この本は英文法と語法が合わせて1000題(実は1200題)収録した非常にボリューミーな問題集。
ネクステージを覚えた後に、さらに文法(特に語法)知識をインプットするために使用すると良いでしょう。
通称『桐原1000』の問題内容や使い方を解説します。
基本スペック
- [ジャンル]文法問題集
- [問題数]1000+200題
- [難易度]早慶レベル
- [必要学力]ネクステ程度の知識
- [到達レベル]共通テストマーチ⇒早慶
- [勉強期間]1か月~2か月
- [使用目的]ハイレベルな文法・語法問題を解けるようにするため
- [勉強目標]各問題を根拠を持って即答できる
- [対象者]早慶上智および難関大学志望者
『桐原1000』は大量の文法語法問題が収録された問題集です。1冊目として使うのではなく、2冊目として使用するのが普通。
早慶志望者が人気だからという理由で1冊目として使用するのが目立ちますが、それだと共通テストレベルの知識が抜ける危険性があるのでおススメしません。
また、イディオムや会話表現、語彙などは抜けているので、その意味でもまずはネクステなどを1冊しっかり勉強しておいた方がいいでしょう。
解説は詳しいので、早慶上智志望者が文法語法知識をガッツリとインプットするときに使用するといいと思います。
『即ゼミ』と比較すると、やはりこちらの方が詳しいですが、そもそもコンセプトが違いますね。ランダム演習をしたい、あまりゴチャゴチャ考えずに暗記したい人は即ゼミがいいと思います。
使い方と手順
- 構造把握して和訳を行ってから問題を解く
- 問題を解いて解説を読む(ここまでは作業)
- もう一度問題を解く。なぜその答えになるのかを説明して解く
- 2を何度も繰り返し完璧に習得することを目指して繰り返す
英文法問題を解く時の考え方や勉強法は「英文法の勉強法」をご覧ください。
ネクステと即ゼミとの比較
人気の文法問題集にネクステと即ゼミがありますが、レベルやコンセプトが違います。
- ネクステ:共通テストマーチレベル。1冊目のインプットとして使う。まずはこれをやる。
- 桐原1000:早慶レベル。2冊目のインプット用に。
- 即ゼミ:早慶レベル。ランダム演習用として使うか構文暗記に。
それぞれ自分に合ったテキストを選びましょう。