世界史は、独学でも十分攻略できる科目だ。しかし独学で勉強を進めるためには、独学しやすい参考書をうまく選ぶ必要がある。 一般的には有名で人気の参考書でも、世界史の初級者や独学者には使いづらいものもある。

一方で、独学者には必ず使ってほしいテキストもある。『流れ図で攻略詳説世界史B』は「タテの流れ、ヨコのつながり」を自分で理解して覚えることの出来る優秀な参考書だ。

こういったテキストを積極的に使うことで、独学でも早稲田や慶應大学に合格できる実力を身に付けることができる。 世界史の参考書には大きく分けて以下の5つに分類することができる。

  • 流れ理解本
  • 教科書(テキスト)
  • 一問一答
  • 問題集や論述問題集
  • 資料集や年代暗記、文化史対策本

それぞれのタイプの参考書を紹介していこう。

世界史の流れ理解本

世界史の流れやイメージをつけるためのマンガや詳しい解説の参考書がある。

【イメージ形成用のマンガ】

マンガ世界の歴史がわかる本

  

 

 

【講義系テキスト】

タテ・ヨコからみる世界史

 

この本は通読用というよりも一通り流れを把握したり教科書レベルを覚えた人がやったほうが効果は高いかもしれない。

共通テストのツボ世界史

共通テストのツボ世界史は1冊でおおざっぱに流れをつかむことができる講義本。歴史の流れ本は分厚くなりがちだが、この本なら割と短期間で通史を終えることができるのでオススメ。

 

ナビゲーター世界史B

『ナビゲーター世界史B 』シリーズは国公立志望者や、世界史が比較的苦手な人におすすめ。

   

 

青木世界史B講義の実況中継

『NEW青木世界史B講義の実況中継』シリーズは細かい用語も収録しているため難関私大志望者向け。

 

    

 

世界史の教科書型テキスト

流れ図で攻略詳説世界史B

『流れ図で攻略詳説世界史B NEW』は、左ページにタテの流れと各国の関係(ヨコ)をフローチャートで図式化した「流れ図」、右ページに教科書のような文章に重要語句を穴埋めにしたテキストだ。

独学で世界史を勉強する人は、ぜひこのテキストを使用してほしい。もちろん、独学でない人も、このテキストの流れ図は非常に活用できる。教科書や予備校のテキストを使っている人は、このテキストの資料集版である『流れ図 世界史図録ヒストリカ』を使用するとよい。

 

書きこみ教科書詳説世界史 世界史B

『書き込み教科書詳説世界史』は山川出版の教科書の、太字を空欄にしたテキストだ。学校の定期テスト対策から受験まで使用できる。

教科書を全て覚えることができれば、共通テスト9割・マーチで合格点を取れると言われている。もちろん個人差・演習量の差で違いはあるが、大方間違っていない。 したがって、すべての世界史受験生の目標は、教科書を完璧に覚えるということに尽きる。頑張って覚えよう。

 

各国別世界史ノート

『各国別世界史ノート』は教科書レベルの、「タテ割り」のノート型教材だ。教科書とは違い、各国の歴史を古代から現代まで通して勉強することができる。

教科書はタテを一気に叙述するスタイルではなく、地域が行ったり来たりするので、こういったテキストを使用して一国の歴史を一気に勉強することも重要だ。教科書の代わりにこちらを覚えても良い。 Z会の『用語&問題2000』もタテで覚えられるので、このテキストか一問一答のどちらかを使えばよい。 その他の教科書型テキストとしては以下のようなものがある。

 

世界史の一問一答

1分間世界史1200

1分間でサクサク繰り返して覚えていくコンセプトの1分間世界史は初心者の人でも十分に取り組みやすい仕組みになっててオススメ。用語も1200と少なめだからこそ基礎用語をきちんと覚えることが出来る。

 

入試に出る 世界史B 用語&問題2000

『入試に出る 世界史B 用語&問題2000』はZ会出版の一問一答。タテごとに収録していること、入試で問われる形で出題されること、要点や流れのまとめが掲載されているなど、他の一問一答より使いやすくなっている。 たいていの試験はこの一問一答を覚えれば十分だ。 

 

世界史B一問一答 完全版

『世界史B一問一答完全版』は東進の一問一答。Z会が2000語収録に対して、本書は3500語オーバーと高い網羅性を誇る。 ハッキリ言って量が多すぎる割に無駄な知識が多いのでおすすめできない

早慶上智志望の人で、やることがほとんどなくなった人が、更なる上積みとして使うと良い。たいていはZ会の一問一答や100題で事足りる。

 

世界史の問題集や論述問題集