生物の勉強法を説明します。
勉強法の説明をする前に、その前に、生物という科目の性質を理解しておいてほしいです。
生物は物理や化学に比べて暗記量がとても多いです。また応用問題も多いです。
そのため、生物は勉強した割には高得点が比較的取りづらい科目です。
ですから、全科目をふまえた戦略を考えて、生物に取り組む心構えとして
- 生物を勉強しすぎてはいけない(内容が深すぎるので、勉強にハマるほど得点が下がりやすい
- 理系の人は化学で高得点を目指すべき(生物に時間をかけすぎるな)
- 文系の人はあくまで英数国の主要科目で高得点を目指すべき(生物に時間をかけすぎるな)
- 効率良く勉強すれば共通テストで8割以上得点できる
ということを覚えておいてくださいね。
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序盤の生物の勉強ポイント
- 生物の全体像を把握すること
- 教科書レベルの基本用語を正確に覚えること
- 教科書レベルの用語の説明ができること(例:触媒とは?)
基本的な用語が頭に入っていないと、
教科書を読んでも、参考書を読んでも内容を理解できません。
まずは全体像を把握して、
基本用語を覚えていくことを心がけましょう。
文系の共通テスト生物基礎対策
①WEB玉塾の生物アニメ(無料)
生物は化学と物理に比べて、
文系受験生でも理解しやすい性質の科目ですが、
分量が多く暗記に苦戦することも多いと思います。
玉先生のアニメは初心者にもわかりやすく
短く観やすい構成の動画をたくさん収録してくれています。
これを無料で公開するのはすごいです。
- 0話「WEB玉アニメって?」
- 1話「生物の細胞」
- 2話「DNAの歴史」
- 3話「生きるエネルギー」
- 4話「植物の生存環境」
- 5話「植物の遷移」
- 6話「動物の生存環境」
- 7話「生物の危機」
- オマケ「顕微鏡の使い方」
文章として生物の全体像を把握しておきたい人は
以下の本も併せて読んでおくことをオススメします。
この本を3回ほど通読しておきましょう。
生物の全体像がつかめます。
②基本用語の暗記
次は生物の基本用語を暗記します。
ウェブ玉はアニメがわかりやすいこともさることながら、
以下のテキストが非常に優秀なテキストになっています。
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- ☆生物高速暗記問題種(400問×2の暗記シート)
このテキストか、以下の2冊のうちどれか1冊を進めましょう。
一問一答形式が好きな人は早わかり一問一答。
ノート型教材が好きな人は必修整理ノートを使いましょう。
③共通テスト対策・過去問・マーク模試問題集
時間に余裕のある人は以下の参考書を勉強してから
過去問演習をしていきましょう。
共通テスト過去問は赤本か黒本を使って
15年分を目安に解きまくりましょう。
『面白いほど』で学んだ解法や考え方を
共通テスト過去問を使って実践していきましょう。
ここまでの学習で、共通テストの生物基礎なら
高得点を狙えるでしょう。
理系の生物対策
序盤
序盤の進め方としては生物基礎プランと同じです。
用語暗記のテキストは以下の「生物」範囲のものを追加で覚えていってください。
中盤
中盤では私立・二次レベルの知識を身につけるために
以下の参考書を勉強していきましょう。
『問題精講』はまず「必修編」のみを取り組みましょう。
必修編だけでも、生物が易しい国公立大学の二次試験に十分対応しています。
生物が難しい大学など、過去問を解いてみて
もうすこし必要だなと感じたら実戦編まで学習しましょう。
進め方は以下の通り
- 自力で解いてみる⇒答え合わせ⇒解説を読み復習
- セルフレクチャー(解法を口頭で説明)⇒解説を読み復習
- 自力で解いてみる⇒答え合わせ⇒解説を読み復習
- セルフレクチャー(解法を口頭で説明)⇒解説を読み復習…
というふうに「問題を解く」「セルフレクチャーだけする」という2つのやり方で
交互に進めていってください。
ここで大切なことは
- 基本問題で絶対に落とさない
- 基本パターン問題を瞬殺できるようになるまで反復練習する
- スラスラと解説できるようになるまで復習すること
共通テスト過去問演習も上手くまぜながら、
共通テストでは8割以上をコンスタントに取れるように勉強していきましょう。
終盤
終盤ではズバリ「教科書」をマスターしましょう!
「教科書をマスターすればどの大学でも合格できる」
と言ってもいいほど、教科書は最高の教材です。
共通テストも、私立も国公立の問題も、
あらゆる問題は教科書をマスターしていれば解けます。
「最近の入試問題は教科書レベルを超えている」という声も聞きますが、
よーーーく入試問題の難問を見てみてください。
教科書の知識の範囲内で解けるように工夫されています。
教科書を読みながら、
- 用語を説明できるか?
- 図、表の意味を説明できるか?
ということなどに気をつけてみてください。
最終的には
- 共通テスト過去問⇔教科書
- 私立過去問⇔教科書
- 国公立過去問⇔教科書
というように、教科書を過去問を往復していくことです。
教科書をマスターすれば生物は攻略完了です。
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