共通テスト数学のみの問題集で勉強したい。共通テスト数学で7割以上の高得点を取りたい。1か月~2か月くらいで一通り1A2Bを勉強したい。
そんな人におすすめなのが『チャート式共通テスト試験対策数学1A+2B』です。
数学の定番の「チャート式」の共通テスト対策バージョン。
あまり知られていませんが、他のチャート式よりも分厚くないので繰り返しやすい。レベルを共通テストに絞っています。
最難関大学を受験する人以外は、黄チャートや青チャートより『センチャ』の方が使いやすいでしょう。
基本スペック
- [ジャンル]共通テスト対策問題集
- [問題数]基本例題100題+重要例題62題×2、実戦38
- [難易度]基礎~難関:共通テストレベル
- [必要学力]基本事項の理解
- [到達レベル]共通テスト7割~8割
- [勉強期間]使い方によるが2か月程度
- [使用目的]共通テスト数学の基本から応用まで勉強するため
- [勉強目標]各問題を時間内にスラスラ解ける
- [対象者]共通テスト数学で高得点を取りたい人、1冊で基礎~標準まで済ませたい人
『センチャ』は1冊で1A2Bを一通り勉強できる本。基本的な計算から学ぶことが出来ます。
本書の構成
- 基本例題…基本公式を使った簡単な問題(問題の前半部分)
- 重要例題…やや応用的な問題(問題の後半部分)
- 実戦問題…実際の過去問(制限時間アリ)
基本例題
例えば因数分解や平方完成、余弦定理など、教科書の基本事項を学ぶのが基本例題。
ここを先に全て勉強していくのもいいでしょう。基本例題は1分程度でスラスラ解けるようになるまで何十回も反復すべきでしょう。
基本例題に対応するCHECK問題も付いているので、合計200問あります。
重要例題
重要例題は共通テストの問題で言うと後半部分の問題が中心というとわかりやすいでしょうか。
- 放物線がx軸から切り取る線分の長さ
- 放物線とx軸の共有点の位置
- 反復試行の確率の応用
- 軌跡(解と係数の関係)
- 領域と最大・最小
- 三角方程式の解の個数
- 接線の本数
- 区画によって変わる関数の定積分
- 円のベクトル方程式
- 空間図形と内積
- 群数列
- 漸化式
とりあえず基本例題から重要例題まできちんと勉強すれば、1A2Bともに6割程度は得点できるようになるはずです。あとは何度も反復して確実に素早く解けるようにすること。
実戦問題
実戦問題では共通テスト過去問から抜粋。新課程版では実戦問題に制限時間がついていてやりやすくなりました。
対象者、どのように使うべきか
- 普段の学校の授業の復習用として使う
- 直前の共通テスト対策として使う
- 普段の勉強において基礎力を養成するために使う
どんな用途でも使い方さえ間違わなければOK。青チャのように軸として使う事も出来ますし、秋~冬頃の共通テスト対策として使ってもよし。
私はメインテキストとして使いましたが、マセマを先に読んでおけば十分使いこなせると思います。
解説が硬めなので、ちょっと使いづらいと感じる人は過去トレなどを使えばいいと思います(旧課程ですが)。
使い方
- 基礎知識が皆無な人は先に「マセマのはじはじ」を読んでおく
- 基本例題⇒CHECKの順で解く。1分程度で解けるようになるまで何回も反復
- 重要例題⇒問題の順で解く。3分~6分くらいで解けるようになるまで反復
- 実戦問題を解く。
- 1分野をきちんと勉強したら次の分野に移る
- 1Aが終わったら共通テスト過去問を何年分か解いてみる。7割くらい取れるまで復習。
- 次は2B。2Bも同じように進める
- 共通テスト過去問で6割~7割くらい取れるようになるまで復習
1からガッチリ勉強したい人は基本的に全ての問題を解きます。例題だけではなく対応する練習問題も解きましょう。
数学の勉強経験が少ない人は練習問題も解かないと圧倒的に練習量が足りないからです。逆に、基本例題は余裕、という人はCHECKだけやってもOK。
その辺の使い方は前書きの部分に書いてます。