共通テストまであと一ヶ月となりました。
今回は、共通テスト60日前から勉強法・マインドセットをお伝えします。

共通テスト対策で必ずやって欲しい3つのポイントは、

  1.  共通テスト過去問を5年分解く+弱点を発見して、バイブル本(勉強のコアとなる基礎の問題集)を反復
  2.  一分野短期集中
  3.  脱完璧主義

です。

スポンサーリンク

①共通テスト過去問5年分⇔バイブル本の復習

まずは、共通テストの勉強で全科目必ずやって欲しいことは、共通テストの過去問を最低5年分解いてくことです。
どんなに時間がなくても基本的に最低5年分は解いて欲しいです。

そして、解いた過去問を問題も解答も覚えてしまうぐらいやり込んで反復してやり込みましょう
これを「丸呑み」といいます。

問題を徹底的に分析・研究!

そして問題を徹底的に分析・研究して共通テストの傾向を掴んで下さい。

過去問を解いてみると、自分の弱点が分かると思います。例えば、英語の第6問、第4問が苦手だな、数学の確率が点取れないな、微積が難しいなという具合に。

弱点分野を徹底的に復習!

次は、過去問で発見した自分の苦手なところをバイブル本(勉強のコアとなる基礎の問題集)で反復・総復習して学力の穴をうめていきます。

英語の文法が苦手だな、と思ったら文法の参考書を全部総復習してみる。さらに言うと、やたら仮定法間違えるな、など苦手な部分を発見したらその部分を反復して完璧に覚えなおす。

過去問解く→バイブル本で弱点補強、基礎を固める

という勉強を軸にして、繰り返して欲しいです。このサイクルを回すことで、確実に得点が上がっていきます。これからの60日間はこの勉強法は、過去問を解いて弱点を発見して、バイブル本で弱点を補強する勉強をひたすらやっていきましょう。

だだ、まだ、バイブル本が完成していない人は、バイブル本にしている参考書で、8割~9割取れるように反復してから過去問を解くといいでしょう。

② 一分野短期集中で攻略!

そして、共通テスト過去問を解いて弱点を発見したら、一分野短期集中で一気に大量演習をおすすめしています。
5年分過去問を解いて、感覚を掴むためにもっと問題を解く必要があるな、と思った時に、1年分2年分などと各分野の問題が含まれる年度ごとに問題を解くのではなくて、一つの分野を何年分か一気にやるという方法です。

確率分野を3日で10年分解け!?

例えば、数学で確率が苦手で、大量に問題を解いて感覚を掴んだ方がいいな、と思ったとしたら、確率の分野だけを3日間で10年分やります。
三角比の問題が苦手なら三角比の問題を15年分解きます。
微積がすごく大事だなと思ったら微積を10年分解くなどです。
大量の問題を集中して、3日間など短期間で解きます。

超短期詰め込みで感覚を飛躍させろ!

一気に同じ分野を解くことで、問題を解くコツが掴めます。
そして、一気に解いた分野は得意分野になり、その分野の問題を解く時間が短くて済みます。
そうすると、その分の時間を他の分野の問題に充てられるので、一つ得意分野を持つことで点数が取りやすくなります。

英語だったら、第5問や第6問は配点が高く重要だと思います。
では、第6問を解くのに今まで20分かかっていた人が、
たくさん練習して10分で解けるようになったとしましょう。
(最初は僕も共通テストの第6問を解くのに20分や25分とかかっていましたが、最終的には)

練習に練習を重ねて第6問を10分という元々かかっていた時間の半分で解けるようになったことで、他の1から5までの大問に余裕を持って解けるようになり、他の大問の正答率も上がります。
一つの大問を極めるというのは効果的な勉強なのです。

