト過去問演習

このシンプルなものです。余計なことは一切しない。基礎レベル(共通テストレベル)の勉強をしたらさっさと共通テスト演習に移りましょう。理由はいろいろありますが、まず国語理科社会は英数に比べてそんなにやるべきことが少ないので、何かしら参考書を1冊勉強したらすぐ共通テスト演習に以降できると思います(古文は別)。

国語カリキュラム

現代文は基本漢字(『パピルス』や『入試漢字マスター1800』など)と評論語句は押さえておきましょう。それと『田村のやさしく語る現代文』『入試現代文へのアクセス』など基本的な参考書を1冊仕上げたら、共通テスト過去問に入りましょう。読解法がイマイチ入っていないなら船口先生の『決める!共通テスト現代文』を先に勉強しておくといいでしょう。

古文は古文単語+文法をサクッと仕上げてなるべく早めに音読勉強に移りましょう。『古文読解ゴロゴ』などで単語文法を復習しながら古文を音読して慣れていくのがオススメ。高校生なら教科書の古文を音読してください。つぎに『共通テスト古文満点のコツ』など共通テスト古文に特化した読解テク本を読んだら準備は完了。共通テスト過去問演習に入りましょう。

漢文は『ぶっつけ共通テスト漢文』『共通テスト漢文8本のモノサシ』などで十分。あとは過去問演習をやりまくって10分〜12分で満点!を目指しましょう。

理科カリキュラム

高校生なら授業・ノート・プリントを暗記したら共通テスト過去問に入っていいでしょう。足りない分野だけ参考書でカバーしましょう。『セミナー』『重要問題集』を使っている場合は要注意です。難しすぎて共通テストに対応していませんから、コンパクトで薄い参考書をがんばってやっておきたいです。

化学・生物・物理・地学(高校生)

  • 教科書→共通テスト過去問

理科は教科書が非常に優秀なので教科書を完璧に読み込みましょう。そのあとは共通テスト過去問です。過去問演習をしていて明らかに足りないなと思ったら適宜参考書で補強してください。

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化学・生物・物理・地学(浪人生)

  • 生物早わかり一問一答2冊(基礎・無印の2冊)→教科書→過去問
  • 化学早わかり一問一答2冊(基礎・無印の2冊)→教科書→過去問
  • らくらくマスター物理orエッセンス→教科書→共通テスト過去問
  • 地学基礎 書き込みサブノート→教科書→過去問

1冊目はノート型教材でも一問一答型でもOK。とくに生物と化学の2冊の一問一答を完璧に覚えて演習をして共通テスト8割以上得点した受験生もいますから、知識的には十分ですよ。一問一答を覚えたらなるべく早めに共通テスト過去問やマーク模試で演習しまくりましょう。15年分はやってもいいと思います。

社会カリキュラム

世界史

  • 一分間世界史→共通テストへの道→共通テスト過去問20年分

高校生なら授業やプリントでベースの勉強をして、いきなり共通テストへの道を覚えましょう。コンパクトに共通テストレベルの全時代の知識が入ります。教科書だけ読んでも、共通テスト特有の正誤問題に応えられる形で知識を覚えないといけませんからどんどん問題演習をするのが社会のコツです。

日本史

  • 一分間日本史→共通テストへの道→共通テスト過去問20年分

日本史の人気教材といえば東進ブックスの一問一答ですが分厚いので最速で共通テスト高得点を取るには意外に不向き。得意な人ならいいですが苦手・そもそも高得点不要(英数勝負)の大学学部、現役生とかならコンパクトな教材を使うべきです。

地理

  • 山岡地理b教室→共通テスト過去問

地理のポイントは、最低限の知識の暗記と、地理的思考力の養成です。気候、海流、産業などが有機的につながっていることが、地理を得意にするために必要なことです。

地理B教室を読めばその地理感覚がつかめるので、読んだ後に他の共通テスト本を使って練習していきましょう。ただ暗記するのではなくて、なぜその答えなのか?地理的思考力を使って回答していきます。

地理的思考力の養成は「共通テストのツボ地理」もオススメです。共通テストの問題を通して、生き方の考え方や発想方法を学べるので、過去問演習の前に取り組むのもありです。

公民

  • みんなの共通テスト教科書+過去問

公民は、授業や教科書や一問一答を覚えたら、あとはひたすら問題演習をしていけばいいです。覚えるものが少ない分、より省エネで勉強することが求められます。

公民に時間を使っていては、歴史や英語数学国語に時間を使えなくなってしまうからです。

とにかく省エネ&最短で共通テスト演習をしろ!

これまで全教科の共通テスト高得点の戦略を帰ってきましたが、意外と勉強する教材の量が少ないことに驚いたかもしれません。近しい共通テスト8割から9割を取るならこれぐらいの勉強の話でも充分です。

もちろん共通テスト過去問は完璧になるまで何回も何回も反復するべきです。参考書の冊数のイメージよりも多いかもしれません。

しかし、消えるのは、多くの受験生がやっている勉強よりもはるかに効率が良いこと。そしてショートカット、合格まで最短ルートで点が取れるであることです。

受験は時間との戦いです。難しい教材ばかりやっていて身につかず、点数につながらないような勉強からは本日限りでおさらばしてください。

半年あれば受験は十分に間に合う

そして半年あれば、本気で勉強すれば間に合います。「間に合いますか?」という質問がよく来ますが、その質問自体がナンセンス。「間に合わせる」のです。過去、9月から本気で受験勉強を初めて、大阪大学に合格した榧くんという男の子がいました。

彼は勉強をスタートする時期が遅かったですが、その分猛烈な勢いで勉強していました。妥協なく高い集中力で勉強していました。そして勉強法を疑わず愚直に実践。だからこそ短期間で急激に成長したのです。

これからの受験勉強は心理戦です。メンタルで負けた人から脱落していきます。メンタルを強くしていってください。そのためには良い情報に触れ続けること。抽象度の高い視点を手に入れてください。

ぼくはYouTubeやブログ、メルマガでそういった高い視点を伝えています。合格する受験生の高い感覚を伝えていますから、単なる勉強法やノウハウを知るのではなくて(それだけじゃ受からない!)、ぜひ定期的に見るようにしてください。

それではあなたの合格を祈り、精一杯応援しています。ではでは!

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