国語でいえば、漢文を15分程度で解く人がいる人は、漢文を得意な人は10分で解きます。
その分評論文の問題に使います、ということが出来きます。

スポンサーリンク

このように、一つの分野を極めて短く正確に解けるようにしたら、その分他の分野にも波及して、点数が上がります。

もちろん、明らかに足を引っ張っている分野は補強して下さい
これは「守りの勉強」になります。

さらに、武器になる分野、得意分野を極めて非常に速いスピードで正確に得点できる分野をつくることで、確実に得点を上げられてきます。

このようにして、

明らかに足をひっぱる分野を補強(守りの勉強)+得意な分野をつくる(攻めの勉強)

ということをやって欲しいと思います。

③ 脱完璧主義

大学受験全般において、私立の入試でも一般入試でも、全部の教科、全部の分野、全部のレベルを完璧に出来るようになる日なんて絶対に来ません

それをやろうとしたら、とてつもない時間がかかります。(全部完璧にしようとしたら2,3年かかってしまいます!予備校の先生でさえ、一つの科目しか担当していないのです。)

だから、割り切りが必要です。
配点などを考慮して優先順位を決めて、メリハリをつけて勉強しましょう。
ある程度まで勉強して割り切りをして難しいところには手をださない。
共通テストより難易度の高い内容には手を出さなくていいです。

共通テストの問題は教科書レベルですが、その中でも基礎的な問題だったり、絶対に落としてはいけない問題と、やや難しめだったり配点が低い問題もあります。

配点の高い分野を優先的にやろう!

例えば、共通テスト英語の発音アクセントの問題は、どれだけ完璧にやったとしても10点程度しか得点できないのです。
発音アクセントは二次試験や私立入試でも出題されるかどうかも考慮して、共通テストしか出題されないのであれば、そんなに勉強する必要はない、ということになります。

もし第5問・第6問長文の部分がまだしっかり得点できていないという場合であれば、長文はどんな大学でも出題されるのですから、発音アクセントよりも長文の勉強をやった方がいいでしょう。長文でしっかり点を取れるようにして、発音アクセントは最悪手が回らなくても3日前から見て何とかする、という割り切りが必要です。

どの分野も中途半端になってしまうよりは、きちんと長文で得点を取れるようになった方が良いと思います。

優先順位は科目によって、人によって変わってくると思うので、研究して戦略を立てましょう。
まずは最低限の得点を出来るように、弱点、未修の部分を早くゼロにするとよいと思います。

未修の分野をなくしていくことをおすすめするのですが、未修の状態から50パーセントまでやってそこで切り上げる、といった見極めも必要です。

8割を9割に伸ばすのは大変!

例えば、英文法を40点程の配点だったとして、30点まで伸ばすのは簡単ですが、その後30点から40点にするというのは色々な勉強をする必要があって、その10点を伸ばすよりは、長文の勉強をした方がいいと思います。

そして、他の科目の優先順位や残り時間的な都合を考慮して勉強していきましょう。

数学が全分野は間に合わないな、と思ったら、確率だけは点数を取れるようにする、微積だけは出来るなどと確実な分野をつくっていくといいと思います。

理想は大事だが現実的観点も持て!

理想は全部完璧に出来ることですが、現実的には中々そうはいかないので、確実に点数が取れるように、慎重に時間配分や優先順位を考えて勉強していきましょう。

科目や分野の優先順位は、配点や点数の取りやすさからから考えるといいでしょう。

ということで、これから共通テストに向けてどういった勉強をしていったらいいのかということをまとめました。

  1.  共通テスト過去問を5年分解く+弱点を発見して、バイブル本(勉強のコアとなる基礎の問題集)を反復する。
  2.  守りの勉強として弱点の分野を補強しつつ、攻めの勉強として一分野短期集中して、確固たる武器になる分野をつくる。
  3.  完璧主義を辞めて、優先順位の高い科目や分野から勉強する。

以上の3つを実践して、共通テストでまであと60日間、全力で走り抜けて欲しいと思います!
それではありがとうございました。

スポンサーリンク